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JGAP寄稿者短信:「埋もれがちな大学の「国際交流」事業の情報を"根こそぎ"学生に、そして皆さん、大学間連携しませんか!~UTIC(University of Tsukuba International Community) とグローバルつくばモデル~」(加藤遥平さん、筑波大学5年)


 こんにちは!筑波大学5年の加藤遥平です。今回は、来年度以降、私が卒業してしまうこともあって、活動報告はUTIC次期代表の4年藤田綾より、させていただきます。

JGAPをお読みの皆さま、こんにちは。
 筑波大学国際総合学類4年、UTIC次期代表の藤田綾と申します。
今回は、University of Tsukuba International Community (UTIC: ユーティック)の活動と、その新たな試み「グローバルつくばモデル」の紹介をさせていただきます。


UTICの誕生~埋もれがちな大学の「国際交流」事業の情報を"根こそぎ"学生に!
 みなさんは、ご自身の大学の「国際交流」事情をご存知でしょうか?また、その情報は十分に発信されていますでしょうか?
私の所属する筑波大学は、海外に232協定(2012年度)をもっていますが、私は留学を決意して必死に調べるまでよく知りませんでした。さらに、交換留学だけでなく、例えば短期派遣プログラムや海外インターンシップなど、海外チャレンジのチャンスがこんなに溢れていることは、このUTICの活動を始めるまでは気付きませんでした。
「知っていたら留学していたかも」
「気付いたら、遅かった」
こんな学生たちの声はもう聞きたくない。海外チャレンジを希望する学生と、海外で経験を積んだ学生をつなぐ架け橋となるコミュニティーを作ろう。
こういった思いから、2011年9月、UTICというコミュニティーが誕生しました。


学生と学生をつなぐ
 UTICは学生・卒業生・教職員を含め456名(2012年12月末現在)のメンバーの広いネットワークを形成してきました。運営メンバーはごくわずかながら、このネットワークを活かして、交換留学や海外インターンシップを経験した海外渡航経験者の報告会開催、経験を積んだ学生のインタビューを掲載した情報誌発行などを行ってきました。また、渡航希望者対象の説明会や個別カウンセリングなどの活動も、延べ400人の学生に対して行い、今年度には、学内の「つくばアクションプロジェクト賞」 を受賞するまでに成長しました。こうして、直接学生と学生をつなぐ活動を続け、ビジョンも拡大するにつれて、大きな問題にぶつかりました。それは、大学と学生の間の隔たりでした。


ピンチからチャンスへ~学生の海外渡航支援のしくみが未整備の現状からの脱出
 もちろん大学側は留学生センターを中心に、協定校への派遣募集や奨学金、留学説明会などの情報を公開しています。しかし、こういった情報は一元的に管理されておらず、Web上ではほとんど開示されていません。UTICも留学生センターに少しずつ協力させてもらってはいますが、学生の海外渡航支援のしくみはまだまだ整っておりません。数少ない運営メンバーには、卒業を控え引退するメンバーが多いため、さらに少人数でUTICの活動を継続する方法を模索し、大学側と交渉を続けていました。
「もっと大学と連携して学生を支援するしくみを作れないだろうか。」
 そんな中、ついにチャンスは訪れました。筑波大学が文部科学省の「グローバル人材育成推進事業」に採択され、2013年度、「グローバル・コモンズ」を創設するという方針を具体的に打ち出したのです。


つくば大にこだわらない「グローバルつくばモデル」~大学と学生の連携による、国際性の日常化
 「グローバル・コモンズ」――それは、海外に興味のある学生が"ふらっ"と立ち寄れば、海外経験のある学生や留学生がいつでも相談に乗ったり楽しく語ったりできる、海外チャレンジに関する情報が集約され完備された空間がコンセプトです。それは、まさに私たちUTICが描いていたビジョンそのものでした。来年、UTICは、大学の教職員、関連組織、他の留学生交流団体や留学生チューター制度改革プロジェクトなどとも連携して、大学と学生・学生団体のハブ組織となり、これまで培ってきたノウハウを生かしてこの新しい空間づくりに全力で取り組んでいきたいと考えております。
この新しい取り組みを成功させるためには、学内の教職員・学生・学生団体の関心や協力が不可欠です。UTICの新運営メンバーとして、皆様のイベントスタッフとして、アドバイザーとして、または協力団体として・・・どんな形でもサポートをお待ちしております。筑波大生や卒業生以外の方で、イベントのゲストスピーカーとしてご自身の海外経験を語ってくれる方も大歓迎です。


全国の大学へ、そして世界へ
 実は、大学と学生の連携は、筑波大学に限らず、多かれ少なかれ、日本のどこの大学も抱えている課題ではないかと想像しています。一方、アメリカの大学では、事務・受付・学生相談等、学内の仕事のほとんどを学生がインターンシップとして担い、単位や報酬をもらっていることも多いようです。学生が自分たちの「大学」というしくみの向上に自発的に関わっていく。こんな"グローバルつくばモデル"が、日本全国の大学に広がってほしいと考えています。さらには、世界中にこのようなコモンズ空間が広がって、研究者から留学生、バックパッカーまで多様な人々が立ち寄れる交流の拠点が生まれ、世界中の人や大学を結ぶネットワークがより広がっていくことを願っております。

 "グローバルつくばモデル"は始まったばかりで、まだ手探り状態です。学内・学外問わず、このような取り組みに賛同していただける方、大学と学生の連携を推進している方、大学のグローバル化に取り組んでいる方、ぜひアドバイス・ご支援・ご連絡をよろしくお願いいたします。


●UTICブログ:http://utic.weebly.com/index.html
●連絡先:info.utic@gmail.com (担当:藤田綾)

加藤遥平さん(筑波大学5年)
フロンティア・フォーラム欄寄稿:No.75「米国留学、国際NGOインターンを経て、バングラデシュ~国境なきコミュニティデザイナーを目指している私」 http://japangap.jp/essay/2012/07/ngo.html

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