JGAP寄稿者短信:「キャリアって?」栗原 宏平
4月に入り、入社式があったり、入学式があったり、
その中で就職活動をしている人もいると思います。
私も、3年前には就職活動を行い、
2年前には入社式を経験した。
そこでは凄く感じた事があります。
「キャリア教育?」
私が就職活動をしていた時、
丁度震災が起きたときでした。
日本全体が悲しみに包まれ、
何かが大きく変わった、
ようにその時は感じられました。
でも、本当に変わったのかどうかは大きく疑問が残ります。
さて、私の場合は自分の性格もあり、
「就職して〇〇をしたい」
という事は、全くありませんでした。
よく、「軸を作れ」とか、「自己分析をしろ」とか、
言われる方がいると思います。
100%必要ないかと言われると、そんな事は無いし
考える事によって生まれる事はたくさんあると思います。
ただ、私が就職活動で感じたのは、
「軸を作れ、自己分析=会社と交わるのが難しくなる」
という事です。
もし、本業でされている方がいらっしゃったら
一意見として聞いて頂けると嬉しいのですが、
私は社会に出てそう感じています。
なぜか?
一言で言うと
「会社にも軸があるので、会社と同じ軸でなければ、
結局自分自身の軸を作るという事は、自分自身が
会社になれと行っているようなものという事は、
会社の考えに合う合わないは関係なくなり、
就職するという事からは離れて行く」だと、
自分は考えるからです。
もし、就職活動をしている人たちに話が出来るとすれば
「どうすれば飯を食って行けるか一緒に考えて行きましょう」
だと自分は考えます。
私の場合は、何社も会社の方とお話しして、いわゆる、お祈りされ、
書いたエントリーシートの返事も来ない、
そんな事も経験しました。
でも、それって、人生の中では大きな財産だと思っていますし、
その経験の中で得たものはすごく自分の人生に大きな影響を与えています。
もし、これから仕事をして行く中で色々と悩んでいる人や、
これから就職先を探していて困っている人がいたとしたら、
「これからどうやって飯をくっていくか?」
キャリアとかグローバルとか、
よくわからない横文字は気にせず、
一度考えてみる事も大事だと私は思います。
プロフィール:
栗原宏平
1989年10月17日 神戸市出身。学生時代に議員秘書、個人ブランディングに関わる。
教育NPOでソーシャルブランディングに取り組む。
エッセイ集 フロンティア・フォーラム2012年3月24日付No52:「1年間の議員秘書インターンで思ったこと~政治に関心持とう!」 栗原宏平さん(関西学院大学商学部4回卒業)http://japangap.jp/essay/2012/03/post-18.html