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海外ギャップイヤー事情 米国編:「10代向け教育・キャリアサイトが、米国内のギャップイヤー人気は国際的トレンドを反映と紹介!」の巻 


 米国の10代向け教育キャリアサイトTeenLife(ティーン・ライフ)が、今年1月31日に「米国のギャップイヤー人気は国際トレンドを反映」という見出しで、その人気ぶりを紹介している。

 まず、2012年に、英国では250万人もの10代や青年--- すなわち34%の学生が、なんらか大学生活を伸ばしたり、ギャップイヤーを取ると言う。(英国のギャップイヤー支援サイト gapyear.comの記述)

 ギャップイヤーはオーストラリアやイギリスなど諸外国ほど人気があるわけではないが、アメリカの状況も近似してきている。
人気は上昇中のようで、全米で5年前は7ヵ所開催だったのが、今や年間30ヵ所で開催されている「USA ギャップイヤー・フェア」も登録事業者、参加者とも増えている。

 TeenLifeが発行している各団体のギャップイヤー・プログラムのガイド本は、学生や親、生徒カウンセラーの間で最も人気のある書籍の一つとなっている。

 「USA ギャップイヤー・フェア」に参加し、ガイド本を読み、ギャップイヤーのウェブページにアクセスし、各種ギャップイヤー・プログラムについて調べることは、若者達がスムースで計画性の高いギャップイヤーを過ごすための大事な第一歩である。

 当然ながら、アメリカの若者たちは海外に出ることは、費用やどこに行くかなどの多くの課題に直面する。
ギャップイヤー・プログラムに参加する多くの若者の主な関心ごとは、ただ身の安全や快適さだけでなく、どのように費用をねん出するかもある。

 IndependentTraveler.com の記事で、現金、クレジットカード、デビットカード、トラベラーズチェック、現金送金サービスの良し悪しについても特集されている。例えばトラベラーズチェックはとても安全だけれども、ほとんど小規模店では利用できないし、クレジットカードより有利な金利を受けることも減った。

 磁気ストライプ付きのアメリカのクレジットカードは、カードを機械に通す人がいる限りは使えるが、10代の若者達は乗換券を買うために無人券売機でそれを使おうとした場合、うまくいかないかもしれない。それゆえ、外貨を手元におくことは大事で、特に旅行を開始してからの最初の24時間は重要だとは勧めている。

 辺境の地に行く若者たちは、より多くの現金を持って行く必要があるかもしれない。ほとんどのギャップイヤー・プログラムは利便性と安全性を最大限にするために考えられた独自の出費制限策を持っている。

 ギャップイヤー取得を検討していたら、全米の高校や公共施設で巡回開催されている「USA ギャップイヤーフェア」の参加を勧めている。

元々、米国も日本同様、高校から大学は、効率よいとされる"ストレート志向"だった。少なくとも、そこに変化の兆しがあるということだろう。


文・加藤直子(JGAPギャップイヤー総研客員研究員)  

※「海外ギャップイヤー事情」50記事の一覧リスト(右ナビ)→http://japangap.jp/info/cat44/