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JGAP寄稿者短信:「ご報告~なんと、みんなの夢AWARD5 ファイナリストに進出!」(教来石小織、非営利団体CATiC代表)ファイナリスト.png

そう遠くない昔、心密かに脚本家になるのが夢でした。


一人で妄想したことを一人でコツコツ書いて、郵便局で祈りながら投函し、

発表日になると一人で本屋に行って、『月刊シナリオ』をパラパラめくり、一人でドキドキしながら発表ページを見て、

自分の名前がないことにうなだれて、涙をこらえながら帰ることを、繰り返してきた10年でした。

31才になった時、才能がないとハッキリ言われ、夢をスッパリ諦めたと同時に、
生きる目的を見失い、生きる気力も失いました。

夢を見ることは、人を不幸にすることだと思いました。
叶わなかったというだけで、悲しい気持ちになるから。

でも私を救ってくれたのは夢でした。
「カンボジアに映画館をつくりたい」という夢でした。

様々な世界を見せてくれる映画が、
カンボジアの子どもたちの可能性をノックするのだと思い込み、
初めてのカンボジアへ行きました。

エゴだということはわかっていました。
迷惑そうだったら一度でやめようと思っていました。

だから映画に釘付けになる子ども達の顔を見た時、
泣きそうになりました。

真剣に観ている子ども達の顔を見ている今が、
人生で一番幸せな時かもしれないと思いました。

あの笑顔と無垢なまなざしに、どれだけ救われたことでしょう。

子ども達は、楽しんでくれている。
映画を楽しみに待ってくれている。
続けないわけにいかないと思い込みました。

カンボジアの隅々まで映画を届けよう。
映画を観る機会があまりない子ども達に映画を届けることで、
子ども達にたくさんの夢の種をまく。

そうして世界はもっと良くなるのだと、
立ち止まり悩むこともありながら、

気持ち悪いくらいに思い込んで進んできたように思います。

先日、「みんなの夢AWARD」に応募しました。
ファイナリストの7人に残ったら、
日本武道館で8000人の前に立ち、
夢を話せるという夢のような大会です。

ファイナリストに残った名前を見たときに、
『月刊シナリオ』に名前を探していた頃の自分と重なりました。

あの頃と違うのは、
徹夜で収支計画書を作ってくれる仲間がいたことでした。

何度も根気良く、同じスピーチを聞いてくれる仲間がいたことでした。
応援の声をくれる方がいたことでした。

彼らの時間と優しさに応えるために、

全力でやらねばと思えたことでした。

全力で臨む先に、カンボジアの子ども達の笑顔があるのだと思えたことでした。

一人ではなかったことでした。

夢と幸せは、決してイコールではつながらない。

夢を見ることで不幸になることもあるけれど、

それでもやはりどうしても、

子ども達に、夢は大切だと伝えてしまうのだと思います。

何度挫折しても、
夕飯が海苔でも、
夢があれば生きていける。

夢には人を這い上がらせる力があるし、
何度でも見られるものだから。



2015年2月23日。
日本武道館は、

決してゴールではありませんが、
夢を広げ、ミッションに近づけてくれる場所になると思います。
有難い場所に連れて来てくれた沢山の方達に感謝を込めて。

非営利団体CATiC代表 教来石小織(きょうらいせき さおり)


(関連記事)
2014年10月13日付
エッセイ集 フロンティア・フォーラムNo.188:「カンボジアに映画館をつくろう!」(教来石 小織、非営利団体CATiC代表)http://japangap.jp/essay/2014/10/-catic.html


非営利団体CATiC 公式サイト:http://www.catic.asia/