海外ギャップイヤー事情 米国編:「高大接続でのギャップイヤーの効果研究書が大学出版から12月に発売!」の巻
今年12月16日の予定だが、米国で注目の書籍が発売となる。その書名は「ギャップイヤー:どのように大学入学延期が世界が必要とする方法で学生を変えるか」で、著者は教育研究者のジョセフ・オーシー氏。版元はジョーンズ・ホプキンス大学出版だ。ペーパーバックスで192ページだという。
ハーバード大学など米国の名門大学で、入学延期してのギャップイヤーが推奨され、リアルな社会を経験する重要性をが注目されている。米国でもギャップイヤーが着実に根についてきた。約 50 年前、英国で生まれ進化してきたが、高大の接続で、学生に旅や重要なライフスキルを習得する機会を与え、支援を最も必要とする開発途上国でボランティアを経験して"おとな"になってもらうということだ。
どのようにギャップイヤーが、学生に対し、若手研究者や市民同様に育成するかは、今までこういう体系的な研究はなかった。ジョセフ・オーシー氏は、学生の成長にギャップイヤーがどのように影響を与えたか、初めて経験に基づく分析を行った。氏はまたこの個人的な成長について理解を深めるための文脈を打ち立て、大学や教育者が効果的なギャップイヤー・プログラムを開発できるよう具体的な方法を提示した。
米国のアマゾンでは、この書籍の説明として
The first study of how the gap year can make young people more effective students and better citizens.
(ギャップイヤーが、どのように効果的な学生とより善良な市民を創出できるかの初めての研究書)
視座は昨年発表した私の論文に近いことがわかる。
参考:論文「ギャップイヤー導入による国際競争力を持つ人材の育成」 日本学生支援機構(文科省所管)「留学交流3月号」
http://japangap.jp/info/2012/03/post-39.html
最後に、この研究に対して、識者は次のようにエールを送る。
「ジョセフ・オーシー氏は、ギャップイヤーの専門家として、その価値があるかどうか世に問うている。学生に対するインタビューが満載で、豊かな質的研究アプローチを用い、その答えは"イエス!"と十分な証拠を提供している、ギャップイヤーは、学生に大学生活の成功への飛躍台になり得て、困難に立ち向かう力、自信、インスピレーション、知識、好奇心、共感性などを与える」
(ジョン・ B・ベイダー氏「学長のリスト: 非常に成功した大学生の11の慣習」の著者)
「ギャップイヤーに関すこの本は示唆に富むよく研究された素晴らしい情報源であり、なぜ多くの学生が選択するかがわかる。私は、特にギャップイヤー期間中、そしてギャップイヤーを経験した後の心理学的洞察が気に入っている。
(ホリー ・ ブル氏ギャップイヤー・カウンセラー)
JGAP代表理事
砂田 薫
※「海外ギャップイヤー事情」50記事の一覧リスト(右ナビ)→http://japangap.jp/info/cat44/

