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JGAP寄稿者短信:「モチベーションを上げるために朝井リョウさんの作品を読む理由」(豊永奈帆子、海外ノマド女子) 豊永さん写真3月4日.jpg


直木賞受賞作家、朝井リョウさんの「スペードの3」を読みました。

これで朝井リョウさんの本を読むのは「何者」「世界地図の下書き」に続き3作目ですが、
私が彼の作品を読むときはモチベーションを上げたい時です。

朝井さんの作品を読んでモチベーションが上がる理由は3つあります。

−会社員を続けながら5時起きで執筆活動中
−大学の同級生
−本に込められたメッセージ

会社員を続けながら5時起きで執筆活動中
雑誌のインタビューによると、彼は会社員を続けながら毎日5時起きで本の執筆をしているそうです。
今、私は会社を辞めてフリーでライターをしているので時間があるにも関わらず
「やる気の問題」で1日で1記事も書き上げられない事があります。
そんなときに彼の作品を読むと、会社で疲れているはずなのに
かつ5時起きしてこんなに素晴らしい作品が書けるなんて、
「私だってもっと頑張れるはず」という気持ちが強まります。

大学の同級生
私は、朝井リョウさんと同じ大学を同じ年に卒業しました。
年齢の近い人や、年下の人が活躍している様子を見るとすごく悔しい気持ちになります。
年上の人が活躍していいる姿をみても「あの人は年上だから」と言い訳することで自分を納得させてしまいますが、
年下の人の場合は年齢を言い訳にすることが出来ないので、
「私ももっと頑張っていれば今頃は。。。」
と思う気持ちが強まります。
私は、「悔しい」という気持ちをパワーに変えるタイプなので
朝井リョウさんの作品を読むと「悔しい」気持ちになって、
やる気が出ます。

本に込めれたメッセージ
スペードの3-300x300.jpg
作品のメッセージ性が強いです。
正直、小説を読んでいると読んだ後に、
「この小説は一体何を伝えたかったんだ。。。」
と思ってしまうことも多々あるのですが、
朝井リョウさんの作品を読んだ後には、毎回「きっと朝井さんはこういうことを
伝えたかったんだろうな。」と思うことができています。
(それが朝井さんの伝えたかったことと一致しているのかどうかは分かりませんが。)

私の場合、作品を読んだ後に、毎回「人生辛いこともあるけど、それからどうするかは自分次第。
プラスの人生にするために頑張らないと。」と言う気持ちにさせてくれます。

これからも、モチベーションが下がった時には
朝井リョウさんの作品にお世話になろうと思います。


2012年1月 フロンティア・フォーラム欄寄稿 No.35「留学で変わった私の人生」 豊永奈帆子さん(当時、早稲田大学国際教養学部4年)※英文付
http://japangap.jp/essay/2012/01/post-9.html

ブログ「Napo's Way 海外ノマド女子」: 
http://jp.nahokotoyonaga.com/