ギャップイヤー・ジャパンからのお知らせ

2016年8月アーカイブ

海外ギャップイヤー事情 南ア編「1年制の課程をじっくり2年かけて修了するという変則ギャップイヤー!?」の巻CAM01988 [225815].jpg

 SACAP(the South African College of Applied Psychology)は南アフリカに1997年に設立された一流の私立の教育機関。主にカウンセリングや応用心理学に関する教育に力を置いている。同大学はギャップイヤーを取得することについての利点、そしてSACAPのカウンセリングとコミュニケーションスキルにおける高等教育専門課程をとることによって、一般的なライフスキルを習得し、長い目でみたキャリアの基礎を築くことができるとしている。

 ギャップイヤーの基本形は、高校卒業後、大学入学前に取得すること(休学や、卒業後のギャップイヤーも一般化している)。 まだこの先何をやりたいのか決まらず、勉強を継続するか、あるいは仕事を始めたいのか、大きな決断をする前に自分自身のことがよく分かっていない人が多く、ギャップイヤーが有効になってくる。なぜなら、17~18才の時期にその決断をすることはかなりきついことだからだ。よギャップイヤーは自分自身を発見し、興味の対象をさぐり、スキルや物事の価値、自分のパーソナリティを発見することに役立ち、そしてギャップイヤーの後に進学するのか、あるいは働くのか、後の将来に何が自分に合うのかを見極められる。

ここでは、ギャップイヤー期間中に国内で学習をするという珍しいことをやっていて、、海外にいったり、他の仕事を見つけたりすることとは対照的に、なぜそれが良い考えだと考察している。

 ギャップイヤーを成功させるために使われているのは、パートタイム・スタディー。つまり月曜から金曜日までの8時から夕方の5時まで勉強する正規の形ではなく、必要な教科だけを履修するものです。投降では、パートタイムスタディーや短期のコースを少しずつ色々勉強して、自分に合っているのかどうか、真剣に取り組むものを見つける前に色々と試してみることがいいことなのです。

質問:短期のコースのことをおっしゃいましたが、SACAPのカウンセリングとコミュニケーションスキルの高等専門課程について聞いたことがありますが、それはどのくらいの期間ですか?そしてなぜギャップイヤーを取得したい人にとって、それが良い選択なのでしょうか?

Sam: 1年の資格の正規の高等専門課程ですが、正規(フルタイム)というのは、大学に週3~4回来ます。ですから月曜から金曜日の8時から5時までとは違います。もしフルタイムに行くのであれば、1年間かかり、パートタイムで行くならば2年かかります。そして資格は10個の専攻科目から成り、心理学やカウンセリングの概要が学べます。ギャップイヤー中にとる資格でなぜ良いのかというと、自分と向き合う多くの機会があるからです。自分自身をよく知り、心理学の論理を自分にあてはめ、内なる自分をみつめることは、将来の進路を決める前に、ギャップイヤーを取得している多くの学生達が求めていることです。

質問:入学するのに必要なことはなんですか?

Sam: 大学受験者には、最低45%の英語の高校の卒業証書が必要です。


文・JGAPギャップイヤー総研客員研究員 余田有子


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2015年8月1日付ス
「今秋から新たに10大学で"ギャップイヤー制度"が誕生する!」(砂田 薫)-代表ブログ http://japangap.jp/blog/2015/08/10.html

2015年5月15日付
文科省が平成27年度「ギャップイヤー・プログラム」の公募状況を公表~応募は38大学。選出は12件程度を予定 http://japangap.jp/info/2015/05/273812.html


2015年1月29日付
「ついに大学に、文科省の"ギャップイヤー予算"が付く!」(砂田 薫)-JGAP代表ブログ
http://japangap.jp/blog/2015/01/-27-httpwwwkanteigojpjpsingisouseikihonseisakudai2s6pdf.html


2013年1月9日付 なんと、大学院が「ギャップイヤー・プログラム」を創った?!~ "起業家精神と経営管理の"ギャップイヤー修了書"が授与される南ア・有力大学院1年専修コースが出現-JGAP代表ブログ
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※「海外ギャップイヤー事情」150超記事の一覧リスト(右ナビ)→http://japangap.jp/info/cat44/

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海外ギャップイヤー事情 米国編「あなたはどのタイプ?~ギャップイヤー取得者の7つの特徴!?」の巻1gapyear.jpeg


 Affordable College Onlineは2012年に米国で創設されたオンラインによる教育プログラム・サイト。ますます高額になる大学の学費、そして大卒であることが就職や将来の稼ぎにも有利に働く現実の中、どこでもいつでもオンラインで、また廉価な講義をうけることができることを目指して質の高い情報を提供している。そのサイトで、「ギャップイヤー取得者の7つのタイプ」を考察している。

 イギリスやオーストラリアではギャップイヤーは以前から人気があったが、近年アメリカでも勢いが増してきており、ここ最近のニュースでは、オバマ大統領の長女・マリアさんがハーバード大学入学前にギャップイヤーを取得することが全米を駆け巡ったが、その興味・関心具合がわかる。そもそもギャップイヤーとは何だろうか?高校卒業から大学に進学する前に休息をとることによって、学生が世界観を広め、新しいスキルを学び、一生の思い出をつくり、これから先に続く学問の道に集中して進んでいけるようにするのだ。もちろん、学部内でも、大学卒業後でもよい。日本みたいな「新卒一括採用」という概念がないから、「思い立ったが、(ギャップイヤーの)吉日」だ。さて、ギャップイヤーのタイプは大まかに7つ考えられる。

1.独立心が強いタイプ(The Independence Seeker)
 したいことを探し、起業することや、社会にとらわれず自由に考える人、そして人生を最大限に生かしたいと思うタイプだ。大学に行きたいとは思っているが、いずれは行くことに確信を持っており、熱心に勉強する前に、今は新しい経験をしておきたいと考えている。要するに、「人生は短く、自分ができることは何でも体験してみたい。まだ若いので、準備ができたらそのうち大学に行くだろう」と考えるような人物。


2.金銭的に責任感のある学生(The Fiscally Responsible)
 高卒後、大学に直接進学してかなりの負債をこうむってしまうよりも、金銭的に責任感のある学生は、むしろ1年間一生懸命働いて学費や住宅費の経費を補いたいと考える。親と同居していようが、手ごろな住居を見つけていようが、これらの学生はギャップイヤーを利用して金銭的に賢い決断をし、将来の学問的追求のためにお金を貯蓄する。仕事に精を出して一生懸命働けば、1年間でかなり貯まる。将来の教育のために楽になる。日本では少ないタイプか!?


 
3.勉強をすることに疑問を感じているタイプ(The Academically Questioning )
 友達全員が大学に進学し、両親も入学することを熱望しているが、はたして高等教育が自分の進む正しい方向なのかと悩んでいる学生。夢中になれないことに対してお金を無駄にするよりも、大学に進学することが正しいことかどうかに悩んでいる学生はギャップイヤーを利用して様々な選択肢を模索し、何が一番良い道なのかをみつけている。
「高校の授業で学んだことについて本当に夢中になれなかったので、それが正しい進路かどうかはっきりする前に、金銭的にも学問的にも大学に入学したくなかった」というタイプ。


4.苦しんでいる人の良き友であろうとする"ボランティア命"タイプ(The Good Samaritan)
 大学で教育を学ぶことも大切だが、時間をとり、あまり幸せでない人に手を差し伸べることもまた重要なことだ。慈善活動に関心のある人は、ギャップイヤーを利用してボランティア活動を通して自分達の地域社会に役立つことをしようと考える。「学ぶことも大好きだが、まだ若くて色々な責任のない時に、より善き人間のために貢献したいと思う。」


5.どういう方向に進んでよいか確信がもてない大学生タイプ(The Unsure of How to Proceed)※ここから高卒後ではなく、大卒後
 大学は卒業後どういう方向に進んでいいのか確信がもてない人は、大学院に進むかそのまま就職するかのどちらを選択するかで、たいてい悩んでいる。ギャップイヤーは、自分の考えが明確になる時間を与えてくれるだけでなく、新しく身につけたスキルや知識を利用して実際の社会で手慣らしができる有益な体験となる。「世の中にはたくさんの選択肢がある。クラスメートが勤め人の階段(the employment ladder)をつきすすんでいるときに遅れはとりたくないと思うが、まだ学生の考え方ができるうちにさらに上の修士や博士の学位を目指す機会を失いたくないとも考えている。」


6.先を急がないタイプ(The Unhurried Worker)
 先を急いでいない人は、これから数十年は何らかの形ややり方でたぶん働いていることを分かっていて、あわててまっしぐらにキャリアを積もうとは思っていない。役職につくことを競争するよりも、こういう大学生はギャップイヤーを利用して、会社と契約を結ぶ前に、青春時代の真っ只中にいることを喜び、旅や自分の興味があることを探究し世界中を楽しんでみたいと考えている。「今ほど責任のない時間はこれから先の人生ではないだろう。仕事は待ってくれるだろうし、プロの仕事の世界に入ることに急いではいない。」


7.ボランティア活動をする大卒者(The Volunteer)
 大学学部時代で学んだ価値あるスキルと知識をもってボランティア活動をする人は、自分の資質を通して世界に貢献したいと考えている。開発国で子供達相手の教師になったり、平和部隊(the Peace Corps)で社会貢献したり、社会的・経済的に恵まれない地域で価値のある看護技術を提供したり、このような大卒者はおもいやりのある人間になるばかりでなく、自分の履歴書に注目すべき事柄を付け加えることもできる。「大学在学中に市場性あるスキルを取得でき、仕事を見つけることもできると思っているが、まず最初にこれらのスキルを自分のために使うよりもむしろ他者のために使いたいと思っている。」

 日本にも大学生で一定数の"遅咲き"は存在する。こういうタイプを新卒一括採用の日本では吸収しにくく、人材の多様性を阻む大きな要因だろう。大卒者にもギャップイヤーがあるという概念理解が進むと、日本も変わると考える。


文・JGAPギャップイヤー総研客員研究員 余田有子


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海外ギャップイヤー事情 米国編「ギャップイヤーフェア(USA Gap Year Fair)とは!?」の巻1gapyear.jpeg

ギャップイヤーフェアとは?
 米国のギャップイヤーフェアは国内各地で30回以上の説明会を開いており、評価の高いギャップイヤー関連の団体、関心のある学生や保護者、スクールカウンセラーや、ギャップイヤーの専門家が集まる場となる。その目的は、学生をより多くのギャップイヤープログラムに触れさせ、ギャップイヤー経験者や現場で働いている人と直接話をする機会を用意することだ。ギャップイヤーに関心のある学生と保護者にとって、この説明会は教育、社会貢献、自身の成長に焦点を当てている、定評あるギャップイヤー団体を知るのにうってつけだ。期間は毎年1月から数か月、キャラバン的に全米を横断していくイベントだ。

 この7年間で、米国ギャップイヤーフェアは国内7会場から30会場以上にまで増加した。米国でのギャップイヤーの人気は指数関数的に上昇中で、このイベントに対する需要も急増してきた。今年の説明会はアトランタ、シャーロット、ボストン、ニューヨーク、ワシントンD.C.、ボルチモア、シカゴ、デンバー、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴ、ポートランド、シアトルなどの大都市で開催される。

 会場は、各都市の公立または私立高校で開催されることが多く、多様な興味を持ち、異なった経済事情を抱え、幅広い分野で専門職に就きたい学生すべてに向けて企画している。 

 内容はギャップイヤーについて聞き手と双方向的に進み、様々な提案もなされる。質疑応答の時間があり、ギャップイヤーに興味のある学生と保護者は、申請から入学年度延期、終了後の大学への再入学など、ギャップイヤーの流れの全てに関して聞くことができる。過去の講演者には、「ギャップイヤーのメリット」という有名な本を共同執筆したレイ・ネルソンとカール・ヘイグラーや、インテリムプログラムセンターのホリー・ブルなどが挙げられる。


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海外ギャップイヤー事情 米国編「ギャップイヤーは7割の高卒者が経験する進路の"通過点"!?」の巻1gapyear.jpeg

 The Localはヨーロッパの国々(スウェーデン、ドイツ、フランス、スペイン、スイス、ノルウェイ、デンマーク、オーストリア、そしてイタリア)で配信されているインターネットの英字新聞。そのThe Localのスウェーデン版にギャップイヤーに関する記事が掲載されていた。スウェーデン人は学生も親御さん達もおおむね、ギャップイヤーを好意的にみている。

なぜ、スウェーデンでは、ギャップイヤーはリラックスなのか!?
 数多くのスウェーデン人の高校生にとって2週間前に卒業するが、慌てて大学に入学するかわりに、学生の多くは1年間の休暇(year off、ギャップイヤーとほぼ同義)を取得する計画をしている。

 スウェーデンのウプサラ大学に交換留学してきたあるフランス人留学生は、ほとんどの新入生(大学1年生)は自分よりはるかに年上だということに気付いて驚いたという。まもなく大学の学部を20才で卒業しようという時に、同じ年のスウェーデン人は大学に通い始めたばかりだった。後日、彼らは高校卒業後、大学に入る前にギャップイヤーを取得していたことを知った。これはまだフランスにはなじみのないもので、将来的な失敗の表れとして冷ややかな目で見ていた。

 スウェーデンに残って勉強することを決めると、「今年から1年のボーナスをもらうようなもの」という。実際、大学を受験するスウェーデン人にとってギャップイヤーは"メリットポイント"になるのだ。このシステムがスウェーデン人の若者達を海外に行かせ充電の機会を最大限に活かすように応援している。


ギャップイヤーは、多くのことを発見できる偉大な機会!
 あるギャップイヤー生(高校は卒業していて、大学入学前。所属なしの浪人と日本人なら見てしまうかも)は6月に卒業したばかりだが、高校の友達2人とコスタリカに行く前に数カ月働く計画をしている。周りの人はその決心を後押ししてくれている。両親も自分がやりたいことなら出来ると思ってくれているし、高校の先生も友達も新しいことに挑戦し、旅をすることは良いことだと言ってくれる。日本の高校の進路指導とはまるで違う。

 これはスウェーデンの教師や家族は一般的には好意的な態度だが、子供達が長いギャップイヤーを取得することに複雑な気持でいる親御さん達ももちろんいる。

 「両親は半年間程度のギャップイヤーを望んでいたみたいだが、最初のギャップイヤーに続いて、もう一つの別のギャップイヤーを計画を話したら批判的になった」と語る現在大学に通うようになった学生もいる。

 彼はアジアやアメリカを旅した後、ウプサラ大学の法律学科に入学したが、彼自身も両親の考え方がよく分かる。両親はギャップイヤーをやったことがないから、ギャップイヤーが自分に与えてくれる完全な自由の素晴らしさを全く理解できないことを責めてもしかたないと言う。

 中には、3年間という長いギャップイヤーを取得している間、ずっと支援してくれていた現在女子大生の親も存在する。主に自宅のあるヨーテボリで働いてお金をため、ヨーロッパや東アジアを旅していた。彼女の親御さんにとってはどれだけ長期間のギャップイヤーを取得しようと、それが重要な意味をもち、時間の無駄にしていなければ全く問題ないと思っているそうだ。もちろん、もし3年間自宅にいてビデオゲームをしていたら、同じように協力的にしてくれたとは思わない、と冗談で付け加える。
 

 重要なことは、ギャップイヤーを取得して後悔している学生はほとんどいないということ。むしろ、ギャップイヤーのおかげで沢山のことを発見でき、その時間のおかげで心を開き、新しい人や海外の学生達との出会いがあったと考えるのが一般的なギャップイヤー経験者の声だ。

 2012年のスウェーデンでのある調査では、高校卒業後にギャップイヤーを取得しない学生は全体のたった31%だけだったことがわかっている。つまり、若者の7割がギャップイヤー取得をする。

 「まだ両親と一緒に暮らしているので、お金もたくさん使っていなから、旅行のために働いてお金を貯めるには絶好の機会だ」とちょうど卒業してストックホルムの地方自治体で働きはじめたセラーゲランさんは話してくれた。

 学生のなかには大学に入学してから考え直す人もいる。
大学に進学したが辞めて、ギャップイヤーを取得している若者も存在する。経験者は、「ギャップイヤーは飛びぬけて人生の最良の決断であった。もし大学での専攻について考える時間や、しばらく勉強以外のことをやる時間がなかったら、今自分がどうなっているか、またどこにいるかわからなかった」という。

 いずれにせよ、英国で1960年代に英国のエリート達によりで始まったギャップイヤーは、北欧では「学生のオトナへの通過点」「トランジション(変換点)」として、見事に根付いている。そのトレンドは、今やファーストトラック好き、効率主義の米国ですら、浸透しようとしている。


文・JGAPギャップイヤー総研客員研究員 余田有子


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2015年1月29日付
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