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海外ギャップイヤー事情 米国編:「今度はWSJがリシュモン・グループ(高級ブランドのカルティエ、モンブラン、IWC等を所有)の会長が最も贅沢なギャップイヤー取得と伝える!」の巻 

 5月17日の英紙に続き、今度は23日付の米国「ウオール・ストリート・ジャーナル」が、スイス・チューリッヒ株式市場上場会社の「リシュモン・グループ(Richemont)」のヨハン・ルペー会長(62歳)が、「Could This Be the Most Luxurious Gap Year Ever?(これまでで最も贅沢なギャップイヤー?)」という見出しをつけ、好意的に報じている。リシュモンの取り扱いブランドは、ピアジェ、アルフレッド・ダンヒル、ボーム&メルシェなどキラ星のブランドが名を連ねるが、その総師が市場を驚かせたとまず記述している。

 ご本人は「25年間働き詰めだし、しばらく(1年予定)、時間を自分のものとしたい。時計業界なのに、自分の時間が決められない男と陰口叩かれている」と率直に言う。会長職だけでなく、資産家で株の経営支配権を握っているのも強いとWSJは分析する。

 南アフリカ人で自国のゴルフのPGA協会会長でもあるルペー氏だが、最もやりたいのは、読めなかった50冊の書籍を読むこと、ゴルフの優先度は5、6番目で低く、奥様のほうがラウンド回数は多いと笑う。むしろ、若かりし頃楽しんだクリケットや、資格はないが、フライ・フィッシングにチャレンジしたいと言う。そして、ハイライトは南極探検だ。

 スイスのビジネススクールIMDのリーダーシップと経営管理のプレストン・ボトガー教授は、「経営者が日常から離れることは、新しい視座が得られる利点がある。しかし、二度とビジネスに戻らないリスクはいつもある」と言う。

 当のルペー会長は、「このブレイクは、引退への序章ではない。俺は戻ってくるよ」ときっぱり語っている。


※(参考)「海外ギャップイヤー事情」50本超の記事リスト(画面の右ナビにリスト):http://japangap.jp/info/cat44/

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