海外ギャップイヤー事情 米国編:「手厚い国~"大学在学中・卒業後のギャップイヤーに対する奨学金"があるる!」の巻
US News10月24日付に、「大学在学中・卒業後のギャップイヤーに対する奨学金」という記事!
学生達にとって、学外での経験だって講義室で過ごす時間と同じくらい価値のあるものである。もしギャップイヤーを取って就労、旅行やボランティアをすることを考えているなら、大学に戻って、結局お金の無駄だったとなったり、己の決断を後悔したりしないように、うまくやっていかなければならない。
学外での時間を実りあるものにするためには、実用的にScholarships.comがある。自分の専攻分野でのインターンシップから海外での英語教師まで、大学を離れても履歴書に書けるような選択肢は沢山ある。
最も自分に合ったプログラムを見つけるために、若者教育支援の「センター・フォー・インテリム・プログラム」のサイトのデータベースを使って、ボランティア、インターンシップや留学などの機会を検索してみると面白い。
ギャップイヤーを取るからといって資金に困る必要はない。大学は、米国内外を問わず自分にとって一番いい居場所を探し出すのを手伝ってくれる。単位を取り続けるのが大事な人のためには、その手助けもしてくれる。
学外で生産的な時間を過ごすことによる利益を大学も徐々に認識しつつあり、それを実現させるための奨学金を提供してくれる。自分の大学の経済サポート室や留学課へ行って、自分の使えるものはないか調べてみましょう。
ギャップイヤー資金を出してくれる奨学金には、民間にもいろいろ存在している。
国際教育交流協議会(The Council on International Education Exchange)は多様なギャップイヤープログラムを提供しており、特定の分野の専攻学生に対する奨学金もある。"海外教育基金(Fund for Education Abroad)"では留学して単位取得をする学生に奨学金を提供している。1万ドル(100万円)を限度に支給されるが、応募要件として厳格な海外教育プログラムに参加していなければならない。
南米を旅してみたいといつも夢見てきた学生には、リブファンド基金(LIVFund.org)は、1年間中南米で学習、インターンやボランティアをして過ごしたいという学生を支援する奨学金を提供している。毎月2人に500ドル(約5万円)の奨学金が支払われる。18歳以上ならだれでも応募できるが、申請書は出国予定の少なくとも6か月前に提出しなければならない。
中東を訪れる方が面白そうだと思うならば、"非公式大使"によるモザイク奨学金プログラム(the Mosaic Grants Program)を検討してみましょう。イスラム圏に属する国で過ごすのを実現するために500ドルから1000ドル(10万円以内)が支給される。
海外留学のための奨学金の中には、ある特定の興味や目標に対して、設計されているもある。例えば、何か新しい言葉を勉強したいならば、米国国務省の出資の国家安全保障言語構想の若者プログラム(the National Security Language Initiative for Youth program)がある。高校生や卒業したばかりの高校卒業生がアラビア語、ロシア語、ペルシャ語、中国語、トルコ語、ヒンドゥー語、韓国語などのあまり一般的でない語学を学びに留学するための費用が支払われる。
現在全米の大学生向けには、必要性の高い13の言語を海外で経験するために行くために提供する、「重要言語のための奨学金制度 (the Critical Language Scholarship program)」があり、応募できる。
ギャップイヤーで何か好きなことをやるために、必ずしも米国から出る必要はない。もし環境改善に興味があるのなら、ブラウア青年奨学金(Brower Youth Awards)について調べみるとよい。アース・アイランド機構(Earth Island Institute)の活動の一部で、直面している環境問題に対してリーダーシップを発揮する若者を応援する。
選考を通過した場合には3000ドル(約30万円)が支払われ、カリフォルニアで開催される環境問題リーダーシップ週間のイベントに参加する機会も与えられる。
学校から離れたギャップイヤー活動のためには、地元の団体を調べて、地域による資金援助を探すのも忘れてはいけない。自分の住む地域をより良くするボランティアをするためにスポンサーを探している人に対して、沢山の地域の団体が助けを差し伸べてくれるだろう。助成財団センター(The Foundation Center)は公立図書館と連携し、何か活動するための資金援助を求めている人のために地域の財政支援のデータベースを用意している。
例えば、ペンシルバニア中心部に居住または通学する高校生は、非英語圏の国に1年間留学するためのスピードウェル留学奨学金(the Speedwell Foundation Study Abroad Scholarship)に応募できる。
以上は、ギャップイヤーをやる学生のために存在している奨学金のほんの一部だ。大学から離れて何をしたいか決めたら、自分の計画に合った資金を探すことが出来る。大学のアドバイザーに終了後には教育をきちんと続けるつもりだとはっきり伝え、学校に戻るときに驚かれたり締め切りを逃したりしないように気を付けよう。
それにしても、日本ではこれほど手厚くバラエティに富んだ奨学金がもらえることはなく、ちょっと羨ましい。
奨学金は、"社会に貢献する人材への投資"という原点を思う。
(文・吉武くらら @ドイツ)
JGAPギャップイヤー総研
※「海外ギャップイヤー事情」80記事の一覧リスト(右ナビ)→http://japangap.jp/info/cat44/

