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海外ギャップイヤー事情米国編:「ギャップイヤー・ハーバード・カレッジ(Gap Year Harvard College)」が誕生!~ギャップイヤー経験学生によるピア・サポート体制

ハーバード大学生による、これからギャップイヤーを取得しようと考えている入学予定者や学生をサポートするグループ「Gap Year Harvard College」が昨年誕生し、活躍している。ウェブサイト: http://www.hcs.harvard.edu/gap-year/index.html はハーバード大学の就職課のサイトでも紹介されている。

 ギャップイヤーをどう過ごしたらよいかという学生の悩みを解決するために、プログラムや経済的支援などの情報提供、ミーティング、アドバイス、個別の相談受付、そして入学(復学)後のネットワークづくりなど、ギャップイヤーを経験した学生を中心にピア・サポートを行っている。

ギャップイヤーを始めるにあたり、「行き詰って何か良いアイデアが欲しい時は躊躇(ちゅうちょ)しないで気楽に連絡してね。私達は君を食ったりしないよ、君のギャップイヤーを最大限に活かすために力になりたいんだ!」とキャッチフレーズで、学生が気楽に相談できる雰囲気を作り、ウェブサイトで呼びかけている。

毎学期、ギャップイヤーについて相談をしたい学生向けに開かれるミーティング(ギャップイヤー・ギャザリング)には、大学の新入学生部長室からケーキの差し入れが届くこともあり、大学側も学生の自主的なギャップイヤー支援活動を好意的に受け止め歓迎している。

 日本でも大学入学前でギャップイヤーが浸透してくると、このような学内で信頼できるサポート体制が生まれるか注目される。

 ハーバード大は1960年代から、ギャップイヤーのバーンアウト防止効果や修学力向上を認めており、入学予定者にギャップイヤー取得を推奨していることで知られている。このことは、英国でもオックスブリッジで始まったように、ギャップイヤーは「ゆとり」とは対極のエリート層の就学と社会体験・就業体験の「メリハリ」から生まれたことを示している。

(文:JGAPギャップイヤー総研客員研究員 湯上千春)