代表ブログフロンティア・フォーラム

日本をよくする提言から多様性を高める主張、ギャップイヤー文化構築提案まで、
多種才々なイノベーター達のエッセイ集

JUST THE WAY YOU ARE 自分らしくあれ中村舞さん写真.jpg

中村 舞 大阪教育大学中退

たとえば
あたしが「就活」をしたとして
「何を1番頑張りましたか?」と聞かれたら
頭によぎるのは
「とにかく中村舞らしく生きることに夢中でした」という答え。

履歴書のためにではなく
中村舞のために
勉強をしてバイトをして旅をした。


「彼氏」も「世界一周」も「留学」も「大学」も

すべて何の価値もないただの言葉

形もない、ただの言葉にすぎない

言葉に惚れてはいけない

意味を持たせるのは、いつも自分です。


4年前、
あたしの夢は、ある有名国立大学に通うことだった。
それがたった1つの夢。

夜10時に寝て、朝4時に起きて
20分刻みのスケジュールを立てて
人との会話を避けて、毎日16時間勉強した。


そして人生初めて

大失敗をした。


第2志望の大学に行き始めて
大学への期待と憧れがすべて崩れ落ちた。

大学に入ると何かが変わる、という「夢」が無くなって

初めて人生が白紙になった。


今まで中学に行ったら高校、高校に行ったら大学、大学へ行ったら就職

これが「公式」だった。

私は、「もったいない」とよく言われる国公立大学を退学。

そう、やっと気づいた。

大学は「手段」であって「目的」ではない
初めてそう思えた瞬間だった。


多くの人が弱音を吐くのは行動する前。

大学を辞める時、私が一切の弱音を吐かなかったのは、
すべてを可能性に感じたから。

逆境と感じる時こそ、
弱音ではなく
つねに可能性を見い出していく人間でいたい。

日本語教師、通訳、海外ボランティア、外交官、

新しいスタート地点に立ってから、
とにかく自分の頭に浮かべて
ワクワクする方向に歩みはじめた。

知らず知らずのうちに
「外」が見たくなっていた。

いつも影響を受けてきたのは、

周りからの名誉やお金を稼ぐことよりも、

ただ自分の好奇心を満たそうとしたり
どんどん自分に可能性を感じていく
自分に夢中な人。
だから あたしもずっと自分に夢中のままでいよう、と。


19歳の夏
タイへ3週間飛んでいき、
帰国して4日後、グアム1人旅で初ダイビング、
2週間後、北海道で原付を乗りまわし、
1ヶ月後、タイのプーケット島へダイビングのライセンスを取りに出発。

20歳の春、韓国に山登りへ。
夏にヒッチハイクで北日本縦断。

21歳の春
1人でカンボジアへぶっこむ。
夏にカナダ~アメリカ横断の旅へ。
帰国して1ヶ月後、ヒッチハイクで九州を制覇、日本一周完結。

そして北米横断中に
これまでにないくらい旅をもっとしたい、しないとだめだって思った。

無限の可能性と選択肢があるのに
その世界を見ないまま、
このまま自分を固定するのが早すぎる。

1国ごとに価値観が変えられていく。
1国ごとに人生のアイデアが生まれる。

今見えてない可能性に出逢いたい。
もっと出逢いたいと思った。

ヒッチハイクや海外1人旅をしていると
"危ないから""若いから""女の子やから"
で心配されるけど、
怖がってたら冒険なんてできへんで!
いつまでも「女子」を盾に生きてたら表現の幅減るで!
ほんで年齢は関係ない!
夢を持って外に出る若者がもっと増えればいい。
心からそう思っています。

私が、何回も何回も思うこと、そして伝えたいこと。

80歳くらいなってヨボヨボなって
人生ふり返った時に
大学を辞めたことなんてどうでもいい。

自分に正直な人生がいい。
いますぐ告白してもいい。
いますぐ飛び立ってもいい。

ただ1つのルールは、
何年先も周りに感謝を忘れんこと。


JUST THE WAY YOU ARE.
最後まで自分らしくあれ。

プロフィール
中村 舞  
大阪教育大学中退
夢は、貧困者のための施設を併設した旅人のためのゲストハウスを建てたい。
冬はヨーロッパ、春は4度目の東南アジアに行く予定です。
Twitter :おっさん(中村舞)@000700100
Facebook :https://www.facebook.com/mai.nakamura.33483

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