JGAP寄稿者短信:「後編 人物面接編~青年海外協力隊 コミュニティ開発のケース」(竹田憲弘、 青年海外協力隊ルワンダ派遣予定)
青年海外協力隊の27年度春募集の選考ステージに進まれた方向けの情報です。
ぼくが受けた27年度秋募集の、2次試験(人物面接)における質問事項や回答を書いておきます。職種はコミュニティ開発でした。
■人物面接
面接官:40代前後の男性2名
前回の技術面接同様、圧迫的な雰囲気はなく、終始なごやかに進められました。
"面接官:応募したきっかけ・動機と、退職参加するようですがー帰国してからのプランを教えて下さい。
タケダ:帰国後は子育て支援などのソーシャルビジネスに携わって行きたいと考えています。そのための現場経験を積むことが、今回応募した動機です。
"面接官:応募した要請に対して、ご自身のスキルで活かせることはありますか?
(応募した要請は、南アフリカ共和国の黒人小規模農家に対するICT技術力の向上プロジェクト)
タケダ: メーカーの営業として培った企画力と交渉力は活かせると思います(前回の記事参照)。
ここで変化球の質問。
"面接官:ちょっとおかしなことを聞きますが...一芸のようなものはありますか?現地の方々は隊員が来るのを楽しみに待っており、歓迎会などで何か披露する必要があるかもしれません。そのときに何かできることは?
タケダ:そうですね...歌を歌うのが好きなので、現地入りする前に、現地の歌を現地語で覚えて披露したりするかもしれません。
面接官:楽器などは何か弾けますか?
タケダ:ギターが弾けるので、弾き語りなどできるかもしれません。
面接官:それいいじゃないですか!ギターは現地に持っていきますか?
タケダ:持っていけるなら持っていきたいです。現地でのコミュニケーションに役立ちそうですし。
一瞬アナ雪かと思いました(そういうの大好きだ!)。
"面接官:ストレスはどうやって解消しますか?
タケダ:ギターを弾くことはもちろんですが、新しいことを身に付けることが好きなので、現地の楽器や料理、ダンスなどを教えてもらうと思います。
"面接官:なぜ留学先にアイルランドを選んだのですか?
タケダ:普通とはちょっと変わったところに行きたかったからです。それとヨーロッパでは数少ない英語圏なので、各国から英語を学ぶために学生が集まっているからです。実際に中東やアジアなど様々な国からの留学生と交流することができました。
"面接官:帰国後のソーシャルビジネスに対する具体的なプランはありますか?
タケダ:正直なところ、現段階では具体的なプランはありません。2年間の派遣中に考え方や世間の情勢も変わると思うので、現地で活動しながら詰めていきたいと思っています。いいなと思っているのは、フローレンスやコペルニクなどの企業です。
面接官:コペルニクの代表の方...名前なんでしたっけ...?
タケダ:中村さんですね。
面接官:ああ、そう!以前中村さんの講演を聞いたことがありますよ。収益化はなかなか難しいようですが、おもしろいビジネスプランですよね。
やはり派遣終了後のプランは重要なようです。40代くらいでソーシャルビジネスについて語れる人がまわりにいなかったので、面接とはいえ話していて面白かったです。
「一芸はありますか?」というような変化球の質問もあったので、趣味や特技についても語れる準備をしておくといいかもしれません。
(関連記事)
2015年6月20日付JGAP寄稿者短信:前編「備えよ! 青年海外協力隊 コミュニティ開発〜技術面接編」http://japangap.jp/info/2015/06/jgap14.html
2015年5月27日付-エッセイ集 フロンティア・フォーラム
No.220:「『いつかは、おそらく』ではなく、『いま、確実に』できることを~ぼくが大手企業を辞めて、ルワンダへ行く理由」(竹田憲弘さん、 青年海外協力隊ルワンダ派遣予定)
http://japangap.jp/essay/2015/05/post-108.html
ブログ:「ちょうじょうなこつで。」http://blog.livedoor.jp/norehero/