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NPO法人ライフリンクが「就活開始後に希死念慮2割/「就職活動に関する意識調査」結果を公表~就活に7割が納得ができないところあり

 就職活動中の学生の2割が、「就活開始後に、『本気で死にたい・消えたい』と思ったことがある」――。

 近年増え続ける就職活動の失敗による自殺。その背景に迫ろうと、ライフリンクと有志の学生インターンが協力し実施した「就職活動に関する意識調査」の結果について、18日に公表した。3月に報告会を開催した第1回目の調査に続き、就職活動が進み、その進捗に変化が現れる6~7月に心情や考え方の変化を尋ねたものだ。1

 22人の就活中の大学生、大学院生を対象に調査したところ、希死念慮を抱いたことがある学生が21%もいるという、深刻な実状が明らかになった。希死念慮については、調査をした時点で就活を継続している学生では32.6%となっており、就職活動の進捗状況が影響を及ぼしている様子も見られた。

 また、就職活動について納得のできないことがあると答えた学生は70%で、学生の間で「学歴フィルター」と呼ばれる学歴によるふるい分けや、選考結果さえ通知しない「サイレント」、または選考活動開始前の「セミナー」と偽った面接の実施など、企業の不誠実な態度に対する不満が多く上げられた。

 これらの実態を踏まえ、ライフリンクからは、採用活動における企業の「二枚舌」を禁止すること、「働くことについて考える機会」を小中学校・高校で段階的に設けること、就活生が相談しやすい環境を作ること、の3点を対策として提言している。

 非正規雇用の拡大、新卒採用率の低迷など、若者にとっての労働市場が悪化する中、ライフリンクは、就職活動は単に就職活動生だけの問題ではなく、学生を社会に迎え入れる「大人(=企業、社会)」の問題であると考えています。この調査の結果が、いち早く企業の採用活動や学生を支える支援機関の対応に取り入れられ、状況が改善されるよう、強く求めている。

▼調査の結果は、ライフリンクのホームページに掲載されている。
http://www.lifelink.or.jp/hp/0330_shukatsu_2013_.html

▼調査の結果はさまざまなメディアでも取り上げられている。

・毎日新聞 10月19日朝刊 「就活中『死にたいと考えた』2割/調査のNPO『相談環境作りを』」
http://mainichi.jp/select/news/20131019k0000m040077000c.html

・東京新聞 10月19日朝刊「就職失敗で自殺急増/対策NPO 相談体制の充実を」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013101902000112.html

・TBS News23など「本気で死にたい」就活学生の2割が回答
http://news.tbs.co.jp/20131018/newseye/tbs_newseye2033477.html

・共同通信「就活中の21%『死にたい』 大学生ら対象の調査」
http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013101801001896.html

・時事通信「就活中の学生2割「自殺考えた」/大学は相談体制の整備を NPO
調査」
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013101800896

・日本経済新聞 10月19日朝刊「プレッシャー 就活生敏感に/NPO調査 7割不満」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG18047_Y3A011C1CR8000/

・NHK視点・論点「"就活自殺"の背景に迫る」(9月10日放送)
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/167020.html