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海外ギャップイヤー事情 中国編:「なんと、大学在学中での起業のためのギャップイヤーが推奨され始めた!?」の巻中国2.jpg

新卒者が増大する中、学生が起業できるように、中国の大学が"ギャップイヤー"を奨励!
 中国の有力紙『サウスチャイナ・モーニングポスト』に、中国で大学生に起業するための学業の延期(ギャップイヤー)を奨励するニュースが掲載された。


 同紙によると、現在、増え続ける新卒者の対策として中国当局は、中国本土の起業家を目指す学生に対して、独自のビジネスを興せるように一時勉強を延期することができるようにしている。

 中国の教育部(日本でいう文科省)によると、今夏には新卒者数が750万人にも及び(対前年比22万人増)、「買い手」市場に拍車がかかる。

 大学側に、より柔軟性をもって対処するように、事業をやってみたい学生がいれば勉強を延期できるようにとの通達がまわった。

 欧米の大学では頻繁にギャップイヤーが奨励されているが、それとは若干違い、中国本土では学生は中断なく4年間で学位をとり学業を終わらせなければならない。. 

 よって、大学側にも、アントレプレナーシップで単位がとれるコース設置が要求され、また有望な学生達に助言を与えられるように企業のオーナーや投資家、学者を講師として招くことが必要とされている。 そしてメンターとして、企業登録の実用的な援助、資金調達や減税措置など学生達が起業するうえでのサポートをする。

 一方学生側は、金融機関、NGO、事業者団体、またはその他企業から資金で魅了し、支援をもらえるオンライン・ビジネスを始められるように奨励されている。

 教育部は今年9月には新卒雇用者のデータを発表し、12月には雇用率を公表することになっている。 

 中国では、多くの学生が卒業と同時に職探しに困難を極めているので、新卒雇用の問題は国の指導者たちにとって主な関心事になっている。

 昨年4月、李克強(リークーチアン)首相は国務院において新卒雇用についての政策方針についての会議を開き、その席で学生を雇う中小企業にはインセンティブを出すことを話し合った。また、李首相は浙江(せっこう)大学を訪問した際に、学生達に起業することを勧めている。

 新華社通信によると初めて起業した場合の成功率は2.4%しかなく、イー・コマースで有名な浙江(せっこう)大学でさえもその成功率はたった5%しかない。

 「モチベーションが問題だとは思わない。やる気は皆持っていて努力しているのだが、まだわずかしか成功していないのだ。成功率が低いことにはより深い理由があるのだ。また、北京大学と精華大学では起業する為に学業を中断することを学生たちに奨励している」と21世紀教育研究院の課長補佐は語る。
大卒の学業水準は落ちつつあり、イノベーション能力が低下していることは、学生たちの起業することに問題があるだけでなく、職探しや仕事を持ち続けることにも問題があるのだ、とBingqi氏は付けくわえる。

 北京で起業家になるためのトレーニングを提供しているチャイナハブのディレクターは、起業の成功率が低いことはあまり気にしていないという。なぜなら会社を始めることは失敗の過程の先に成功があるからで、学生達は大企業で働くよりも、こうやってイノベーションについてより多くのことを学んでいくからだ、と語る。

文・JGAPギャップイヤー総研客員研究員 余田有子.

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2014年12月1日付
海外ギャップイヤー事情 英国編:「ギャップイヤー保険とは、そもそもどんなもの?!」の巻http://japangap.jp/info/2014/12/post-164.html


2013年1月9日付 なんと、大学院が「ギャップイヤー・プログラム」を創った?!~ "起業家精神と経営管理の"ギャップイヤー修了書"が授与される南ア・有力大学院1年専修コースが出現-JGAP代表ブログ
http://japangap.jp/blog/2013/01/-httpkodamayusukewordpresscom20121207efbc91efbc99e6adb3e381aee88ba5e3818de8b5b7e6a5ade5aeb6e38081e4b.html

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