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海外ギャップイヤー事情 英国編:「オックスフォード大学日本事務所所長が勧める"ギャップイヤー生"受入による日本の大学のグローバル化!」の巻中国2.jpg


ギャップイヤー生(gap year student)受入による日本の大学のグローバル化!
 オックスフォード大学日本事務所所長のアリソン・ビール(Alison Beale)氏がクーリエ・ビジネスのインタビューで日本の高等教育やオックスフォード大学の事例、留学の魅力について応えている。

 その中で、「日本の大学の研究力は高いが、国際化には根本的な制度改革が必要」として、大学の国際化に向けては、表層的な部分だけではなく、個別の大学が強みを分析し、中身の制度などを根本的に変えていく必要があるとコメントする中、「世界から優秀な人材を集めるには、提携校の数や交換留学の機会が多いことより、まず大学全体の中身が充実し、伝わらなければいけない」と発言している。

 また、「日本の大学が海外の学生にも魅力的になる」には、「ギャップイヤー生(gap year student)を受け入れるコースを柔軟に展開することも、留学生を増やすための教育環境作りへの一つの可能性」と提案している。

 これは、留学のタイミング(秋入学)が異なっているため、英国から日本に留学するチャンスが狭くなっている。高校生は大学入学前に、大学生は大学卒業後にギャップイヤーを取得して1年程度、海外(課外)留学やボランティア活動を行う若者が多いが、ギャップイヤー生(gap year student)は大学に所属していないため、提携先との交換留学制度が主流な日本の大学で学びたくてもその機会がないことを指摘している。

 高校卒業後で大学入学前、そして大学卒業後のギャップイヤー生(gap year student)は、いまや英国だけでなく、世界に散在する。そのような若者を日本の大学がなんらかの形で受け入れば、コストのかからない「大学の国際化」と活性化に寄与するのではないだろうか?


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「ついに大学に、文科省の"ギャップイヤー予算"が付く!」-JGAP代表ブログ
http://japangap.jp/blog/2015/01/-27-httpwwwkanteigojpjpsingisouseikihonseisakudai2s6pdf.html

2015年5月15日付
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2014年12月1日付
海外ギャップイヤー事情 英国編:「ギャップイヤー保険とは、そもそもどんなもの?!」の巻http://japangap.jp/info/2014/12/post-164.html


2013年1月9日付 なんと、大学院が「ギャップイヤー・プログラム」を創った?!~ "起業家精神と経営管理の"ギャップイヤー修了書"が授与される南ア・有力大学院1年専修コースが出現-JGAP代表ブログ
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