JGAPが紹介されているのは、「国際開発ジャーナル(IDJ)」6月号
の特集「 求む! グローバル人材」(22-25ページ)です。
「大学生を"外向きに"」のコラムで、以下関連部分を引用します。
多くの高校生は苦しい入学試験を乗り越えた後、4月に大
学に入学。学生生活に慣れてきた頃には、早々と就職活動を
意識し始める。高校卒業から大学を経て就職するまでは、意
外に時間がない。そこで、自分の進むべき道をじっくり考える
時間を設けようと導入が試みられているのが、日本版「ギャッ
プイヤー」制度だ。
ギャップイヤーは1960年代にイギリスで生まれた慣習で、高
校卒業から大学入学までの間に約1年間の空白期間を設け、
テーマを持ってボランティアやインターン、国内外留学などに取
り組んでもらう制度のことだ。
日本で最初に導入の動きがあったのが、2006年の安倍晋
三首相時代。当時発足した政府の教育再生会議で、大学入
学を9月にして半年の空白期間を作り、その間に社会奉仕活
動などに取り組んでもらうことが提案された。しかし大学での
導入事例は1ケタに留まり、実際にはほとんど普及しなかった。
改めてギャップイヤー推進の機運を盛り上げようと、早稲田
大学招聘研究員の砂田薫氏が、2011年2月に一般社団法
人「日本ギャップイヤー推進機構協会」を立ち上げた。同協
会は大学就学前後にこだわらない「日本版ギャップイヤー」制
度の導入に取り組むことで、若者の内向き志向の打破と国際
競争力の向上を図っている。
砂田氏はギャップイヤーの意味について、「人は立ち止まっ
て考えたい、人と違う生き方を見つけたい、と考えるもの。ギャ
ップイヤーは後に成長するための準備期間と言える。人材の
国際競争力強化の意味合いでも重要だ」と強調している。

