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海外ギャップイヤー事情米国編:「書き込みサイトのレディットに掲出されたギャップイヤーの過ごし方」の巻

Redditはオンラインのニュースや面白い記事の一覧を提供している英語圏のウェッブサイト。サンフランシスコに拠点がある。興味のある記事へのリンクを収集・公開するソーシャルブックマークサイトである。

 新聞記事やその出所写真の紹介、感想募集についてのトピックを誰でも立てられるソーシャルニュースサイトでもある。また、AskRedditは質問を掲載し、会員は様々な情報、示唆に富む討論を引き出したり、又、そのトピックについてのコメントを誰でもつけて討論することが出来る電子掲示板の一種でもある。

 今回掲載されていたのは、「高校卒業後から大学入学前の間にギャップイヤーを取得したことがあるか?そして何をしたか?」という問いかけだった。以下、個人の書き込みを紹介してみよう。

「大学と法科大学院の間に一度、ギャップイヤーを取得した。 でも約2年近かかった。後悔しているけど、気持ちの落ち込みが"消極的に"そうさせたんだ。」(このケースは、積極的なギャップイヤーの取得ではないようだ。)」

「高校卒業後にギャップイヤーを取得して、大学に行くための給付金ねらいで節約ばかりの4年間の海軍生活をしたよ。」

「働いたよ。 何がしたいのか、何がしたくないのか気付かせてくれたよ。」

「1年間休暇を取った。その間、小売りの仕事に就(つ)いて、バイオリンをひいていたよ。」

「2005年に自分の人生がどこに行きつくのか全くわからないまま、高校を卒業した。地元のカフェの調理場で働き始め、翌年には気乗りのしないウェイトレスをやり、たばこや薬をやったけど、なぜか大学に行こうと思い立った。奮起して(約3年半後)、商学部の会計学を専攻しようと決めた(高校で会計学が一番得意だったから)。勉強を始めて5日後に結局離脱して、配管工事の見習いに入り、6年後、年間104,000NZ$(約900万円)稼げる配管とガスの工事職人になった。」

「7年間の休暇を取った。その間トラックを運転し、テレタイプ通信をつかい、またタイピスト・事務員、ケーブルをつなぐ仕事をして働いた。貯金して、それを大学に使った。」

「ギャップイヤーは取得したけど、ギャップイヤーってそもそも一生終わるものじゃないし、結局大学には行かないと決めた。日本やオーストラリアを旅してまわり、そして最後にニューヨークに行ったよ。」

通常、高校卒業後におけるギャップイヤーの大学への帰還率は、9割を超えると言われている。しかし、この書き込みを読むと、「特異」な例が多いようだ、

正しく、いろんな人生があるなと思った。

文・JGAPギャップイヤー総研客員研究員 余田有子.


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