2月1日、夜9時からNHKテレビ「ニュースウオッチ9」の特集は、東大秋入学とそれに係る半年ギャップイヤーの"空白期間"の積極的活用問題であった。
東大・濱田総長は、同日経団連を訪れ、「インターンシップ受入と今後は、春の新卒一括採用ではなく、より柔軟な採用を」と呼びかけた。企業側も全面協力を表明している。会合後、濱田総長は「危機感は共有できた。大学と社会が一緒に変化していく」と応えた。
JGAPは全面的に取材協力しており、既に先駆的にギャップイヤーの概念を理解して大学を休学し、滋賀県で過疎農村の活性化に取り組んでいて、JGAPに寄稿している吉澤裕紀さんをギャップイヤーのロールモデルとして紹介している。AIESECの高橋俊代表も、「世界に伍する人材になりたい」と学生の意識の変化を感じていて、今年度は短期での海外インターンシップ利用者が500名の大台を超えるという。
この特集の最後の締めくくりとして、砂田代表は、「ギャップイヤーはグローバル人材の供給の文脈と、日本に蔓延する社会的課題を克服してくれる人材への育成にもつながる」「半年ギャップイヤーの費用負担は大きな課題。産官学民の各セクターの枠組みの中、知恵を出しながらこの問題をカバーしていくべき」と総括コメントをした。
※(ご参考)吉澤裕紀さんのエッセイ「フロンティア・フォーラム」寄稿文
注【ギャップターム】:NHKでは、東大の使用用語と断りながら、中間報告で「ギャップターム」という言葉を使用している。文献にもそのような言葉は見当たらなく、和製英語で好ましくなく、"国際標準"ではない。そこで、JGAPは東大に対し、"世界で通じない言葉"として、「最終報告書」での変更を申し入れている。
2004年の英国・教育技能省(現教育省)の定義では、期間は3-24ヶ月としており、半年でもギャップイヤーと通常呼称している。英語表現では、half year gapや half year gapが存在する。
またterm自体も、「三学期制の一学期」を示す言葉であり、東大は3学期制でもなく、この点からも理解できない。英国でもtermは通常2,3ヶ月を意味する言葉。これについては、1月27日付朝日新聞夕刊社会面トップで、国際教養大学の中嶋嶺雄学長と砂田代表が「世界で通じない言葉」として、大きな懸念を唱えている。また、砂田代表はBLOGOSでも変更を主張している。
※(ご参考)BLOGOS「ギャップタームは意味不明」

