JGAP寄稿者短信:「アラサ―からのギャップイヤー~会社辞めて2年後の奇跡編」 釜我 昌武@インドネシア
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なるべく表面には出さないように努めていましたが、10月初旬から約3週間に渡って調子を崩して(頭痛・熱・寒気 ==> 咳 ==>頭痛・熱の再発)いました。
結構長かったです。
スランプを感じ、もっと頑張らなきゃと思うのに、体が思うように動かず生産性も著しく落ち、さらなるスランプに陥るという、スランプスパイラル。
誰にも守られていないこの状況下でのスランプスパイラルの恐怖と言ったら、もう言葉になりません。
もう本当に何も生み出さない自分にただただイライラしていました。
〇誰だって、評価されなければ自信を失う
先日も、自分なりにスランプの理由をウダウダと書き綴ってみましたが、本質的な原因は自分が価値を生み出していないこと、自分の生み出しているものが全く価値のないものなんじゃないかという自信のなさなんですね。そういうのは、言葉に出したくないだけで、自分ではわかっているんです。そういう自分と向き合えない自分にまたイライラが募る、そんな悪循環。
海外で路頭に迷う?インドネシアでスランプなう☆
2011年9月に、お世話になった会社、そして日本を自らの意志で勢いよく飛び出し、何故かフィーリングで気に入ってしまったというだけの理由でバンドゥンに住み始めました。
VISAのこととかしっかりと戦略的に考えて、マレーシアとかタイとかもっと日本人が住みやすい所にすればいいのにとか、そういうことも何度となく考えました。そして時には、インドネシアの融通の利かなさ、VISA面での待遇の悪さ、いろんなことを嘆き、(気持ちの上で)呪ってきました。もちろん、隣の花が赤く見えるだけで、恐らくは問題はどこへ行っても同じなのでしょうけど。問題はいつだって私にあるはずですから。
表面には出さないようにしていますが、物凄く現実に対して結構ネガティブです。ネガティブを打ち消すために、表面的には勢いよく行動し続けていますが。
話はずれてしまいましたが、とにかく激しいスランプに陥っていました。
精神的に辛いとき、いくら寝ても何も回復しない!
〇突然の好転
そんな折、突然、自体が好転しました。
1.未納だったインドネシアの大学からの給料が突然振り込まれました(4ヶ月分)。
2.この間、日本で蒔きまくってきた種のいくつかが実りました。
そんなこともあって、先月は会社を辞めてから初めて月間収支が黒字に転じました。
会社を辞めて、最後に給料がもらえたのが2011年10月。
最後に給料をもらってから丸2年間。想像以上に長かったです。
しかも、4ヶ月分の給料が一括で振り込まれるなどの様々な幸運が重なったとはいえ、その収入の額が東芝勤務時代の手取り給与額を超えてしまうという展開でした。
いつものように、月末に月間収支を見て、なんだこれは、と震えていました。
なんだこれはっっ!!
〇社会が私を後押ししてくれる嬉しさ
かつてアルバイトをしていたとき、会社で働いたとき、給料をもらって嬉しいと思ったことはあっただろうか、というと、正直なかったと思います。もっとずっと、冷めてました。
ある意味で、
「もらって当然でしょ。」
「え、だってみんなもらってるでしょ?」
「規定通り働いたんだから、もらうのが当然でしょ?」
「ああ、今月全然働いてないからちょっとしか稼げてない!」
「今月もちゃっかり貯金できた!」
そんな感じでした。
お金をもらうことは当然で、その先にあることばかりを考えていたように思います。
一方、翻って今の自分にとっては、
「社会が私を後押ししてくれている!」
「今の活動を継続していいんだ」
或いは、
「俺、まだ生きてていいんだ!」
という底知れない嬉しさがこみ上げてくるんです。
自分が生かされていることへの歓びを噛み締めています。こんなにお金がもらえて嬉しかったことなんてありません。
〇多様な生き方がある
小・中・高といっぱい勉強して、良い大学に入って、良い会社に行き、そこで出世競争と共にリタイヤまで働くという人生のモデル。
社畜、ブラック企業、いろんな言葉が生まれている、人生のモデル。
日本の雇用環境、労働環境を見ていると、何か大きなショックが起こった時にそのまま絶えてしまうのではないだろうか、と思いたくなるぐらいに、多様性が感じられないと感じることがあります。ダーウィンの進化論によれば、絶滅しない種というのは、強い種ではなく、適応できる種なんですね。そして、多様性がないということは全員が絶滅しないか、あるいは全員が絶滅するかということでもあります。客観的に見ていて、非常に危険なんじゃないかなと思います。
また、平均寿命が80歳というのは誇るべきことです。でもだからといって、生まれてすぐに80歳まで生きることを考えなきゃいけないんですか?老後のことを四六時中考えなきゃいけないんですか?己の持てる力の100%全てを「今、この瞬間」に注いじゃいけないんですか?なんて強く思います。
別に、日本にいて勉強できることがないとは言う気はありません。
ただ、もっと多くの人が違う道を歩んでもいいのかなと思うんです。
私は、道から外れてようやく3年目。ついこの間まで、過去の貯金を食いつぶして生きていたような状態なので、とても多様な生き方とは言えませんが、やっと道が見えてきたような気がしています。
ただ、こうやって、自分の直感を信じて、情熱の赴くままに進めば、必ず道は開けてくるんじゃないかなと、改めて思い始めています。
道はひらける!!
いずれにせよ、まだまだ生きても良いみたいなので、もうちょっと楽しんじゃいます。
いつもお世話になっている皆さま、本当にありがとうございます。
これからも楽しんでいきましょう!
2013年6月【JGAP寄稿者短信 "拡大版"】 「気がつけば、インドネシアで就職!」 釜我 昌武さん(バンドゥン在住) -エッセイ集 フロンティア・フォーラム:
http://japangap.jp/essay/2013/06/post-51.html
釜我 昌武/工学博士/1982年08月より、東京生まれ東京育ち/東工大、千葉大での研究に明け暮れる学生生活の後、2011年09月まで(株)東芝の中央研究所のパワーエレクトロニクス・パワー半導体の研究者/現在はインドネシアに身一つで飛び込んで、電気電子工学や日本語、日本人の考え方を教えながら、インドネシアのリアリティを通じて文化などを勉強/健康こそ最強の武器をモットーに、「楽しく生きる」を実践中!/野ネズミになる!/"かってに海外協力隊" 副隊長/お問い合わせはブログよりどうぞ!:http://masamukamaga.blogspot.com/
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