海外ギャップイヤー事情 米国編:「米国ギャップイヤー・フェア(USA Gap Year Fairs)は、米国内の巡回説明会で、この5年で年間7ヵ所から30ヵ所に増えている!」の巻
米国ギャップイヤー・フェア(USA Gap Year Fairs)は国内各地で"巡回説明会"を開いており、評価の高いギャップイヤー関連の団体、関心のある学生や保護者、スクールカウンセラーや、ギャップイヤーの専門家が集まる場となる。その目的は、学生をより多くの「ギャップイヤー・プログラム」に触れさせ、現場で働いている人と直接話をする機会を用意することだ。ギャップイヤーに関心のある学生と保護者にとって、この説明会は教育、社会貢献、自身の成長に焦点を当てている、定評あるギャップイヤー団体を知るのにうってつけだ。
この5年間で、米国ギャップイヤー・フェアは国内7会場から30会場にまで増加した。米国でのギャップイヤーの人気は指数関数的に上昇中で、本イベントの需要も急増してきた。今年の説明会はアトランタ、シャーロット、ボストン、ニューヨーク、ワシントンD.C.、ボルチモア、シカゴ、デンバー、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴ、ポートランド、シアトルなどの大都市で開催される。
米国ギャップイヤー・フェアは、それぞれの都市の公立または私立高校で開催される。説明会は、多様な興味を持ち、異なった経済事情を抱え、幅広い分野で専門職に就きたい生徒など、キャリアとしてオールラウンドに企画されている。
このフェアは、それぞれの会場で講演を行っている。講演はギャップイヤーについて語り手と聞き手が双方向的にアプローチでき、様々な提案もなされる。講演者との質疑応答の時間があり、興味のある学生と保護者は、申請から入学年度延期、終了後の大学への再入学など、ギャップイヤーの流れの全てに関して聞くことができる。過去の講演者には、「ギャップイヤーの利点」という著名な本を共同執筆したレイ・ネルソンとカール・ヘイグラーなどが挙げられる。
米国では、高校側が高校在学生の進路指導やキャリアの一環として、ギャップイヤーを念頭に置きだしており、それがこの「ギャップイヤー・フェア」の開催回数の大幅な伸びを示している。高校卒業後で大学入学前の半年なり1年をギャップイヤーを取り、今後の進路や、大学入学後のやるべき設計図を、社会体験(ボランティア、国内外の課外留学、旅)や就業体験(インターン等)をしながら考えるというトレンドは一層進むことだろう。
(文・吉武くらら @ドイツ)
JGAPギャップイヤー総研
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