ギャップイヤー・ジャパンからのニュース・お知らせ


 6/4 JGAP協力シンポジウム「日本におけるギャップイヤーの可能性」(主催:ブリティッシュ・カウンシル、明大)の要旨が閲覧可能となった。
 
 以下のリンクからスライドも閲覧できる。

エマ・パーカー氏(BC) 「英国におけるギャップイヤーの概要」
http://www.britishcouncil.org/jp/1_Parker_British_Council.pdf 
※注 エマ氏は、講演の中で、「英国のギャップイヤーは、日本において想定されているものとは異なり、いわゆる"制度"として存在するのではなく、あくまで希望者が自由に選択する"オプション"である」という趣旨のことを話しているが、これはギャップイヤーが従前から"慣習"として定着していることからこのような表現になったと思われる。少なくとも日本では、大学は入学を遅延するという発想はもともと前提になく、ギャップイヤーの概念を理解した上で、「制度」として設けない限り、選択可能な「オプション」も生まれない。換言すれば、"奨学金制度"と同じで、オプションは制度があるから可能になるものであろう。(JGAP)

イアン・スウェイン氏(STA)「"ギャップ" - Great Adventure people - 英国における若者や学生が国内外においてどのように過ごすのか?」
http://www.britishcouncil.org/jp/2_Swain_STA.pdf
 実務者として、大学や雇用側のギャップイヤーに対する評価について、具体的な情報が提供した。現在は年間23万人程度の若者がギャップイヤーに参加しており、その規模は今後も増大すると予測。

廣瀬武志氏(九大)「ギャップイヤー:英国の経験が日本に示唆すること」
http://www.britishcouncil.org/jp/3_hirose_kyushu_university-5.pdf
 ギャップイヤー期間中のプログラムづくりは、産学官民での連携が不可欠で、経済的支援のあり方、雇用慣行の見直しなど、日本において検討すべき課題も指摘した。

芦沢真五氏(明大)「なぜ今ギャップイヤーか -日本型ギャップイヤーの将来展望-」
http://www.britishcouncil.org/jp/4_Ashizawa_Meiji_University.pdf
 ギャップイヤーを経験する学生一人ひとりの学びを長期的に辿るためのEポートフォリオの活用を産学連携の上で進めようとしている現状を報告した。

鈴木敏之氏(東大)「東京大学におけるギャップイヤーの検討状況」http://www.britishcouncil.org/jp/5_suzuki_university_of_tokyo-3.pdf
 ギャップターム活動を学生にとって有意義な体験の機会とするための学内体制の整備、大学間連携、学社連携の必要性を指摘し、学社連携による体験活動推進構想の取り組みを紹介した。

青木優氏(明大学生)「約7ヶ月の世界一周を終えて感じたこと、伝えたい事」
http://www.britishcouncil.org/jp/6_Aoki_Meiji_University.pdf%20
 「多くの町に行ってみたい」「将来世界で仕事をしていきたい」「世界における日本の文化のあり方を知りたい」という3つの目標を持って世界一周旅行を企画したこと、「経済力と幸せはリンクしていない」「幸せってなんだろう」「かれらと僕が違う理由はなんだろう」といった、根源的な価値観の転換を体験し、「人生は日本だけではない」「原体験こそ価値がある」といった見方を得られたことなどを披瀝した。

長谷川知子氏(経団連) 発表資料
http://www.britishcouncil.org/jp/7_Hasegawa_Keidanren.pdf%20
 産業界がグローバル人材に求める素質・スキルや、大学に期待する取組みについて紹介し、さらに、産業界ではギャップイヤーに対して、主体性や職業意識、異文化理解の涵養などの効果が期待されている点などが指摘した。

 最後に、締めくくりとして、ブリティッシュ・カウンシル駐日副代表のアリソン・ビールが、「英国におけるギャップイヤーは、まさに人生の"空白期間"を埋める作業を通して、各自が正規のカリキュラムや職業からは得られないさまざまなスキルを身につける機会であり、社会から支持されている」と概観し、報告者・参加者に謝意を表した。

                                                         以上