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海外ギャップイヤー事情 米国編:「The Northland Experience(ノースランド大学の新1年生ギャップイヤー体験プログラム)が素敵!」の巻真夏のDavis.jpg
             
 


 ノースランド大学の新1年生はSouthern Seminary(ソーセム神学校) と Boyce College(ボイス大学)の協力のもと、これまでとは全く異なるアプローチであるThe Northland Experienceをスタートしたと学内新聞が伝えている。

 それは、新1年生を対象とした体験プログラムであり、最高の学生体験と豊富な世界観の授業、手間のかかった教育を組み合わせたNorthland Campで、学生生活と実務研修の両方が経験できるようデザインされている。さらに、学生たちにはNorthland以外での生活にも準備できるよう、ロンドンやボストン、ルイスヴィルへの修学旅行も組み込まれている。

 またThe Northland Experienceで得られた履修単位は、Northland International Universityの7つの学位プログラムすべてに移行でき、Southern SeminaryやBoyce Collegeとの授業の単位互換もできる。

 ボストンへの旅行は、担当教授が引率する。学生は、ハーバードやMIT、ボストンカレッジのキャンパスで、そこで学ぶキリスト教徒の学生たちと一緒に時間を過ごし、そのような先進的な学術的環境の中で神に仕えるとはどういうことなのかを学ぶ。午後には、シティオンザヒル教会の牧師で、ボストンレッドソックスの教戒師でもあるブランド・メイソン教授の指導のもと、世界観のトレーニングセッションを行う。そして夜にはボストンの町の長い歴史と、その豊富な文化について学ぶ。それは文字通り、本当に人生を変えるような体験になりそうだ。

 学生は、ボストン修学旅行の他、英国オックスフォードやロンドンへの旅も、ウェブサイト上で申し込むことが可能だ。

 このThe Northland Experienceは、豊富な聖書のコンテンツとメンタリングに集中した新1年生に、現実の生活に適応する機会も提供するもので、キャンパス内での得られる経験を楽しむとともに、国内外の様々な場所で学び、生きる機会をたくさん与えられることになりそうだ。

 もし大学生活をどう過ごすのか悩んでいるのであれば、入学してこんなプログラムのある大学は魅力がある。

(参考文献)
Northland Iinternational University:
歴史:
1976年、ポール・パッツ氏(1911~2000)と彼の家族によって設立。農業機械の企業家として成功を収めた彼は、家族とともにミッションキャンプを開き、その後、キリスト教の専修機関の必要性を説き、前身となるNorthland Baptist Bible Collegeを開校。2009年に現在の名称に変更された。2013年には孫にあたるダニエル・パッツ氏が代表を務めている。

入試難易度:
2012年合格率97%(http://colleges.findthebest.com/l/4622/Northland-International-University)
Washington Monthly主催、Baccalaureate College Rankings 2013(学士大学ランキング)350校中86位(参照:http://www.washingtonmonthly.com/college_guide/rankings_2013/baccalaureate_rank.php


Boyce College:
歴史:
The Southern Baptist Theological Seminary(1859年設立)の創始者であるジェームズ・P・ボイスの「すべての人々に神学の機会を与えることがバプテスト神学校の使命である」ビジョンのもと、1974年にBoyce Bible Schoolが設立。その後、モーラー校長の指導によって1998年秋にBoyce Collegeに改名され、6つの学士プログラムを提供するようになる。
入試難易度:
The Southern Baptist Theological Seminary 2012年合格率94%(http://colleges.findthebest.com/l/1652/The-Southern-Baptist-Theological-Seminary


文・塩飽 泰啓(国際基督教大学大学院院生)


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