代表ブログフロンティア・フォーラム

日本をよくする提言から多様性を高める主張、ギャップイヤー文化構築提案まで、
多種才々なイノベーター達のエッセイ集

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長谷部和希
武蔵大学社会学部メディア社会学科3年


僕はどこにでもいる"普通"の人間です!
 僕は今までいろんな国でふんどし姿になってきました。これを聞いて読者の皆様は相当な変人に思ったかもしれませんが、僕はヌーディストでもゲイでもありません。特に取り柄もない普通の人間です。では何故僕が海外でふんどしになるのか。それをエピソードと共に簡単に説明したいと思います。


初めて"ふんどし"になった経緯
 初めてふんどしになった国は、インドの南に位置するスリランカ。1昨年の11月のことでした。
僕はそこで子供達のためにバレーボールを教えたり、40足の靴とボールを担ぎ、子供達にプレゼントしたりしました。
スリランカの中部にはふんどし一丁で生活しているヴェッダ族という先住民がいます。彼らはスリランカ人ですが、未だに狩猟・採集をして生活している。そして長老である方は、スリランカの大統領の次に偉いそうです。ということは、「国で2番目に偉い人」です。

 そこで僕は敬意を表すため、"ふんどし"をしめて、彼らの住むスリランカの奥地へと向かいました。その場所は日本人はおろかスリランカ人でもあまり来ないような所だそうです。そしてなんとか面会できそうと分かった瞬間、僕は用意していたふんどしを相手方に見せ、お互いにふんどし姿で記念写真を撮ろうとしました。しかし、ふんどしになった瞬間、長老がこう言いました。

「ここから出てけ!」

 スリランカ人の観光客もいてワイワイだったいい雰囲気が一瞬で凍りつきました。どうやら日本人がふんどし姿をバカにしに来たと勘違いしたみたいです。

 すぐさまヴェッダ族の戦士が僕を囲み、彼らの引率で集落を出ていきました。しかし、どうしても諦めきれない僕は引率してくれた戦士を説得し、なんとか写真を撮ることに成功しました。

 このスリランカでの時間というのは、こんなふうに大きな失敗もありました。しかし、僕にとっては夢を達成した思い出深い期間であり、今までの人生で、一番シンプルに"生きている"実感を味わった期間でした。


バカになれ!
 人間、誰しもが初心に帰ることは簡単そうで難しいと思います。"ふんどし姿"になることは間違いなくバカな行為です。まったくメリットはありません。しかし、そのガキのような感性を僕はいつも思い出したいです。楽しい時は喜び、表現したいときは思いっきり表現する。僕は人生をシンプルに楽しむことを忘れないために、バースデー・スーツに近い"ふんどし"になります。


自分というものを表現する大切さ~"近視眼"な国ニッポン
 僕はギャップイヤーを含めた大学生活で、イギリスに留学、これまでに20カ国以上の国を訪問してきました。そこで一番感じたのは月並ですが、日本という奥行きのない"国の狭さ"です。ロンドンには様々な人種が共存して生きています。他人を批判するつもりはないですが、東京にいると「ヒッチハイクで日本一周しました!」って人に会うと、それだけで「すごい!」と感じるかもしれません。しかし、ロンドンでは「イギリスからイスタンブールまでヒッチハイクしました!」っていう若者やそうじゃない層が普通に"うじゃうじゃ"います。要するに僕らが生きている日本という国は、同じ島国でも、とても"近視眼"で狭い国だと思います。僕は日本を代表する"ふんどし野郎"としてたくさんの面白い人たちと会って、自分というものを表現してきました。


感性は削られてこそ鋭くなる
 そして、最後に偉そうですが皆さんにメッセージを送りたいと思います。
学生よ。ふんどしになry...じゃなかった旅に出て、勉強して、インプットしたことをアウトプットしていきましょう。感性というのはたくさん表現して他人に叩かれ、削られてこそ、鋭くなっていくものだと思います。偉そうですが、僕が言いたいことは以上です。お読みいただき、ありがとうございました。


長谷部和希
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