ギャップイヤー・ジャパンからのニュース・お知らせ

参加者の横顔:「僕は自分の育った地元が好きだ」和泉 大介さん(SUKIMACHI共同代表、獨協大学)izumi san21751812_2033019920259154_498398998917428180_n.jpg

宇都宮大学COC+ (地域創生) 事業主催「フィールドワーク&ワークショップ合宿 "地元で生きる"を考える@足利」(愛称:足利キャリア合宿)には、地元に熱い想いを持っている大学生が多い。

今回の参加者で、二日目の早朝の8時半から30分、「今の想い」を語る和泉大介さんの原体験は、高校時代にあった。高校2年生だった2014年1月、地域の足であった単線でわずか6.4キロしかない「銚子電鉄」が脱線し、町の足が奪われた時だ。

修理代が出せない銚子電鉄に、生徒が思いついたアイデアは、クラウドファンディング。当時はまだ高校生がチャレンジするのは、ほとんど事例がないファースト・ペンギンであった。彼らの募集金額は300万円だったが、その熱い想いは共感を集め、全国から500万円以上の寄付が集まった。【注1】参照

これを契機に、和泉さんは、「僕達にも、地元でできることはある」と、ますます地元である銚子に想いが募った。大学に進学してからは、地方から東京に進学した大学生が、それぞれの地元に貢献する任意団体SUKIMACHIに入会して、今年4月から共同代表になっていて、活動の幅がまた広がった。多くの地域を訪問している。

「足利キャリア合宿」に参加すれば、地域や地方に熱い想いを持った和泉さんのような学生と意見交換や交流できる。


【注1】
2014年10月6日付
No.187:「脱線事故で走れなくなった銚子電鉄をもう一度走らせたい!~僕たちの想い」(和泉 大介さん、銚子商業高校3年 プロジェクト代表)-ギャップイヤー・ジャパン
エッセイ集 フロンティア・フォーラム http://japangap.jp/essay/2014/10/-3-2.html 


・9/30(土)・10/1(日)実施 宇都宮大学COC+ (地域創生) 事業主催「フィールドワーク&ワークショップ合宿 "地元で生きる"を考える@足利」 大学生参加者募集-http://japangap.jp/info/2017/07/930101.html 

・9/30(土)・10/1(日)実施  宇都宮大学COC+ (地域創生) 事業主催「フィールドワーク&ワークショップ合宿 "地元で生きる"を考える@足利」 若手社会人参加者募集-ニュース | ギャップイヤー・ジャパン http://japangap.jp/info/2017/08/930101-1.html 


【概要】
9/30(土)・10/1(日)実施
「フィールドワーク&ワークショップ合宿 "地元で生きる"を考える@足利」大学生参加者募集


「生まれ育った故郷や地元をなんとかしたい!」という問題意識を共有できる全国の大学生を募集!

昨年9月、日光市で開催した宇都宮大学COC+(地域創生)の「フィールドワーク&ワークショップ合宿(通称:キャリア合宿)」である「"地元で生きる"を考える」が、"再開"されます。昨年は、参加学生にとって集合写真が物語るように、今年は会場を足利学校とフラワーパークの藤で世界的に有名になった足利市に移し、開催します。

今年も、フィールドワーク(街歩き)の後、デザイン思考で設計されたワークショップを通して、ポスト東京五輪の2021年の近未来を見据えた観光改革案のコンテストを実施し、「足利市長賞」を目指します。

この「キャリア合宿」の特徴は以下の4点が挙げられます。
・男女問わず、東京など県外の多様な大学生(院生含む)による混成チームによる対話
・JR宇都宮駅に午前9時に土曜日に到着すれば、後は宇大バスで2日間の足利合宿
(もちろん都内等からJRや東武電車で直接足利市の会場に行くのも可能)
・地元や地域を愛し、価値観を共有できる登壇者との議論と交流
・1泊2日、3食(夜・朝・昼)付きで、参加費は宿泊費込で4,000円(当日徴収)


宇都宮大学のCOC+「とちぎ仕事学部門」はズバリ「地域創生」がテーマ。地元好きが全国から集結する9月最終週の週末は、密で熱い2日にしよう!

 最近よく語られることに、東京は大学入学などで、若者をブラックホールのように地方から吸収するが、その後、幸せがなかなか築けていない現状がある。若者も地元に戻って暮らしたいが、仕事がないのではと諦めてしまう・・・。

 人口減の中での少子高齢社会という極めて難しい環境中、これからどのように一人ひとりの自己実現や幸福は可能なのでしょうか?「地域創生」については、日本各地で様々な取り組みや新しい動きが散見されるが、まだ緒に就いたばかりというところ。

 一方、「地域の担い手である若者や住民が"自分事"として自ら考え動くことなしには地域が変わる、生き方が変わる、働き方が変わることはない」ということと、"外部"の多様で新鮮な目はやはり価値づくりに有効ということがコンセンサスになってきた現状がある。栃木県が有する観光資源として抜群の潜在力を有する足利市で、「地元(出身地)で生きる」をテーマに大学生・院生が集まって対話と議論をする。
 参加費用もJRの宇都宮駅(東京駅から新幹線なら50分、在来線快速では約90分(注1)で片道料金は2千円弱)まで来ると、なんと3食・宿泊費込で4千円(当日払い)と大学生のフトコロにも優しい。募集は定員24名(先着順)。主催は宇都宮大学COC+「とちぎ仕事学」部門、共催に足利市が入っている。

初日午前は足利市等から市政などの情報をインプットし、俄かチーム編成の後、4人を1単位に、足利市を夕刻まで車や鉄道を利用しながらフィールドワーク(テーマを持った街歩き)する。夜は宿泊先でもある足利市研修センターで、食事後ナイト・セッションに移る。「足利で生きる!」をテーマに足利移住者や足利で活躍する若者3名が参加者に語り掛け、対話を行う。インスピレーションを受けた後は、フィールドワーク(街歩き)での観察や取材、調査の成果をデザイン思考の手法に基づき共有し、各チームでブレスト。新サービス・新商品、新政策などに落とし込んでいく。2日目は朝一番に、東京の大学に進学した地方出身者の集まりである任意団体SUKIMACHIの活動報告を受けた後、チーム対抗の「足利観光改革プランと各地元への適用」をテーマに、プレゼン資料の議論・検討・準備をワークショップ形式で行う。そして午後から発表・審査のフィナーレへと進む。午後3時に思い出の足利市に別れを告げ、それぞれ宇大バスで東武足利市駅、JR足利駅、JR宇都宮駅の順に停車し、最終宇大到着は午後4時40分を予定している。

 観光分野で潜在能力の高い足利の地で、参加者のGMT(ジモト)の将来を考える手がかりがつかめるだろう。この2日間の合宿中、以下のGMT5の話が聞けたり、意見交換ができる。

申込はEメール・アドレスcocplus@cc.utsunomiya-u.ac.jp に、氏名・性別・大学&学部名&学年・住所・本人携帯番号・自宅電話番号を記入し、件名:「足利キャリア合宿申込」として申し込めばよい。

登壇予定のGMT5 (=ジモトファイブ、敬称略)
①木村勲武(きむらいさむ)35歳
 足利市出身
 県立足利高校 → 成城大学経済学部
 株式会社グローバルダイニング
 有限会社遊戯
 洋食フライパン
 野菜と農場暮らしの実験室
 マルショウアリク
 などを経て、2017年4月足利市にUターン
 10月の独立出店へ向けて準備中

②山下彩華(やましたあやか)25歳
 今年度6月1日から地域おこし協力隊
 愛媛県松山市出身 筑波大学大学院在学中
 芸術や文化の研究をし、足利の古民家を活かした
 アート展などを絡めまちなかの魅力向上を企画している

③永井健太(ながいけんた)35歳
 足利市出身の唯一の元プロサッカー選手
 県立栃木高校 → 駒澤大学 → 栃木SC → ツエーゲン金沢
 を経て現在、市役所広報課でシティプロモーションを担当している
 異色の公務員

任意団体SUKIMACHI 共同代表 末永新・和泉大介
・・・地方から東京の大学に進学した学生の任意団体。地元(すきなまち)を発信する学生を増やし、若い世代の 「遊ぶ、働く、暮らす」選択肢を地元中心に広げることを目的としている。 

170718_足利キャリア合宿 _オモテとウラ_ページ_2.jpg