ギャップイヤー・ジャパンからのニュース・お知らせ

2月6日付北海道新聞付朝刊「月曜討論」のテーマは「大学秋入学」。20120206北海道新聞.jpg

 まず、反対の立場は滋賀大学佐和隆光学長。「有意義な過ごし方ができるのは、裕福の家庭の子のみ。多くの生徒は半年を無為に過ごす可能性がある。そこで、小中高、大学とも一括して3月入学への移行を提案。海外の大学院希望者は3年半で卒業することで、グローバルに対応する。海外の優秀な学生が高い教育・研究水準に憧れ、日本に留学する『よい国際化』を目指すべき。秋入学は、国際化の必要条件でも十分条件でもない」

 それに対し、JGAP砂田薫代表は「世界の7割の入学時期である秋入学導入は、自然。学生や教員の交流を進める土俵に乗るという意思表示。半年ギャップイヤーの導入は、『空白』ではなく『機会創出』。これまで知られているバーンアウトや中退防止の他、自主的な課題を見つけ、解決する人材育成に有用。世界大学ランキングで100位に入っている日本の大学はたった2校。東大ですら30位。日本の大学は『ゆでガエル』と認識すべき。国際化の方向性は間違っていないので、リスクを軽減して進めばよい」