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日本をよくする提言から多様性を高める主張、ギャップイヤー文化構築提案まで、
多種才々なイノベーター達のエッセイ集

「私の米国1年ギャップイヤー物語~第1章 英語力」山下さん1.jpg

山下 美早貴
京都府立大学公共政策学部公共政策学科4年


 大学4年次を休学し、今年4月まで、1年間アメリカのシアトルのベルビューカレッジというところでIBP(International Business Profession)プログラムに参加しました。

 IBPは何かというと、英語でビジネスができる人材を育てることを目標としたカリキュラムで、1学期目にビジネス英語、2,3学期目にビジネス関連の授業を受講し4学期目に現地企業でインターンシップをするという内容のものでした。

 IBPを選んだ理由は、ずばり「厳しそうだったから」
折角留学するのであればあり得ないぐらいの苦労をしたいと思い、持ち前のドエムな性格を発揮してIBPを選び渡米しました。

 1年間の生活で学んだことを全部書きたいですが、きりがないので今回はざっと3つのポイントにまとめました!
順に、1.英語力 2.視野の広がりと多様性体感 3.ビジネスについてで、3日連載となります。本日の第1章は、身近なところで「英語力」についてです。


第1章「英語力」
 留学がしたい!という方はやはり多くが英語を勉強したい方なのではないのでしょうか?私もその一人で、英語の上達が留学の一番の目標であり目的でした。

 留学してからは日本人の友達ともなるべく英語で話し、バスでポッドキャストを聞いて家では発音の練習をしていました。3か月経てばある程度聞けるようになるし話せるようになる、と留学経験者から聞いていたし実際そう信じていました。しかし、3か月経ったところで全く伸びを感じられず、ホストマザーのゆっくりな英語も2回言ってくれないとわかりませんでした。

 落ち込んで落ち込んで落ち込んで、毎日家でyoutubeを見る生活が1週間ぐらい続いていました。そんな時外に遊びに行ってみよう!と、Meetup.comというサイトを利用してイベントに参加しました。そこで出会ったのが私が帰国するまで仲良くしていた友達たちでした。それからは、「もっと仲良くなりたい」という気持ちが英語学習のモチベーションとなりました。

 外へ出るようになってからは、日本人以外の友達も増えました。でも、遊んではいるもののみんなでぺちゃくちゃ話されると何言ってるかわからない・・・そんなことが多々ありましたが、分からなくても英語の環境に身を置くことが大切!と信じ、毎日英語を朝から晩まで使える環境に身を置くようにし、ひたすら練習しました。ずっと英語力がコンプレックスでしたが、留学後10か月ぐらい経った時、言いたいことが前よりもすんなり言えるようになったなという瞬間が来ました。聞き取るほうも、まだまだですが、ネイティブ同士の会話もなんとなくは理解できるようになりました。

 何が言いたいかというと「諦めないでください」そして、「遊んでください」です。

 言語は一朝一夕にマスターできるものではないです。頑張っても成果がでないからと言って諦めないでください。私の場合ですが、徐々に伸びるのではなく何度かぐーんと伸びる時期があって、1年経ったという感じです。留学して半年の頃は、この調子じゃ絶対に話せるようになんてならないと思ってましたが、1年後にはその頃思っていたより格段に伸ばすことができたと思います。苦しくても諦めないでください!

「遊んでください」

 一人でリスニングの練習をしていて聞き取れなくても誰にも迷惑かかりませんね?でも会話で相手が何言ってるかわからなければ相手に大迷惑ですね。そのプレッシャーの中に身を置くことは、英語のスキルがまだまだのうちは精神的に辛いですが、一番良い練習方法です。遊ぶことを通して教科書には載っていない単語やフレーズ、言い回しを覚えることができます。はじめは皆が何で笑っているのかも分からず自分の言いたいことも言えないと思いますが、努力が報われる時が来ます。遊びを通して勉強できるというのは留学生の特権です!これから留学に行く方、遊んでください!(日本人とだけ遊ぶのはあまりお勧めしません)

人生も連載も明日に続く・・・


プロフィール:
山下 美早貴
京都府立大学公共政策学部公共政策学科4年 ※5年目
FB:https://www.facebook.com/misaki.yamashita.12

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