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海外ギャップイヤー事情 米国編:「UCLAキャリアセンターの在学生向けギャップイヤー・プログラム紹介イベント」の巻UCLA のギャップイヤー・プログラム紹介.jpg


 この「海外ギャップイヤー事情」のコラムでは、米国の大学のキャリアセンターが在学生(All Majors:全学)に対し、就職前や大学院入学見込み者向けに卒業後のギャップイヤー・プログラムの紹介をしている大学が増えてきたことを伝えてきた。今回も名門UCLAの例を紹介したい。

 上の図表は実は、学生に配布用のポスターであるが、「The JumpStart Series」(商標登録済)と名付け、各種のキャリア・イベントを実施している。その一つに、この全学学部生向けの「ギャップイヤー・プログラム」紹介がある。

 このプログラムは、ディズニー本部で、産業界の指導者達とコンタクトでき、明日のリーダーになるための画期的なスキルを習得できる半年のインターンや、荒れた学校での教師派遣のNPO City Yearでの有給インターン、ロサンゼルスで2年間の行政体験をできる有給インターン、日本の英会話スクール「イーオン」での月給制1年単位の英語教師インターンなどがあり、説明会では、経験した先輩の講話や受入機関からの表明がある。


 ギャップイヤーの構成要素は、社会体験(ボランティア・課外留学・旅等)と就業体験(インターン・ワーホリ・アルバイト等)であるが、UCLAのキャリアセンターは、「有給インターン」重視であるように見受けられる。


 企業もOJTが組織がフラットになり機能しない中、このような社会体験・就業体験を評価していく、そういう時代はそんなに遠くない。「新卒一括採用」の呪縛が薄れる中、こういう"一直線でない"キャリア選択を大学のキャリアセンターが情報提供していく必要が出てくるだろう。

JGAPギャップイヤー総研

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