JGAP寄稿者短信：「いま一番旅したい国は、ダントツで日本！」

　江里 祥和です。今年4月に世界一周の旅へと出発し、タイに1ヶ月、ラオス、ベトナム、カンボジアの3カ国で1ヶ月、インドに2ヶ月、エジプトに1ヶ月、ヨルダンに2週間弱、イスラエルに2ヶ月半、そしてフランスに来てもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。フランスには3ヶ月滞在して、その後モロッコに移動する予定です。

　そして、モロッコの次はどこの国を旅したいのか？

　ダントツで、「日本」なんですよね。この旅は1年間なので、"帰国する"という表現が適してると思うのですが、個人的には「もっと日本を知りたい！」という想いが強くなってきているので、次は日本を旅したいんです。

　出発当初は、『初めての世界一周』というタイトルのブログでしたが、イスラエル滞在中に自分の中での方向性が決まり、タイトルを『人生エコ化プロジェクト』に変更し、デザインも一新しました。いくつかの農業や現地人の生活を見ているうちに、「お金ってもちろん必要だけど、もっと他に幸せに生きる方法があるんじゃないか」と感じ、これを"人生エコ化"と名付けました。

　帰国したら、国内の様々な農場やエコライフの現場を訪問しようと思っています。まだ、活動の規模はわかりませんが(金銭的な問題もあるので...)、まずは地元である千葉県から攻めていこうと考え中です。

"日本人"であること
　日本にいると、"日本人であること"って当然なので、「自分は日本人なんだなぁ」と実感することって、ほとんど無いと思うんです。でも、日本から出て海外で様々な人と出会って会話を交わすと、自国（日本）のことを話す機会がたくさんありますし、「福島はもう大丈夫？」「日本の女性の立ち位置ってどうなの？」「新しい政権誕生したみたいだけど、どう？」「日本ではどんな作物がとれるの？」など、いろんな質問が飛び交います。もちろん、相手はこちらをテストしているわけではないので、全ての質問にしっかり答える必要はないですが、やっぱりちゃんと答えてあげたいです。こっちも他国文化を知りたくて旅してるわけで、それは相手側も同じことだと思いますし。

　こういった経験が積み重なって、「自分は日本のことを全然知らない」「もっと知りたい」と思うようになりました。帰国まであと3ヶ月なので、まだまだ期間はありますが、帰国後の活動がけっこう楽しみです。"自分の知らない日本"を探す旅。

江里祥和
フロンティアフォーラム欄寄稿No.90：「日本ではリスクが高い"ギャップイヤー"について思うこと」
http://japangap.jp/essay/2012/10/post-33.html

中学時代の3年間をサイパンで過ごした帰国子女。東京にて社会人を3年半経験し、今年の1月末に退職。4月から1年間の世界一周の旅へ。"お金に頼らない幸せな生き方"を模索するブログ『人生エコ化プロジェクト』を運営。帰国後は、国内の様々な農場やエコライフの現場を訪問予定。

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人生エコ化プロジェクト ： http://www.yoshisabroad.com