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「日常の中の異文化」(白井 耕平さん、武蔵大学=世界一周から帰国)白井さん写真.jpg


こんにちは、久しぶりのブログ更新です。

旅を終えてからブログでの発信がめっきり減った感じがしますが

僕自身、今は"貯め込む期間"かなと思ってるので

何かを発信できるだけの事があったら書こうと思います。

ちなみに今は、普通の大学生をやっています。

朝7時半に家を出て、電車に乗り、なるべく興味を持ちながら授業を受けて

昼ごはんを数少ない友達と学食で食べて、午後も授業を受けて、そして帰る。

そんな「大学生の日常」

こんな事を言ったら変かもしれないけど

僕はこの生活に憧れてた。

授業が受けたかった、本が読みたかった、同世代と話したかった。

全ての望みが叶うこの環境が欲しかった。

さて、そういった日々を手に入れた僕ですが

色々と感じるところがあったのでこの記事を書いてます。


"日常の中の異文化"

ここで示す日常とは上に書いた大学生活

異文化とは別に外国人とか外国の何かではなく、同じ大学生。

僕は約一年半の間、大学に行ってませんでした。

つまり最初の半年、まだ大学生活や大学生の事をよくわかってないような期間しか

大学に通っていませんでした。

復学許可証が届いたり、履修登録をしている時は

入学した時よりも遥かに新鮮な気分でワクワクしていましたし、今も変わらないです。

だから登録上3年生であり、在学2年目であっても

気持ち的にはぴかぴかの一年生です。

そして、実際に一年生の授業も受けています。笑

しかし僕の数少ない同年代の友達は大学3年生

あとはツイッタ―で連絡を取ってて最近初めて会った人達は2年生

ということは、僕は1、2、3年生とそれなりに知り合いがいるということになる。


大学内で初対面の人とお話をすることなんて日常茶飯事

元からの知り合いも1年半のブランクがあるから、それなりに変化がある。

だから、大体の人はなんの先入観も無いまま話す事になる。

フラットな状態で、初対面の人と話す。

この行為は旅の常だ。

その人の話の内容もそうだが、表情、口調、服装、雰囲気

そこからその人の人間性を感じ取る事に集中するように心がけている。

直感で物事の判断を迫られる場面が旅にはよくあるからこそ

「人」に集中する事はかなり磨かれた気がする。

とにかくだ、初対面の"同じ"大学生と話せる。

そう思っていた、しかしその大前提がすでに先入観であることに気付いた。

同じ大学なだけで、一人一人考えてる事は全然違う。

まぁ当たり前っちゃ当たり前なんだけど。

ただ入学した当初の僕はみんなが似たような格好で

同じような事を考えてるようにしか思えなかったから

今のこの気づきは僕にとって大きい。

学生という限定された身分や時間の中で色んな人間が生きている社会、大学。

とんでもなく面白い場所に僕は居る、そんな事に気づけたのは大きい。


復学して良かった。

白井耕平さん(武蔵大学人文学部=2年次休学中、世界一周中)
エッセイ集 フロンティア・フォーラム寄稿No.69:「『生き方』を変えていく旅~3月11日生まれの僕」 
http://japangap.jp/essay/2012/06/311.html
ブログ:http://amba.to/XniWbn