ギャップイヤー・ジャパンからのニュース・お知らせ

女子栄養大学(埼玉県)が4月から「栄養学部・保健栄養学科 保健養護専攻(定員50名)」でギャップイヤー(長期学校体験実習)を必修化!


女子栄養大学の保健養護専攻(定員50名)は2015年度から、2年生全員を後期の10週間、地元の小中学校に派遣して学校を丸ごと体験させる「ギャップイヤー」を必修化する。

これは、坂戸市・鶴ヶ島市の両教育委員会と連携し、2年次後期の計10週間、「ギャップイヤー」として、学生全員を公立学校に滞在させる長期学校体験実習(6単位)を導入する。当該期間中、学生は毎週火木金の3日間は朝から公立学校で過ごし、残りの3日間は大学に通学を予定している。計画では、小・中学校に各5週間行って、始業から終業まで学校の一日をじっくり観察する。小・中学校は2学期で、運動会や修学旅行、定期テストなど学校行事も多く、先生になる前に、学校の様子を現場で"慣らし運転"としてじっくり体験してもらい、教員としての職業観を醸成してもらおうという意図がある。

教員に採用されながら、理想と現実のギャップに苦しみ、20代で辞めてしまう若者も多い中、i一石を投じる野心的な試みとして注目される。

 この計画は、昨年、日本高等教育評価機構による平成26年度の「大学機関別認証評価」で、女子栄養大学が「自己点検評価書」の14ページに掲げていたもので、以下の記述があり、その具現化といえる。

【保健栄養学科 保健養護専攻】
・「児童生徒の心身の健康を保持・増進を図る」養護教諭養成の教育目的・目標は明確であり、使命を自覚し、スキルを身につけ、果敢に取組む実践的な養護教諭の養成に成果を挙げている。平成26(2014)年度入学生から逆ギャップイヤー(長期学校体験実習)導入に向け、近隣の市の教育委員会のご支援も得て授業計画が大筋まとまった。