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海外ギャップイヤー事情 米国編:「大学入学前、ベンチャーに有給インターンで1年働くギャップイヤー・プログラム~型を破ろう!」の巻米国P社.jpg

             
 五大湖に近い米国ミシガン州カラマズー市に20人規模のギャップイヤー・プログラムを提供するPraxis社(日本語にすると、演習)がある。会社のロゴの下に「break the mold」(型を破ろう)とあるのが刺激的だ。

 高校卒業時から大学進学までの間でギャップイヤーを必要とする若者は、目標を失ったとか、一生懸命勉強しなかったからというより、むしろGPA4.0の好成績で卒業し、いくつも興味・関心があり、能力もあったものの、さっぱり何をしたいのかよくわからなくなった若者のためだ。

 17歳か18歳そこらで、だれが本当に何をやりたいかわかるものだろうか。たいていの若者に必要なことは、具体的な専門性のある勉強や仕事に専心する前にもっと時間をかけて自分の興味のあることを探すことだ。そこで、たっぷりと時間を取り、素晴らしい起業家たちとの仕事を通して内在していた情熱を呼び起こそうというのがこのPraxis社の考え方だ。

 同社のプログラムは実社会での就業経験ができ、それを徹底したカリキュラムとつなげて、学生たちを労働市場に適したように育てあげる。大学に行って学位を取るとても、それを裏打ちする経験がなければ、実際の経験を通して学んだことを使えることを証明はできないし、自分をアピールすることはできない。

 Praxisは学生が集中的なオンラインによる学習課題を提携ベンチャーと一緒に組んで10カ月間の就業経験をするプログラムだ。単なるインターンシップではない。その内訳は単純だ。年間1300ドルの参加料はいるが、週30時間の実社会での就業経験(時給10ドルの有給インターン)をするので、ほぼ持ち出しは1,000ドル(10万円)程度になる。そして週10時間をオンラインでの教育コース、勉強会、そして研究課題にあてるというものだ。

※Praxisが提供するもの
1) ビジネスリーダーと共に1年の就業経験
2) いかなる学位にも劣らない厳しい一般教養科目とビジネス教育
3) ビジネスにおける実社会と、またネットワークをひろげるマーケティング能力
4) 生徒が選んだ分野における自信を身につけさせる
5) 就業先の企業から推薦をうけた実績の一覧
6) 興味のある事業についてよく知る
7) 自分達の先人から企業家としてのスキルを学ぶ機会
8) 生徒達が大学の方が良いかどうか決意するための能力

※申し込みと費用
 今から2014年7月1日までに申し込めば2014年の9月から2015年の6月までのプログラムに登録することができる。 Praxisは大学に代わる、とても手ごろなプログラムだ。コースの参加料は13,000US$だが、学生達は実際には企業と1時間10ドルで組働くので12,000ドルを得ることになる。つまり実質の費用は1,000ドル(約10万円)ドルとなる。

 自分の興味あることを探求するためにギャップイヤーを取得しようと思っている人や、並み外れた指導者や教育のもとで即戦力となって働きたいと思っている若者向けのプログラムだ。この新しい経験をより一層知るために、Praxisのサイトをビジットしてみたらいかがだろうか。

参考サイト:http://www.discoverpraxis.com/about 
  
 ギャップイヤーを取得する米国の高卒者や、大学に行かずに働き始める若者たちにはとても賢い選択だと思う。さて、日本でも同様モデルが考えられないだろうか。

文・余田有子

※「海外ギャップイヤー事情」100超記事の一覧リスト(右ナビ)→http://japangap.jp/info/cat44/