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JGAP寄稿者短信:「"養豚ガール"が受け取った手紙」 山田史織さん(SMILEJP Co.,Ltd. ※カンボジアでの養豚業)


「KAERUスクール」(注1)終了後もカンボジアに滞在していた

竜大くんから、空港での別れ際に、お手紙をいただきました。


あまりにも嬉しかったので、ちょっとだけ中身をご紹介します。

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参加者の竜大くんからの手紙


史織さんへ

1週間本当にありがとうございました。

最初に、史織さんに会った時の印象は

「えっ?なんか、思ったより小柄な人だな......」です(笑)

(中略)

カンボジアKAERUスクールでの日々を改めて振り返って、

得られた気づきや変化をお伝えしたくて手紙を書いています。

(中略)


★ 自分の常識の狭さを痛感させられました

日本とはなにもかも違う、正反対の国、カンボジア。

日本ではあたりまえだと思っていたことが、あたりまえじゃない!

自分の世界がある。自分の常識を覆す社会や人々の行動規範が存在する。

自分の枠の外の世界にワクワクすると同時に、

今まで、井の中の蛙状態だった自分に危機感を覚えました。

改めて、一生を日本だけで過ごしたくないな、と、強く思いました。


★ 社会人生活に向けて弾みがつきました

「働く」ということが、最近の自分の中のテーマでした。

日本だと、いろんな働き方があり過ぎるせいか、

どういう働き方が幸せなのか?そもそも、働くとって、どういうことなのか?

全くわからない状態でした。


それでも、カンボジアに来てみて、

そもそも、「働く」ということについて深く考えていなそうな

カンボジア人と出会って(偏見だったらごめんなさい!)

「働く意味」とか、やりがいを考えこんで悩んでいる日本人は

「何か、変なことで頭を悩ませているなー」と(笑)

伝統の森の森本さんにも、こんなアドバイスをいただきました。

「考えるから、悩むのさ。五感で感じないと! そうすれば、自然と答えは見つかるよ」


あまり深く考えすぎず、自分の心の声を大事に、

働くこと(=生きること)を実践していきたいと思いました。

(中略)

「働く意味」とか、考え込みすぎて手足が止まるくらいなら、

働くことをあたりまえとして受け止めて、日々の目の前の仕事を

まずは、全力で取り組んでみようと思います。

やってみて、自分が感じたことをもとに、次どうやって進んでいくのかを

考えていきたいと思いました。


今は、ちょっと、肩の力が抜けたような、

凝り固まっていた脳みそが少し楽になったような感じがしています。

4月からの社会人生活が良いスタートが切れそうな心境になりました!

(以下略)

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自分たちが伝えたかったこと、

少しでも伝えられたのかな?何かお役に立てたのかな?と

とても嬉しいお手紙でした。

竜大くん、本当にありがとう!涙


竜大くん、ゆーかちゃん、こーじさん、前田さん、

ものすごいハードな1周間を耐え抜いてくださり、ありがとうございます!


何かの偶然で出会ったみなさんと一緒に

いろいろな話ができて、私もとても気付きの多く

元気をいただいた1週間でした。


きっと、日本に戻るといろんなことが待っていると思います。

以前のあたりまえの日常が繰り広げられると思います。

けれども、この1週間体験した気付きや自分の気持ちを

忘れずに、少しでも何か行動の変化が起こることを願っています。


そして、

また、カンボジアか、日本、世界のどこかでお会いできたら嬉しいです。


人生は、一度きり。

自分のやりたいことを一生懸命やって、

目の前の人を笑顔にできるように、私も

カンボジアでがんばっていきます。


本当に、ありがとうございました。


(注1)カンボジアKAERUスクール(http://www.smilejp.asia/school/


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エッセイ集 フロンティア・フォーラムNo.105:「私が、突然カンボジアで養豚をはじめたワケ」山田史織さん(SMILEJP Co.,Ltd. ※カンボジアの養豚ガール)
http://japangap.jp/essay/2013/01/smilejp-coltd.html