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海外ギャップイヤー事情 英国編:「ギャップイヤーをする若者を勇気付けるサイトの存在」の巻

ギャップイヤーの初日をどう迎えるか?
 ギャップイヤーを経験するのは、英国では高校を卒業した"大学入学未満"な若者が圧倒的。だから、細かな心のシュミレーションをコンサルや関連メディアが担うケースもある。ギャップイヤーの関連ウェブサイトは、数多くある。典型的なケースとして、指南書「ギャップイヤーの初日をどう迎えるか?」を考えたい。
以下のようなタッチで若者を勇気つける。"読み物"として、雰囲気を掴んでいただきたい。

 どんな初日だって不安はつきもの。たとえば小学校の登校初日だってそうだし、ギャップイヤーの初日も、感情が入り混じる。飛行機に飛び乗って地球の向こう側へ・・。故郷の親や仲間にさよなら言って、1年間はおさらばだ。しかし1年は考えてみると長い。でも準備はすべて整えたし、他の人が撮ってきた魅力ある写真も見たから、いよいよ自分の番だ。

 英国からギャップイヤーの最初の渡航先はタイだった。税関をクリアしてタクシーに乗り込む。「行先は?」と聞かれ、「カオサン・ロード」と言う。長く混雑してごちゃごちゃとした街を忘れない。「これが僕の冒険が始まる場所だ」となる。

 正直に言うと、初日は期待通りにはいかないだろう。時差ぼけもあるし、疲れてしまうし、体調はすぐれない。午後になると、暑さと湿気に適応できなくて、結局部屋でエアコンを目いっぱい効かせて昼寝するかもしれない。水を不用意に飲んでしまい、気が付いたら夜で、胃がゴロゴロなってもう限界で吐き気がする・・・といったことも起こりえる。

 自分は社交的と思っていても、言葉が伝わらない。すごく心配になってくる。1年間孤独に世界旅行を・・。この先ずっとこうなんだろうか・・。とにかく、食べ物を探して道をうろうろする。僕の感覚はだんだん道の人混みと街の匂いで息苦しくなってきた。

 通りの角にやっとマクドナルドを見つけた。典型的な旅行者とか世界一周の旅をしてきた人ならマクドナルドに行くだろう。でも自分の場合は、外国の食べ物を最初に試してみる勇気がなかっただけなんだ。

自信喪失して負けた気分で部屋に戻ってきた。短い時間、僕は自分のやっていることが正しいのか疑問に思い始めた。好きだった番組を思い出しながら眠ろうとした。明日は新たな日になるだろう。残るはたった355日だけだ。

おそらくギャップイヤーの初日に君なら親友を見つけて、深くて充実した時間を過ごしたり、自ら進んで冒険をするかもしれないだろう。でもそのどれも起きなかった・・。

これって悩むべきこと?いやそんなことはない。僕はギャップイヤーは2日目から始まる。自分が望めば、物事は良い方向に運ぶ。

 単純にギャップイヤーの全期間、とんとん拍子に物事が進むだろうか?良い仲間と出会って、いつも最高の気分ですごせるかな?君だって疲れることはあるし、具合だって悪くなる。マクドナルドで食べてしまうことだってあるだろう。

 でも信じてほしい。ギャップイヤーを終えて振り返ってみると君はきっと笑顔になる。すべてのすばらしい時間だけを思い出すことになる。

JGAPギャップイヤー総研客員研究員 湯上千春