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JICAのギャップイヤー・プログラムである青年海外協力隊が「ラモン・マグサイサイ賞」を受賞の快挙


JICAボランティア事業として知られる青年海外協力隊が「ラモン・マグサイサイ賞」(Ramon Magsaysay Award)を受賞した。

 アジアのノーベル賞とも呼ばれる同賞は、フィリピンのラモン・マグサイサイ大統領を記念して創設された賞。毎年アジア地域で社会貢献などに傑出した功績をあげた個人や団体に、ラモン・マグサイサイ賞財団(フィリピン・マニラ市)から贈呈される。

 同財団によると、昨年50周年を迎えた青年海外協力隊の、現地の人々と共に生活し、共に働くという理想と精神に基づいた、これまでのアジア地域の経済と社会の発展への貢献が認められ、今回の受賞となったという。

 青年海外協力隊は、米国のケネディ大統領が創設したギャップイヤー・プログラムであるPeace Corps(平和部隊)をモデルにしたとされており、現在までの実績は全世界で累計延べ4万人を超え、アジア地域には延べ1万2千人超を派遣してきた。現在はアジア18か国で575人が活動中。(本年6月現在)

 1958年の第1回以来現在まで、マザー・テレサ、ダライ・ラマ14世をはじめ、アジア全域から200以上の個人や10を越す団体が授章していて、緒方貞子元JICA理事長も1997年に受賞している。