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JGAP寄稿者短信:「国を好きになるということ」(内藤俊輔、 青年海外協力隊/ルワンダ派遣)

今回は自分が初めて日本以外の国に住んでみて感じている事を書きます。

僕はルワンダが好きです。

ただ「どこが好きなの?」と言われると困ってしまいます。

何故か?

それは「好きなところ」と「嫌いなところ」全てをひっくるめて好きだからです。

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言葉にするとややこしいですね。だから困ってしまうんです。


最初にルワンダに来た時もルワンダは好きでした。

でも今の感覚とはまた違います。

最初の頃は,安全だし,人も優しいし,気候も良いし,食べ物も美味しいし,,,

などなぜ好きか?が言えました。

でもそれは裏を返せば良いところしか見えてなかったのです。

やはり数ヶ月住んでいると,悪いところが見えてきます。

すると今度は不満を言い出します。

交通規則や時間は守れないし,雨が多いし,食べ物の種類は少ないし,,,

と愚痴愚痴言う期間がありました。

自分はルワンダを嫌いなんじゃないのか?と思う事もありました。

しかし,この時期を乗り越えると,

交通規則は守れないけど安全だし,雨が多いけど暖かいし,食べ物は種類少ないけど美味しいし,時間にルーズだけど優しいし,,,
うーーーん,よく分からないけど好きだ!

という感覚になります。

これが自分の中での本当に好きという感覚だと思っています。

こうなるとちょっとやそっとでは嫌いになる事はありません。

一生この国と関わっていきたい!と思える様になったのも,この感覚になってからです。

色んな国に住んだ事がある人に聞くと,

必ずしも長く住んだからといってこの感覚になれる訳ではないようです。

やはり相性はあるかと思います。

自分は最初にこの感覚を得る事が出来たのでラッキーでした。

こういう良いところと悪いところを分かった上でこの国を認める気持ちは,

この国と今後付き合っていく中で大切なものだと思います。

よくよく考えると,これは人に対しても一緒ですね。

友達,親友,家族,恋人,良いところだけ見て好きだと思っていてはいつか壊れてしまうかもしれません。


(関連記事)
2014年7月16日付エッセイ集 フロンティア・フォーラム No.174:「 格好悪くてもいいじゃないか。それでも前に進み続けるたった1つのコツ」(内藤俊輔さん、 青年海外協力隊/ルワンダ派遣) http://japangap.jp/essay/2014/07/post-79.html

2014年9月13日付JGAP寄稿者短信:「世界一周するのと,海外に長期滞在する違いは何ですか?」http://japangap.jp/info/2014/09/jgap-166.html


プロフィール:
内藤俊輔
1986年青森生まれ。
中学時代に父を亡くし母子家庭で育つ。マーケティング会社に約5年勤めた後,平成24年度4次隊として青年海外協力隊でルワンダに派遣。

Blog:ルワンダから観た世界〜内藤俊輔BOOK〜(http://ameblo.jp/naikel0311/
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