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東北大学が、来年度入学予定者から国立大学として初めてMini Gap(ミニ・ギャップイヤー制度)を導入し、米国大学に事前研修!

 東北大学では、平成26年度AO入試II期・推薦入試等により一足早く本学への入学が決まった高校生を対象に「入学前海外研修~High School Bridging Program~」を実施することとし、募集を開始した。文部科学省「グローバル人材育成推進事業」において、入学予定者を対象とした全学的な海外研修プログラムの導入は、国立大学において初めての取組となります。

 参加者は、東北大学の学術交流協定校である米国カリフォルニア大学リバーサイド校(University of California, Riverside(以下UCR))において2週間のプログラムに参加し、UCRの教員からアメリカ文化の中に混在する多文化社会について学ぶ。英語での授業を受講することで語学学習への意欲を高め、ホームステイなどを通じて異文化理解を促進する。また、東北大学の教育方針やグローバル人材育成に関する取り組みや考え方も教員から講義として受ける予定という。

 この取り組みを通じて、入学前から米国トップレベルの大学での海外経験を積んだ意欲的な学生が増えることで、他の新入生へ良い刺激が与えられることを期待している。この考え方は、英国の"ミニ版ギャップイヤー"を意味する Mini Gap や Short Gap の概念に近い。

 また、現在、文部科学省において検討している、先進的な人文科学・社会科学分野の教育の重点化等に取り組む高等学校等を指定・支援する「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」事業なども通じて、高等学校との高大連携にも今後積極的に取り組んでいく。