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海外ギャップイヤー事情 豪州編:「高校卒業後ギャップイヤーは、帰還後2年間、大学での成績向上に直結!」の巻豪州のギャップイヤー調査.jpg

 オーストラリアの学術サイト「コンバセーション」が、Study links a gap year to better university grades '大学入学前ギャップイヤーは、大学での成績向上に直結)という最新の調査結果を特集している。これは、ギャップイヤー研究の第一人者である シドニー大学アンドレー ・ マーティン教授が、上に示した2年前の研究を進めたもので、今回は、さらにサンプル数を増やし、豪州の 904人の高校卒業生の学業成績と大学延期(すなわちギャップイヤー)の有無を追跡調査した(女65%、男35%)。そして、入学後の4学期(すなわち丸2年)の美術、社会、科学の成績を調べた。

 当該調査で、建設的なギャップイヤーは、学生のスキル獲得と好成績に資することがわかった。
多くの学生にとって、「ギャップイヤーは意思決定を明確にし、自己開発・自己制御のスキルを開発し、コンピテンシーを拡張し、自己組織化とおそらく彼らの自信を持たせる」と筆頭著者のマーティン教授は言う。

 この研究はギャップイヤー中にどのような活動がされたかは探求されてないが、マーティン教授は、構成のよいボランティアやパートタイム、言語習得をベースにした旅行は、後の大学での研究に役立つスキル開発の一助になるかもしれないと語っている。

 ギャップイヤー導入による人材育成やリーダーシップ開発は、もはや絵空事ではないことが次々と証明されていくステージになったのではないだろうか。
 

JGAPギャップイヤー総研

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