JGAP寄稿者短信:「50年後には海に消えてなくなる島と言われているキリバス共和国を想う」
中島拓也(飲食店経営者)
JICAの青年海外協力隊で派遣され、調理教員として活動していた"太平洋上に浮かぶ国"キリバス共和国。最近は日本国内での日々の生活の中で思い出すことも少なくなっていました。
しかし先日たまたま見つけたニュース記事に釘付けになってしまいました。そのニュースがこちらです。
「キリバス水没なら受け入れ用意 フィジー大統領」
http://www.47news.jp/smp/CN/201402/CN2014021601002253.html
このキリバスという国は、気候変動による海面上昇で50年後に沈んでしまうと言われています。「フロートアイランド(浮島)にしてしまおう」などという漫画のような話が真剣に議論されている国です。
もし島が沈んだ場合には、キリバス国民はオーストラリアが受け入れるのでは?またはニュージーランドが?などの噂もよく聞いていました。
この記事は、ついに現実的に手を挙げた国が出たということです、それがフィジーでした。受け入れる側は「人種対立が起きるのでは?」、また受け入れられる側は「移住したら私たちは何人になるのか?」など、色々な問題が立ちはだかるため、簡単な話ではないでしょう。 ですが、島と一緒に人々を沈ませるわけにもいかないですよね・・・。
でも、本当に繊細な話であるだけに、フィジーという国が手を挙げたことは、この問題の解決に向けて、大きな大きな一歩ではないかと考えています。
2012年1月23日付エッセイ集 フロンティア・フォーラム
No37:「キリバス共和国のボランティアから帰国した私」 中島拓也さん(※当時Precious Earth Project) http://japangap.jp/essay/2012/01/precious-earth-project.html

