ギャップイヤー・ジャパンからのお知らせ

2016年7月アーカイブ

JICAのギャップイヤー・プログラムである青年海外協力隊が「ラモン・マグサイサイ賞」を受賞の快挙


JICAボランティア事業として知られる青年海外協力隊が「ラモン・マグサイサイ賞」(Ramon Magsaysay Award)を受賞した。

 アジアのノーベル賞とも呼ばれる同賞は、フィリピンのラモン・マグサイサイ大統領を記念して創設された賞。毎年アジア地域で社会貢献などに傑出した功績をあげた個人や団体に、ラモン・マグサイサイ賞財団(フィリピン・マニラ市)から贈呈される。

 同財団によると、昨年50周年を迎えた青年海外協力隊の、現地の人々と共に生活し、共に働くという理想と精神に基づいた、これまでのアジア地域の経済と社会の発展への貢献が認められ、今回の受賞となったという。

 青年海外協力隊は、米国のケネディ大統領が創設したギャップイヤー・プログラムであるPeace Corps(平和部隊)をモデルにしたとされており、現在までの実績は全世界で累計延べ4万人を超え、アジア地域には延べ1万2千人超を派遣してきた。現在はアジア18か国で575人が活動中。(本年6月現在)

 1958年の第1回以来現在まで、マザー・テレサ、ダライ・ラマ14世をはじめ、アジア全域から200以上の個人や10を越す団体が授章していて、緒方貞子元JICA理事長も1997年に受賞している。

主催:国立大学法人 宇都宮大学COC+推進室 後援:日光市、協力:SUKIMACHI 
9/24(土)・25(日)フィールドワーク&ワークショップ合宿「"地元で生きる"を考える@日光」大学生参加者募集(先着:24名)
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"生まれ育った地元をなんとかしたい"という問題意識を共有できる全国の大学生(学部生・院生)募集!

【このフィールドワーク&ワークショップ合宿の特徴】
・広大な面積を誇り、全国第3位、栃木県全体の2割を占め、様々な表情がある日光市での半日"街歩き(フィールドワーク)
・デザイン思考で設計されたワークショップ運営と2020年未来新聞創りと改革案コンテストのワクワク感
・男女問わず、"多様な大学生・院生による混成チームによる対話
・JR宇都宮駅に午前9時に土曜日に到着すれば、後は宇大バスで2日間の日光合宿
・地元を愛し、価値観を共有できる登壇者との対話と交流
・1泊2日、4食付きで、参加費は5,000円

宇都宮大学のCOC+事業はズバリ「地方創生」がテーマ。地元好きが全国から集結する9月最終週の週末は、密で熱い2日にしよう!

 最近よく語られることに、東京は大学入学などで、若者をブラックホールのように吸収するが、その後、幸せがなかな築けていないことがある。若者も、地元に戻って暮らしたいが、仕事がないのではと諦めてしまう・・・。

 人口減の中での少子高齢社会という極めて難しい環境中、これからどのように一人ひとりの自己実現や幸福は可能なのだろうか?「地方創生」については、日本各地で様々な取り組みや新しい動きが散見されるが、まだ緒に就いたばかりというところ。6月のNHKの調査でも「地方創生」の実現に向けて、交付金事業の内、国が先進的事例として紹介する75の事業について、自治体が自ら設定した目標を達成したものは4割に満たない惨状であることが明らかになっている。

 一方、「地域の担い手である若者や住民が"自分事"として自ら考え動くことなしには地域が変わる、生き方が変わる、働き方が変わることはない」ということと、"外部"の多様で新鮮な目はやはり価値づくりに有効ということがコンセンサスになってきた現状がある。栃木県が有する世界遺産の日光で、「地元(出身地)で生きる」をテーマに大学生が集まって対話と議論をする。実は日光市は広大な面積を誇り、全国第3位、栃木県全体の約22%を占めて、想像を超える多様な表情がある地域。そこで、宇都宮大学が一泊二日の「フィールドワーク&ワークショップ」のキャリア合宿を行う。

 参加費用もJRの宇都宮駅(東京駅から新幹線なら50分、在来線快速では約90分(注1)で片道料金は2千円弱)まで来ると、なんと4食・宿泊費込で5千円(当日払い)と大学生のフトコロにも優しい。ただ、宿泊地である宇大のセミナーハウスは奥日光にあり、バスでヘアピンカーブのいろは坂を越えるので、車酔いがキツイ学生にはお勧めできない。募集は定員24名(先着順)。後援に日光市、協力にSUKIMACHIが入っている。
注1:新幹線なら、「やまびこ125号」」は東京7:32⇒宇都宮8:21、「やまびこ205号」なら、東京7:44⇒宇都宮8:38、在来線の場合、当日は、JR上野東京ライン 列車名 ラビット 横浜6:15⇒川崎6:23⇒品川6:33⇒新橋6:37⇒東京6:42⇒上野6:49⇒大宮7:13⇒宇都宮8:18 で十分間に合う。

 今回は、"生まれ育った地元をなんとかしたい"という問題意識を共有できる全国の大学生(学部生・院生)の参加が望まれている。

 初日午後からは、広い日光市を6地区のチーム(①川治温泉②今市③日光神橋④足尾銅山⑤奥日光⑥霧降)に分かれ、フィールドワーク(テーマを持った街歩き)。夜は奥日光にある宿泊先である宇都宮大学のセミナーハウスに専用バスで行く。夜のセッションでは「日光で生きる!」をテーマに3名が参加者に語り掛け、議論する。インスピレーションを受けた後は、フィールドワーク(街歩き)での観察や取材、調査の成果をデザイン思考の手法に基づき共有し、各チームでブレスト。新サービス・新商品、新政策などに落とし込んでいく。地元で生きるには、新しいアイデアをどうマネタイズ(金銭化)していくかの術を身に着けることは近い将来役に立つ。2日目はワークショップから、チーム対抗の「日光改革プランと各地元への適用」をテーマに未来新聞作り、午後から発表・審査を楽しむスケジュール。午後3時に思い出の日光に別れを告げ、宇大バスで一路、JR宇都宮駅へ(到着は午後4時を予定)。

 夏でも涼しい日光で、参加者のGMT(ジモト)の将来を考える手がかりがつかめるだろう。この2日間の合宿中、以下のGMT5の話が聞けたり、意見交換ができる。

申込は以下の【資料】の申込パンフにあるが、Eメール・アドレスcocplus@cc.utsunomiya-u.ac.jp に、名前、性別、大学&学部名&学年、住所、本人携帯番号、保護者電話番号を記入し、件名:日光合宿申込として申し込めばよい。

GMT5 (=ジモトファイブ、敬称略)
日光市職員 田中 晃司
・・・産業環境部商工課商業振興係「ニコニコ本陣」担当。日光の地域活性とブランド力アップに邁進。

日光創新塾 今成綾
・・・「地域振興のためのリーダー育成」を目的に結成された「日光創新塾」の中心メンバー。

宇大農学部「さとびと」メンバー 布袋田 早紀
・・・日光市の限界集落、土呂部(どろぶ)地区の人や文化に魅せられ地域活性活動に従事。

日光西町再開発プロジェクト代表 吉田 公美
・・・美容室オーナーであり仲間とともに日光市の御用邸通り界隈の地域活性化に取り組んでいる。

任意団体SUKIMACHI 共同代表 桐本 瑛生・徳永 拓也
・・・桐本(石川県輪島市出身・東京農大4年)徳永(香川県高松市出身・日大4年)。地元(すきなまち)を発信する学生を増やし、若い世代の 「遊ぶ、働く、暮らす」選択肢を地元中心に広げることを目的とした大学生組織。 
    

【資料】
new0729 日光合宿チラシ裏面.pdf
日光合宿申込 パンフ.pdf

宇都宮大学ウェブサイトでの案内:
http://www.utsunomiya-u.ac.jp/topics/2016/08/004092.php

「第4回エクセレントNPO大賞」募集中!(締切:8/17)


 NPO法人の設立数は5万団体、一般社団法人も5万団体を超えた今、「『エクセレントNPO』をめざそう市民会議」では望ましい非営利組織像としてのドラッカーの思想をもとに「エクセレントNPO」の概念を打ち出し、「市民性」「課題解決力」「組織安定性」の3つを基本条件とする「エクセレントNPO」の評価基準の普及活動に取り組んできた。

 本年度の第4回大賞((2016年度))より、これまでの応募者の声、世界のトレンドから評価基準を改定し、市民からの共感性の視点を反映し、多くの方が審査に参加できるよう、審査プロセスにクラウド・ファンディングを取り入れた。

我こそはという団体(法人格の有無不問)は、「エクセレントNPO大賞」に挑戦してみませんか。

(応募資格)
 国内外における社会貢献を目的とした市民による日本国内のNPOなど種々の民間非営利組織(法人格の有無不問)※自薦・他薦可

(応募期間)
2016年8月17日(水)まで

(応募方法)

本賞応募は以下サイトの要項から↓
https://peraichi.com/landing_pages/view/excellent-npo 

7/31(日)12時~ Crossover主催「移民との共生の今を知るスタディ・トリップ報告会 ✖ これからの共生を考えるディスカッション大会」参加者募集
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任意団体の官民協働ネットワークCrossover(2002年設立)は、現在日本が直面している最も困難な課題として「来る本格的な人口減少社会への適応」に着目し、産官学民各セクターの連携による問題解決に向けた議論と行動を喚起するために、最近では異業種間のディスカッション大会(2014年12月14日,2015年8月29日)、異業種政策ワークショップ(2015年2月28日、同7月11日、2016年5月28日」)等を実施している。いつも、参加者の鋭い問題意識、 多彩な 視点、そして社会問題を「自分事」 として捉えようという考えから、 学びと共感に満ちた素晴らしい空間を創り出している。


 今年2月6日にCrossoverが厚生労働省の若手有志グループ「NHLW」との共催で「組織・社会に多様性は必要か?社会と私の立場から」をテーマに開催した異業種ディスカッション大会 では、グループ・ディスカッションのサブテーマの一つとして取り上げた「日本人は人種の多様性を受け入れられるか~移民受入れについて考える」が多くの方々の関心を集めました。

 
 そこで出された論点について、理解をさらに深めるべく、Crossoverスタッフは「スタディ・トリップ」を企画、6月18日・19日に、日本の基礎自治体の中で、最も外国人住民比率の高い群馬県邑楽郡大泉町及び同県伊勢崎市、前橋市を訪問し、当地の役場の職員の方々、町の人々、そしてNPO等関連団体の職員さんたちとの意見交換を行いました。トリップを通じてスタッフが聞き、そして目にしたものは、想像を超えて進む多文化共生社会と、そこで直面している様々な困難、そしてそれに立ち向かう人たちの奮闘と葛藤でした。

 今回の「報告会」では、私たちCrossoverスタッフは、トリップを通じて私たちが得た経験や気づきを報告・共有し、「異なる社会的・文化的背景で生きてきた人と共に生きるとはどういうことか」、「違いを乗り越えてより良い共生関係をともに築いていくために今の私たちにできることは何か」などの問いに、参加者全員でともに向き合い、責任ある共生社会の実現に向けて、私たち一人ひとりが出来ることを探っていきたいと思います。


 お時間・ご興味のある方は、以下及びCrossoverのウェブサイト(http://crossover21.net/co/crossover_21th/)をご覧頂き、7月23日(土)までに、以下のエントリーフォームに必要事項をご記載の上、お申込みをお願いします。
http://crossover21.net/co/event_entry/


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移民との共生の今を知るスタディ・トリップ報告会 ✖ これからの共生を考えるディスカッション大会
一緒に考えよう 責任ある共生社会に向けて、今の私にできること~ぐんまの多文化共生社会から見る、移民との共生の今と未来~
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《日時・場所》
■ 開催日  2016年7月31日(日)
      第一部(報告会&ディスカッション)12:00~16:00
      第二部(懇親会) 16:00~18:00 (同会場)
■ 料金    第一部 1,000円
     第二部 3,000円
■ 定員    60名
■ 応募締切  2016年7月23日(土)24:00
http://crossover21.net/co/event_entry/
※ 応募は先着順です。申込みをもって参加確定となります。
※ 会場定員に達した場合は受付けを終了させて頂きます。
■ 場所 東京医科歯科大学M&Dタワー ファカルティラウンジ
(JR御茶ノ水駅 徒歩2分)
■ 当日の流れ
✔ 12:00~13:30 報告会
トリップ参加者からの報告(パワーポイント等)
 (大泉町役場、 大泉町観光協会 、Jコミュニケーション 、あかつきの村)
  トリップ訪問先団体のゲストからのコメント等
✔ 13:30~14:00 休憩等
✔ 14:00~16:00 ディスカッション大会
参加者でグループに分かれ、外国人との共生についてディスカッション

✔ 16:00~18:00 第二部 懇親会(同会場)

■ 主催者からのメッセージ:
 本格的な少子高齢・人口減少社会の到来を前に、近年、労働者として外国人をこれまで以上に受け入れることの是非が議論されています。しかし、日本には既に200万人を超える外国籍の人々が暮らしています。
 また、中東・北アフリカの難民受け入れに揺れる欧州の状況を前に、日本の難民の受入について様々な意見が戦わされていますが、日本がかつて、ベトナム戦争、インドシナ紛争により故郷を追われた1万人以上の人々を難民として受け入れた経験について振り返る議論は余りなされているように見えません。
「移民受入の是非」についてそれぞれの主義主張を振りかざす前に、まず、足もとの現実やこれまでの歩みを認識したい、そして、そこから得られる学びや教訓を、しっかりと将来に活かしていきたい、こんな思いをもって、報告会を開催します。「多文化共生」というコンセプトに賛成の方も、慎重の方も、ご意見をお持ちの方も、是非お越し下さい。


■ こんな方にお勧めのイベントです〟
*2月のディスカッション大会に参加して、フォローアップ企画に関心がある!
*今日本で起きている、外国人との共生の現状について知りたい!
*外国人受け入れ経験者の生の声が聞きたい!
*移民・外国人の受入は反対だ!
*多文化共生社会は理想主義的に過ぎる!
*多文化共生の実現のために、自分に何ができるか考えてみたい!
*日本人も外国人も、共に幸せに生きる社会をつくる役に立ちたい!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【メモ】
任意団体:官民協働ネットワークCrossover(設立:2002年)
- Crossoverは、官と民、営利と非営利、年齢や国境、あるいは前例や先入観など、身の回りにある様々な壁を乗り越える力を高め、社会問題解決に向けた協働のきっかけを創り出す触媒です。

- 2002年4月の立上げ以来、毎年数回主催してきた「異業種ディスカッション大会(ワークショップ)」等を通じて、多様な業種で働くビジネス・パーソン、中央省庁や地方自治体の職員、NPOのスタッフ、高校、大学、大学院で学ぶ学生、あるいは主婦、医師、会計士、税理士、社会起業家、フリーター、政治家、議員秘書、音楽家など、日常生活や仕事だけをしていたのでは出会うことの無い老若男女100名以上を集め、それぞれの立場を超えて、地域社会や日本、そして世界の問題解決に向けて、「自分たちは何ができるか」、「どうありたいか」をぶつけ合い、新しい気付きを得あうユニークな時間・空間を提供してきました。

Crossoverのスタッフは、社会問題を他人事ではなく自分の事として捉えて行動を起こす"人財"をつなげ、そうした人財たちが、より良い社会の実現に向けて、組織や立場の垣根を越えてアイディアを競い合い、共に汗を流す社会を実現したいと考えています。
サイト:http://crossover21.net/
スタッフ代表:池田洋一郎

(他主催団体データ)
新公益連盟
「ともに社会を変え、社会を創る」ことを目指して2016年に発足した社会的企業とNPOによるネットワーク。各団体が連携して事業によって社会変革を起こすと同時に、既存の社会の否定・批判ではなく、政府・行政に働きかけ制度変革へと繋げていくことによって社会的排除や抑圧、貧困や不正によって起こる様々な社会課題を解決に導くことを目的とする。

NPO法人 CROSS FIELDS
「社会の未来と組織の未来を切り拓くリーダーを創る」をミッションにかかげた2011年設立のNPO法人。日本企業の社員を新興国のNPOや社会的企業へと派遣し、本業のスキルを活かして現地の社会課題の解決に挑む「留職」の事業を展開。これまでに100人のビジネスパーソンをアジア8ヶ国に派遣した実績を持つ。

海外ギャップイヤー事情 英国編「英国人学生の37%がギャップイヤーを取得したい!?」の巻1gapyear.jpeg


ギャップイヤーは青春の通過儀礼!
 『Breaking Travel News』は旅行業関連のニュースを配信する業界でも主要なオンラインサイトだ。市場動向、トレンド分析、速報などなど旅行に関する情報が満載で、読者登録数は18万人以上で旅行業関係者、ツアーオペレーター、トラベルエージェント、エアライン予約エージェント、インセンティブ、ミーティングオーガナイザーに至るまで幅広く閲覧されている。そこで、英国のギャップイヤー事情が取材されている。


英国人学生の37%がギャップイヤーを取得したいが、金銭的余裕がなくて行動に至っていない!
 多くの高校生にとってギャップイヤーは、ストレスが多くて高額な大学に対して、その入学前の"通過儀礼"と考えている。オンラインの貯金ウェッブサイトによると、37%の学生がギャップイヤーを取得したいと考えているが、余裕がないと思っているという。大学の高額な経費と合わせて、ギャップイヤーには平均約3,000~4,000ポンド(1ポンド=136円として、40~54万円)の経費がかかるので、20%の若者がもう少し年齢がいってからギャップイヤーを取得しよう(つまり大学入学後や大学卒業後)と考えているという。

 大学入学前か後にやるかは学生の選択だとして、ギャップイヤーを利用して旅行や新しいことを学び、異文化を体験することは多くの若者にとって一生のうちにやりたいことのリストの中に入っている。調査によると少なくとも78%の若者がギャップイヤーに興味があるか、あるいはすでに取得している。ただ、残念なことに大部分はその余裕がないのが現状だ。


調査で明らかになった根強いギャップイヤー人気!
 高等教育の選択と将来のキャリアへのアプローチを考える時、学生の多くが考えるあることは、ギャップイヤーを取得して旅をして世界を見て、新しいことを経験してみたいということだ。そのことを念頭におき、貯金・資金獲得のためのウェッブサイト(https://www.myvouchercodes.co.uk/ ) が18~24歳を対象にどれだけの若者がギャップイヤーを取得した、あるいは計画したかを調査した。質問は、「ギャップイヤーを取得して旅をしたいですか?」という問いだ。

結果は以下の通りだ。
6%の若者が大学前に取得することを計画している。
12%が大学卒業後に取得することを計画している。
37%が取得したいと思っているがその余裕がない。
20%が取得したいと思っているが、もう少し年齢を重ねてから。
22%が興味なし。
3%がすでにギャップイヤーを取得した。

 調査に応えた大半の若者がギャップイヤーを取得して旅をしたいと思っているが、その多くが金銭的に余裕がないとのことだ。将来にむけて大きく考えるべきことだとの認識だが、大学入学前に行くよりもむしろ、卒業してから行きたいと計画している現状のようだ。ギャップイヤーをすでに取得したと回答した人は、大学卒業から大学院に進むまでの間、あるいは就活前に取得していた。


ギャップイヤーの費用
調査の対象の18~24歳によると、ギャップイヤーの経費は平均3,000~4,000£(40~50万円)かかり、1/5の親御さんが子供一人当たりに対して平均763£(約10万円)を支援していてギャップイヤーの資金の手助けをしてやっているようだ。その他の学生達は旅の費用を支払うために資金集めのサイトを利用しており、社会貢献機関で働きながらギャップイヤーを取得するという選択もあるが、それでもなお高額なものである。



大学入学後以降のギャップイヤー取得は!?

 年齢がいくまでギャップイヤーを取得するのを控えたいと思っている人は費用のことがひとつの要因となっていて、つまり年齢がいけばいくほど、金銭的にも余裕ができてやりやすい立場になるというのだ。イギリスでは、従業員は旅や学びを奨励する"キャリアブレイク"(辞めた仕事と次の仕事の間のギャップイヤー)をとることができるのだが、各々の企業によってどれだけ従業員に休暇を提供するかはまちまちだ。加えて、自分自身も会社でどのような責任があるのかも考慮する必要がある。

 先述の貯金のためのウェッブサイトMy Voucher Codesのゼネラルマネージャーのクリス・レリー氏が言うには、若者の多くは旅や、視野を広げるために、そして異文化を知り、新しい人との出会いをもとめてギャップイヤーを取得したいと思っているという。なかにはただの休暇の延長と考えている者もいるが、ギャップイヤーの旅は将来のための就業力(雇用価値)を高め、教室の中では学べないような経験をする貴重なものになりえるのだ。だから多くの若者がギャップイヤーを取得したがることは驚くべきことではないのだが、残念なことに高いコストが足枷になり、選択の幅を狭める結果なっている。

 加えて、金銭的に余裕ができてからギャップイヤーを取得しようという考えは分別があるように思えるかもしれないが、年齢を重ねることによって仕事の責任も増え、キャリアブレイクをとることも難しくなってくる現状もある。また、十分な日数の休暇を許してくれるのか、あるいはその職場に復職できるかということも、日本ほど閉鎖的ではないが、働いている企業次第だ。あるいは、住宅ローンやその他の支払いや、あるいは家族への義務を果たす時間が奪われてしまうという。

 「ギャップイヤーは金がかかる」。しかし、実際には、有給インターンシップやボランティアをやりながらのアルバイトやワーホリなど、稼ぎながらのギャップイヤーは存在し、その形態は多様であることを忘れてはならない。ギャップイヤーを取得したいというニーズは世界的に強い。廉価でのギャップイヤー、稼ぎながらのギャップイヤーの情報提供が今、待望されているように思う。


文・JGAPギャップイヤー総研客員研究員 余田有子


(関連記事)
2016年1月1日付:「2016年は"ギャップイヤー2.0"の時代!」(砂田 薫)-代表ブログ http://japangap.jp/blog/2016/01/201620.html

2015年8月1日付ス
「今秋から新たに10大学で"ギャップイヤー制度"が誕生する!」(砂田 薫)-代表ブログ http://japangap.jp/blog/2015/08/10.html

2015年5月15日付
文科省が平成27年度「ギャップイヤー・プログラム」の公募状況を公表~応募は38大学。選出は12件程度を予定 http://japangap.jp/info/2015/05/273812.html


2015年1月29日付
「ついに大学に、文科省の"ギャップイヤー予算"が付く!」(砂田 薫)-JGAP代表ブログ
http://japangap.jp/blog/2015/01/-27-httpwwwkanteigojpjpsingisouseikihonseisakudai2s6pdf.html


2013年1月9日付 なんと、大学院が「ギャップイヤー・プログラム」を創った?!~ "起業家精神と経営管理の"ギャップイヤー修了書"が授与される南ア・有力大学院1年専修コースが出現-JGAP代表ブログ
http://japangap.jp/blog/2013/01/-httpkodamayusukewordpresscom20121207efbc91efbc99e6adb3e381aee88ba5e3818de8b5b7e6a5ade5aeb6e38081e4b.html

※「海外ギャップイヤー事情」100超記事の一覧リスト(右ナビ)→http://japangap.jp/info/cat44/

JGAP 寄稿者短信:「留学生活のブログはじめました!」tafts1.jpg

みなさん、こんにちは。
米国・タフツ大学フレッチャースクール進学予定の田島大基です。

ボストンに来て1週間強が経ちました。大学院の秋学期が始まる前のサマースクールの段階ですが、緑ゆたかで伝統ある校舎が立ち並ぶ美しいキャンパスにて、各国からの優秀な留学生と共に、良い留学生活のスタートを切れていると感じています。

進学するタフツ大学フレッチャースクール(The Fletcher School of Law and Diplomacy)は1933年にハーバード大学とタフツ大学の合同プロジェクトによってアメリカで初めて創設された国際関係学の専門大学院。日本人で初めて国連職員となった明石康さんを輩出した大学院でもあり、国際機関(国連・世界銀行など)をはじめ国際開発の分野で就職する卒業生も非常に多い状況。留学生も割合も全体の約半分で、70カ国以上から集まる国際性がフレッチャースクールの大きな魅力です。

自分は2008年に新設されたMaster of International Business(MIB)プログラムという国際関係とビジネスを複合的に学ぶ学位を取得予定で、大変ありがたいことに30数名の少人数枠に奨学金付きで合格することが出来ました。民間セクターが国際問題を解決する場面も増え、伝統的なMBAプログラムと違い、ビジネスだけではなく国際開発も学べる環境で、自分の関心分野をとことん追求していきたいと思っています。
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インドでも日本でも多くの方々から送別会やら送別の品をいただき、私費留学でアメリカ留学する挑戦に温かいエールをいただきました。応援いただいている方々にきちんと留学の日々をご報告するためにも、また自分の後を追って留学でも国際開発の分野でもチャレンジする後輩が出てくるように、小さな日々の学びでも何でも記録にしていきたいなと思っています。

ブログなど書くのは初めてなので駄文ばかりですが、ご関心あったら是非ご笑覧いただければ幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします!
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ブログ:Fletcher School MIBプログラム 留学記
http://blog.livedoor.jp/fletchermib/

(関連記事)
2014年8月20日付
No.179:「銀行辞めて、インドで現地採用として働く理由」(田島 大基さん、インド地場大手会計事務所勤務)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム:
http://japangap.jp/essay/2014/08/post-82.html

2016年5月3日付
JGAP寄稿者短信:「"音楽のチカラ"を感じる夜、チェンナイ・チャリティーコンサートを開催!」(田島大基さん、インド大手会計事務所勤務)
http://japangap.jp/essay/2016/05/jgap-6.html

2016年6月8日付
JGAP 寄稿者短信:「インド障碍者アーティストによるKiroroの『未来へ』絶唱に拍手の嵐!(リンク付)」(田島大基さん、米国・タフツ大学大学院入学準備中)
http://japangap.jp/info/2016/06/10000.html

プロフィール:
田島大基
 東京大学経済学部卒。大学時代はモンゴル孤児支援NGOゆいまーるハミングバーズ(当時の名称)に参画し、子どもたち自身がモンゴル伝統音楽を披露するチャリティーコンサートを開催。開発経済学の澤田康幸教授のゼミを専攻。大学卒業後、三菱東京UFJ銀行に入行し国内の支社にて法人営業に従事。退職後、インド地場大手会計事務所Corporate Catalyst Indiaに現地採用として勤務し日系企業のインド進出、事業拡大に会計税務面から取り組み、2015年度JETROチェンナイ事務所専属コーディネーターに選出。2015年9月米国公認会計士(USCPA)試験合格。本業のほか「音楽を通じた国際協力」の実現のため2016年4月にインド南部にて日本人プロピアニストを招いたチャリティーコンサートを開催。2016年秋よりタフツ大学フレッチャースクール進学予定。

Facebook:https://www.facebook.com/daiki.tajima.921
LinkedIn:https://www.linkedin.com/in/daiki-tajima-012494104?trk=hp-identity-photo

海外ギャップイヤー事情 米国編「ギャップイヤーの経験をどう就職に役立てるかの4ヵ条!?」の巻1gapyear.jpeg


ボランティア体験談やブログ更新などで自己アピールの宝庫になりうる!

 List for Lifeは人生を謳歌している人々の様々なストーリーを共有し、それが人生の方向転換や転職を考えている人を勇気づけアドバイをするウェッブサイト。そこで、就職にギャップイヤーをどう生かすかが議論されていた。


 新卒一括採用のない(というか日本だけだが)米国の若者の後悔に、「大学を卒業してすぐに就職してしまったこと」がある。
「旅行をするにも資金もなく、自分ではどうしようもなかった。だけどもし選択ができる立場にあるなら、絶対にそのチャンスをものにするべきだ。」と多くの大卒者が考える。では、大学を卒業しギャップイヤーを取得するとして、その帰還後採用されやすくするにはどうしたらよいか。

 ギャップイヤーが雇用に結び付かないとは言えないし、ある意味、ライバルに差をつけるのに有利になるかもしれない。
とは言ってみても、高齢者層が考えているようにギャップイヤーは単にお金だけがかかって職探しを先送りにするもので将来性のある社員になるには実際に役にたたないと思われている。しかし、問題は面接官を納得させることだろう。


1.ボランティア体験のことを付け加えよう!
 「ギャップイヤー」という言葉を聞くと、面接官は「きっとボランティア活動をしているに違いない」と思うだろうが、そこには海外でボランティア活動をする中流階級の若者に関連して皮肉った空気があるものだ。多くの人はそのことを利己的だと思い、ある場合にはそれも正しいかもしれないが、自分自身で充実感を得て、また同時に雇用に役立つことでもあるのだ。要は何を考え、得たかを示せるかどうかがポイントだ。少なくとも、バイトやサークルの門切り型のアピールよりも、結果を示せるだろう。

2.モチベーション
 父親のクレジットカードが使えない限り、ギャップイヤーを計画し実行するにはしっかりとした根性とモチベーションも必要だろう。とくに大学を終わってからの最初の3年間は無気力になりやすいが、とりあえず仕事に就き、ルーティンをやれば克服できるし、ギャップイヤーで帰還後のモチベーションが高まることも多い。

3.英語を教える
 あまりにもありきたりだが、これはとても有効だ。英語を教えることは他者を助けることに従事していることを示せる一番簡単な方法で、教えるスキルを持ち、英語を母国語としない国でパートタイムの仕事を達成できるほど十分な直観力があることがわかる。今は日本の若者も英語にたけている子も増えているので、日本語を教えることの付加価値をつけると一層面白くなるのではないだろうか。

4.ブログ更新(Blogging)
メディア業界での就職を探しているなら、ブログを書き続け履歴書によく映るように、どんどん文を書いて発信していきましょう!


文・JGAPギャップイヤー総研客員研究員 余田有子


(関連記事)
2016年1月1日付:「2016年は"ギャップイヤー2.0"の時代!」(砂田 薫)-代表ブログ http://japangap.jp/blog/2016/01/201620.html

2015年8月1日付ス
「今秋から新たに10大学で"ギャップイヤー制度"が誕生する!」(砂田 薫)-代表ブログ http://japangap.jp/blog/2015/08/10.html

2015年5月15日付
文科省が平成27年度「ギャップイヤー・プログラム」の公募状況を公表~応募は38大学。選出は12件程度を予定 http://japangap.jp/info/2015/05/273812.html


2015年1月29日付
「ついに大学に、文科省の"ギャップイヤー予算"が付く!」(砂田 薫)-JGAP代表ブログ
http://japangap.jp/blog/2015/01/-27-httpwwwkanteigojpjpsingisouseikihonseisakudai2s6pdf.html


2013年1月9日付 なんと、大学院が「ギャップイヤー・プログラム」を創った?!~ "起業家精神と経営管理の"ギャップイヤー修了書"が授与される南ア・有力大学院1年専修コースが出現-JGAP代表ブログ
http://japangap.jp/blog/2013/01/-httpkodamayusukewordpresscom20121207efbc91efbc99e6adb3e381aee88ba5e3818de8b5b7e6a5ade5aeb6e38081e4b.html

※「海外ギャップイヤー事情」100超記事の一覧リスト(右ナビ)→http://japangap.jp/info/cat44/