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JGAP寄稿者短信:「就職活動解禁の時期を迎えると毎回思うこと 」藪内さん顔.jpg


 就職活動(会社説明会?)が解禁だそうです。

毎年、こういうことを聞くと思うのは、

この変化の激しい世の中で、一年以上先のスタートラインを決めるのに結構な時間を使って言いわけ?


ということです。


2015年3月に就職活動を始める人が、実際に仕事を始めるのはふつう、2016年4月(秋卒業の方だと、2015年10月から、という場合があるのかもしれませんが)。


実に、仕事始めるまでに13か月も時間があるわけです。



13か月って、月にしたらたったの「13」ですけど、結構な時間がありますよ。


今の世の中、1年でものすごく変化することが多いです。

去年あれだけ調子を上げていたスカイマークが、経営破綻。

その逆もまたしかりで、例えばピーチなんかは新規就航路線をバンバン開設して、関西に続き東京を第二の拠点にしています。


経営計画や事業目標というのは、ある程度固めて、長期的に作り、取り組んでいくことができます。

その一方で、スカイマークの場合のように、幾つかの選択ミスが重なると取り返しのつかない事態に陥る場合もある。


とにかく、一年っていう期間は、私たちが思っている以上に長いですし、いろんなことが起こる可能性が高い。そして、悪い出来事は得てして、予告もなく発生します。


だんだんと変化が激しくなっている世の中で、1年以上先の出発地点を決めるために職探しをするっていうのは、企業側がどう考えているのか、学生側がどう考えているのか知りませんが、個人的にはものすごくリスクの高いことだと思います。

(今の私が学生の立場だったら、リスク分散もかねて自分で小さな仕事を作ったり、個人事業主で生きていくことも同時に考えて動くと思います。実際にそんな感じで学生時代の後半は過ごしていましたし)


それに、就職が決まったとしても、その道がいつまで持つかも実際のところ分かりません。とにかく、これからはだんだんと変化も早くなっていくでしょうし、就職が決まったから一安心、という世の中でもありません。常に考えて動くことが求められています。究極的に言うと、自分の哲学が問われるわけです。


大学卒業後、半年でうつ状態になって会社を退職し、少しの間海外を放浪した後独立した(せざるを得なかった)私として思うのは、20代の前半というのは頭も体も作りこめるとても貴重な期間だということ。

このブログを読んでいただいている、私より年下の方にこれはお伝えしたいことですが、20代中盤以降になると、確実に体力は落ちます。そして、気力も低下する(もう私は、カラオケでオールできません。苦笑)。

そして、学生の時って、案外と頭は耕されているんです。大学受験の時に耕した頭が、就職~年を取るにつれてだんだんと耕作放棄になっていくのですが、学生時代はまだ現役ですし、学問とか他のことで、頭を使う機会は多い。なので、今の間にいろいろと考える癖をつけておいた方がいいかもしれません。

私は今、個人事業主で仕事をしていますが、いろいろと頭を使っています。仕事が翻訳だからなのかもしれませんが、大学受験を通して得た知識をベースにしていることも多いですし、お金のやりくりのこと、何にお金を使うのか、取引先をどうやって増やすか、これからどう生きていくのか...と、会社員時代以上に頭は耕し続けている自負はあります。(会社員を続けていたら危なかったなかな、とも思っています)


グダグダになってきている感が否めませんが、とにかくこれからの時代は、自分の頭で考えて判断することが、一層重要になります。会社が個人を守ってくれることを期待しない方がいいですし、30代、40代になると体力も気力も落ちる。20代(特に前半)は新しいことに取り組む、自分の頭を耕すにはもってこいの投資期間です。なので、自分の頭で考える癖を付けて下さい。別に他の人と考え方が違っているから、引っかかるところが違うからと言って気にする必要はありません。自分で考えて判断して行動したこと、そこで経験したことが、後の人生で役に立つことがあると思います。
(というより、みんながやっているから、という小学生がゲームを買ってもらう時のような考え方をしていたら、全員一緒に沈んでしまうかもしれませんしね)


とにかく、1年以上先の話なんてぶっちゃけわからないし(だけど、世の中の多くはメタファーになので、そこから学べることは多い)、そんな先を生きるために、私たちは今を捨てることがあってはありません。


このブログを読んで、何か引っかかりがあった方は、その引っ掛かりを大事にして下さい。その引っ掛かりが将来、あなたの人生の軸や仕事の軸、行動指針の根幹になる可能性はあります。何より、ひっかかりがあるということは、それまでの人生で何らかの経験や学びが潜在意識として残っているということですから、もっといろんなことを考えてみて下さい。


自分の頭に投資をして、自分の頭で考えること。最後にあなたを守ってくれるのは、あなた自身でしかありません。


藪内達也
英日翻訳家


(関連記事)
2015年2月27日付JGAP寄稿者短信:「さとり世代と言われますが・・・」 (藪内達也さん、英日翻訳家)- 日本ギャップイヤー推進機構協会(JGAP) http://japangap.jp/info/2015/02/jgap-196.html

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8月10日付 JGAP寄稿者短信:「将来から逆算をして今を生きることは、もうやめにしました。」 (藪内達也さん、英日翻訳家) http://japangap.jp/info/2014/08/jgap3-1.html

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プロフィール:
藪内達也/英日翻訳家(観光翻訳)/翻訳×デザイン×Webのフリーランスネットワークを構築して、仕事製作中/現在は奈良を拠点に複数の仕事作り/「自分の人生の舵は自分で取る!」がモットー
詳しくはブログで(自分の考え方や哲学等について書き連ねています)

No17:「海外での出会いと発見が、僕を変えた」藪内達也さん(当時、神戸大学国際文化学部4年) -エッセイ集 フロンティア・フォーラム欄寄稿(2011年12月9日) http://japangap.jp/essay/2011/12/4.html

ブログ:Live my OWN life
http://tatsuyayabuuchi.blogspot.jp/

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