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「"ソーシャルクリエイティブ"の時代」


JGAPをご覧のみなさま、こんにちは!
年末に「フロンティア・フォーラム」欄に寄稿をさせて頂きました、設楽恵美です。

 あの後、私は寄稿させて頂きましたように、10年に一度の地球サミット「リオ+20」の会場ブラジルのリオデジャネイロに仲間とともに行き、その後ロンドン五輪東北被災地支援企画(Merry London)に携わり、沢山の人々のお力のおかげで、皆さんの想いを結集して実行することが出来ました。(毎日新聞9月19日付朝刊

  この2年間のプロセスにおいて、私は、国連、世界銀行、政府機関、財団、企業、大学、NGO・NPO、社会起業家、マスメディア、アーティストなど様々な業界にいる素敵な人たちと業界を越え、国を越え世界の多くの人たちと地道に対話を行い、その業界で話されている言語やニーズを理解し、少しでも世界が、社会が改善できるよう日々、微力ながら行動を続けるようになりました。

 また、昨年はヨーロッパ14都市訪問31カ国の人々と対話し、主に20代を中心とする世界の次世代がどういう想いを持って動いているのかを、ユーモアとともにざっくばらんな会話で把握することが出来ました。私は10月にローマで開催されるW.I.Nカンファレンスという国際女性会議に日本からの運営メンバーのひとりとして参加してきます。世界から850人以上の人が集う会となり、ここで様々な経験を活かし、そこで出会った人たち、懐かしく再会する仲間にどんな貢献ができるか、今から楽しく考えています。

 「地球サミット」を含めた様々な経験を通じて、数多くの方々との対話を通じ、そして、ソーシャルメディアの時代に恵まれて私が感じて、皆さんにささやかながら共有できたら、と思っていることは、以下の3つです。

1)高い志を持つ。公益のビジョンを持つ
2)切磋琢磨できる同世代の友人、尊敬できるメンターを見つけ、応援し合う環境を整える
3)前向きな「語る言葉」を持つ、探す

1)高い志を持つ。公益のビジョンを持つ
情報化時代、高い志や公益のビジョンを持つ人たちは離れていてもお互い共鳴し、つながりやすくなっています。ポイントは公益のビジョンです。つまり、「夢を語る」ということ。それも多くの人たちが参加しやすい「夢を語る」ことです。
 去年、尊敬する友人が他界し、共に過ごした仲間とともに、深い悲しみがありましたが、同時にその人は私たちに大きなバトンを渡してくれました。その人はデザイン思考やシェアハウスなどのカルチャーを日本に広めた立役者の一人です。
 大きなビジョンが共感する仲間を巻き込み、その人が他界した後も、それぞれに影響を与える。その結果、沢山の感動が生まれ、自分の意図を越えるソーシャルインパクトがあちこちで生まれる。もしかしたら、それは将来世代にも何かしらのカタチで影響を与えるかもしれない。だから、「夢を持つ」ということが自分以外にも他の人たちにとっても大事なのです。

2)切磋琢磨できる同世代の友人、尊敬できるメンターを見つけ、応援し合う環境を整える
イタリアのルネサンスもフランスの哲学者が生まれた時代も、ITが隆盛したシリコンバレーでも、映画が発展したカリフォルニアでも、慶應義塾のような大学が生まれた背景も、漫画が広く人気を得た「トキワ荘」の頃も、歴史や時代にポジティブに残る、突出した才能や後世に影響を与える新しいカルチャーは、コミュニティから生まれています。切磋琢磨できる同世代の友人、尊敬できるメンターのつながりが大きなパワーを生み出す。エネルギーが伝搬されてそれが周囲の人たちを勇気づけて、その明るい力が他にも伝わっていく。この仲間を、学校を出た後でも持ち続けること。それが人生を豊かにさせる、と感じています。

3)前向きな「語る言葉」を持つ、探す
「語る言葉」は沢山の人たちを元気づけることが出来ます。それは国や地域は関係ないのではないか、と様々な国の人たちと話をしていて感じています。私もこの1-2年でハーバード・ケネディスクール生から「アラブの春」に関わった大学生まで、世界の様々な人たちと対話をして来ました。相手への想像力、思いやり、共感力、励ます力、それがあれば、沢山の人たちとわかりあえることができる。その想いや共鳴力は日増しに強くなって来ています。

 私の夢は、世界中の人たちと面白いアイデアを出し合い、力を結集して新しい時代を楽しみながら切り開くことです。1990年代、2000年をジョブズやゲイツをアイコンとする「IT」という時代で表すとすると、次に来るのは恐らく「楽しみながら社会課題に向き合い協力して解決する時代」。それが今、そして次の時代に来るのではないか、そして、世界中の「芽」はそこから生まれるのではないか、グローバル・シェイパーズや私もリオで関わったグローバル・ユース・ミュージック・コンテストなど世界の潮流を見ていてもそれは感じています。

「ソーシャルクリエイティブ」の時代。
それを、世界中の人たちとの出会いを楽しみながら一緒に創れたら。
そんな心躍るワクワク感を今も持ち続けて、今日も走ります。
皆さんとも、日本や世界のどこかで会えることを楽しみにしています。

設楽恵美
(*フロンティア・フォーラムNo.26「新しい時代が始まる」http://bit.ly/tmDjUF 
地球サミット2012Japan: http://earthsummit2012.jp/
Merry Project 地球サミット:http://www.merryproject.com/news/category/27/
Merry London: http://www.merryproject.com/news/category/44/
My website: http://japanbrandcommunication.jimdo.com/