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ファッションブランドDIESELの 新卒内定者「半年ギャップイヤー」の意味するもの


ディーゼルの「半年ギャップイヤー」制度
 イタリアのファッションブランドであるディーゼルジャパンが、入社前の「半年ギャップイヤー制度」を実施する。現在就活している13年度新卒採用からで、従来の4月入社採用と並行して、10月入社の「Brave 採用」というネーミングで導入する。

 要は、春入社・秋入社の二本立てにするいうことだが、3月に大学を卒業した内定者に半年の猶予を希望により提供しますよというところが新しい。大学入学前や学部内、卒業後などに、「正規外」の社会経験・就業体験をする英国の「ギャップイヤー」が下敷きになっており、その企業版ということになる。内定者は10月入社前までの期間を"DIESEL版ギャップイヤー"として有効活用できる。

自分を高める「半年ギャップイヤー」はワクワクする
 内定者は自分らしさを追及し、自己成長することにチャレンジする機会を得られる意味があり、今回の取り組みは大変評価できる。学生時代は厳しい雇用環境の中、就活期間の早期化・長期化で修学を妨害されて成し遂げられなかった研究やボランティア、スタディツアーへ参加、集中しての資格取得、リセットするためのバックパッカーなど、自分を高める過ごし方を主体的に決められる時間を考えるだけで、ワクワクするにちがいない。

入社後の実績で貢献し、他業界に波及することを期待する 
 是非、利用者はこの経験後、自分にとって素敵な時間にすることと同時に、後に所属する会社組織で、「ギャップイヤーを経験したあいつ、気骨があっていいプラン出すよね」とか、「彼女の集中力と"今"を知っている力はハンパない」などの高評価を得られるように頑張ってもらいたい。もちろん、ギャップイヤー期間の成長は一義的には個人の財産であるが、会社の業務に貢献をもたらすとこの制度が永続化するし、そのうわさは業界や他セクターにも席けんするので、制度が伝播する。

「新卒一括採用」が溶解に 
 さまざまな弊害があるものの岩盤より堅いと見られていた「4月1日の新卒一括採用」がギャップイヤーという前向きなコンセプトで「空白期間」でなく積極的な「研修と充電の機会」と捉えられ、溶解していくさまを見るようで興味深い。

ギャップイヤーという日本になかった概念で日本を変える! 
 ギャップイヤーというコンセプトはいわば「点滴」であり、「点滴石をも穿(うが)つ」の例えどおり、一定の場所に落ちる水滴が長い間に下にある石に穴を穿つように、知られてなかった概念でも集中して根気よく啓発していけば、世の中にはびこる問題ある制度や画一化したものの考え方や価値観をも変えられる。
 
ギャップイヤーの概念浸透は多様性を呼ぶ
 ディーゼルジャパンは、創業以来24年間連続で売上・利益ともに拡大を続けていると聞く。競争力の源泉はつまるところ、サービスやモノを生み出す"人的資本"ではないか。こういう制度をいち早く取り入れる企業というのは多様性の重要さを理解しており、「むべなるかな」の心境だ。

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