海外ギャップイヤー事情 米国編:「人生の第2幕に向けて、シニア世代のギャップイヤーの4つのポイント!?」の巻![]()
ギャップイヤーは何も若者だけの"特権"ではない。エグゼクティブクラスの人が、今あるキャリアから次のキャリアへと転職を考える時にも有効な期間・時間であるギャップイヤーが存在する。いわばGap Year for Older Exec.であるし、grey gap year(シニア世代のギャップイヤー)という言葉も使用されるようになってきた。バリバリのキャリアから、例えば非営利団体へと意義のある人生の第2幕をスタートさせる際の助けになるというのだ。
有意義な仕事をみつけるために何も高額な「ギャップイヤー・プログラム」の参加費用を払う必要はない。できれば転職する前に考えるとよい。さて如何にしてキャリアをうまく切り替えられるだろうか? キャリア・アドバイザーのケリー・ハノンさんに聞いてみた。
多くの人が人生の第2幕を考える時に、全く新しい仕事に就こうとするが、そういうことではなく、今自分が持っている能力やスキルを転用してみることを考えてみよう。コミュニケーション力、資金募集力、文章表現力等など、自分が今後目指したい分野で、これらのスキルをどのように転用できるかを考えてみよう。もし非営利団体に行きたいと思っているなら、なおよい。そのようなスキルは本当に必要とされていて役立つ。
そのためにはそういうスキルを持っていることを特徴づけよう。自分が本当にそこで働いてみたいという強い関心と興味があり、使命を感じているならば、まずはボランティア活動を始め、目的にむかって第一歩を進めてみる。そうすることによってその団体・組織でも自分という人物を知ってもらうよい機会になるし、自分も相手のことを知ることができる最高の機会になる。そして本当にその団体は自分を奮い立たせてくれるのかをよく考えてみよう。なぜならこれはまさに何かをやるための自分の時間だからだ。
新しい機会に必要なのは、自分の履歴書をもう一度見直すことだ。これまでと同じ履歴書をもう使いたくないはずだ。大切なことは、自分のストーリーを描くことだ。以前の仕事ではどういう風に働いてきたかということを人に対して表現したいはずだ。そしてそこでのスキルや能力を新しく自分が働きたいと思っている職場(非営利団体)でどのように転換していけるのかを表現することが必要だ。
さて、ここでやらなくてはならないのは以下の4点だ。
①肉体的にも経済的にも、精神的にも自分を管理できるようにしておく!
肉体的に維持しておくということは、まず年齢主義に対抗していく上で重要なことだ。なにも100メートルをものすごいスピードで走ったり、ウェイトトレーニングをする必要はない。肉体を維持していると、ある種の風格や雰囲気が出てきて、なによりも雇用者にやる気をみせられるし、前向きなエネルギーを感じる。 彼らには目の前にどういう人(何歳の人)がいようと、自分が挑戦を受けてたてる人物だということを示す意味がある。
②金銭的に身軽になっておこう!
これはプランニングのプロセスであり、自分に時間を与え、3~5年の内にキャリアを転職できるようにする準備時間なのだ。もし今、借金があるならば返済すること。そして自分の生活をコンパクトにして、支出予算を組んでみよう。もしこれができて金銭的にも維持できれば、身軽になれる。そうすれば一定の給料は必要なくなるはずだ。そして非営利団体のような職場に働き始めるようになれば、以前よりも安い賃金で仕事を始められることが保証される。
③精神的自立を!
そして3番目は、精神的に自立しておくことだ。つまり私が言いたいのは、瞑想プログラムやヨガなどどんなものでもいいが、自分の意思と合致させることが大切だ。キャリアをシフトする時にはストレスから逃れて、集中する必要がある。自分がやりたいことは何か、どんなインパクトを世界に与えたいのかを考えよう。そういう時はボランティア活動に携わり、とにかくやってみたいところで働き始めよう。どこから新しい機会がめぐってくるかわからない。もしそこになければ、色々な人に会いにでかけてネットワークを広げておくことも必要かもしれない。
④履歴書は随時アップデートを心掛ける!
そして履歴書は常にアップデートして維持しておきなさい。もし新しいポジションに移動して、以前の仕事と今の仕事の差異があれば、今現在の仕事のことも詳細に履歴書に反映するようにしておこう。頭の中で考えるだけではなく、とにかく新しい世界に飛び込んでいってみよう。
実際本当に必要なことはじっくりと傍観して、少し自己分析してみることだ。この人生の段階において自分が本当にやりたいことは何か、自分が得意とすることは何かを考えよう。もっとも成功するキャリアの転職方法は、少なくとも3~5年をかけてキャリアを変えることだ。例えば何年後に自分は新しい分野で活躍していたいかというように、柔軟な目標を立ててみよう。
文・JGAPギャップイヤー総研客員研究員 余田有子
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