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1/23(金)19時~ 石倉洋子さんの第23回「Davos Experience in Tokyo」参加者募集!
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東京に居ながらにして、ダボスが体験できる!~今回のテーマは「こんなものができました。誰にどんな価値が?」

今回2月20日(金)開催のDavos Experience in Tokyo(『ダボスの経験を東京で』)のテーマは「こんなものができました。誰にどんな価値が?」。これについて、主宰者の石倉洋子さんは次のように語る。

「ハッカーというと、皆さんは、どんなイメージを持つでしょうか。数年前の世界経済フォーラムの年次総会で、"良いハッカー"の話を聞いたことがあります。『ハッカーには良いハッカーと悪いハッカーがいる』という話から始まったセッションでは、当時としては、エー!というようなテクノロジーを駆使した(といってもそんなに大それたことではない!)仕掛けや世界の課題(たとえば環境)への解決(というと大げさに見えますが、全然そうではなかった!)などを見せるものでした。」

「私に一番印象的だったのは、『普通の人は新しい製品を見ると、何ができるのかと製品の機能を学び、使おうとする。ハッカーは、この製品に何をさせられるか、を考えるから、元の機能にはとらわれない』というコメントでした。
これを聞いて、なるほど!と思ったことを覚えています。特に私は『説明書を良く読んでから』と習った?世代(でも結局わからず、挫折か、友人に聞く!)なので、この話が印象に残っています。」

「一晩ハッカーになって、できてしまった製品2つにどんなことをさせるか、を考えてみたい人、そのマーケティング方法を考えたい人、2月20日の『ダボスの経験を東京で』にお越しください。2つの製品とは、THETAという360度のデジカメとRingUという離れていても、指輪でタッチを伝えられる製品です。」

そして、石倉さんはこう結ぶ。
「デザイナーやマーケッターもですが、この際ハッカーになったつもりで、どんなことがさせられるか、やってみませんか?」

学生や院生、若手社会人にとって、ワクワクするテーマではないだろうか。

■今回のセッション概要
第23回のテーマ: 「こんなものができました。誰にどんな価値が?」

2月20日の「ダボスの経験を東京で」シリーズ第23回では、皆さんにデザイナー/マーケターになり、2つの製品をどうやって世の中に広めていくか、をクリエイティブに考えていただきます。

2つの商品とは、株式会社リコーが開発した360度を撮影できるデジタルカメラのTHETA(シータ)と、Mixed Reality Lab(元慶応メディア・デザイン、現在はロンドン在住の) Adrian Cheok教授のラボで開発されたRingUという製品。

通常、新しいビジネスを考える場合、次のようなステップで考えると教えられます。「市場にはどんなニーズがあるか」「どんな問題が社会にはあるか」「それをどんな製品やサービスで解決するか」「自社の提供するユニークな価値の提案、ターゲット・セグメント、どんな形でまた価格で提供するか」などです。

この二つの製品はこうしたステップで開発されたものではありません。ちゃんと機能する製品はできた。しかし、誰が必要としているのか、この製品でこたえられるマーケットニーズは何か、どのようにマーケティングしていくか、ははっきりしていないのです。(今回生産については、十分な生産能力がある、という前提で進めますので、生産について考える必要はありません)

そこで、2月20日の「ダボスの経験を東京で」では、皆さんにこれまでのプランや用途を超えて、自由にクリエイティブにこの2つの製品を市場に提供するアプローチを考えていただきたいのです。小さなグループに分かれて、2つの製品のうちどちらかのマーケティング戦略を立案していただき、それを全体に発表していただきます。ワクワクしませんか?!

※詳細・申込は、以下のサイトから
http://dex.tokyo/next-session-23/
尚、「学生」は社会人の半額で参加できるので、申込サイトをよく読もう!

(資料)
■『ダボスの経験を東京で』の開催の背景
 日本では世界的な課題について英語で議論し、解決案を考え、実行する場が少ないのが現状です。
 もっと世界を舞台に、堂々と議論できる人を育てようという目的からから毎月行われているのが、一橋大学名誉教授の石倉洋子が担当するプロジェクト「ダボスの経験を東京で」(Davos experience in Tokyo、以降「DEX」)シリーズです。このシリーズは、世界の課題に関心が高く、将来ダボスのような会合に参加したいと考える方々と共に、世界的な課題について英語で議論を交わし、自身の洞察を深めることを目的としています。 http://dex.tokyo

 このシリーズでは、
1.ダボスで世界のリーダーが行っている議論、今ホットな世界のテーマや課題を、その場でグループ別に、英語でブレーンストーミングする。つまり、ダボスで行われているような知的活動を東京で少人数のグループに分かれ、英語で行う。
2.見る、聞くだけでなく、自分たちが当事者として、テーマを選び、考え、表現し、議論する。
3.同じような関心を持つ人々と会い、ともに活動する契機をもつ
ことを目指し、毎月一度(通常金曜日) 19:00開場  19:30~21:30開催されています。

■セッションの目的
世界の課題に関心が高く、将来ダボスのような会合に参加したいと考える方々と共に、世界的な課題について英語で議論を交わし、自身の洞察を深めることです。

(参考:JGAPインタビュー)
「 留学、ボランティア、そして7年間のフリーター経験を今につなげる大学教授」 慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科前教授 石倉洋子さん-私のGAP YEAR時代 2011年5月30日付 http://japangap.jp/gapyear/2011/05/003.html