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日本をよくする提言から多様性を高める主張、ギャップイヤー文化構築提案まで、
多種才々なイノベーター達のエッセイ集

「私の米国1年ギャップイヤー物語~最終章 ビジネス」山下さん3.jpg

山下 美早貴
京都府立大学公共政策学部公共政策学科4年


最終章 ビジネス

 ビジネス留学したのだから、最後はビジネスの話もします!

 アメリカと日本のビジネスのスタイルの違いはありすぎて書ききれません(笑)。
とりあえず皆5時に帰ります。Tシャツ短パンで出勤したりします。子どもがオフィスにいたりします。とにかく自由です。(シアトルだからというのもあるとは思います。東海岸ではもう少しフォーマルらしいです)
皆やることやったらあとはプライベートの時間!という意識が強かったですね。

 印象的だったことが「対等に扱う」ということでした。

 日本語の拙い就労経験のない留学生が自分の職場にいたら、皆さん、どのように扱うでしょうか?多くの職場では対等には扱ってくれないでしょう。しかし、私がインターンシップをしていた二つの職場では、私を一人の労働者として対等に扱ってくれ、CEOに意見することもできました。また、ビジネスコンテストに参加した際は、私だけが学生で一段と英語力も低かったのですが、きちんと意見を言えばしっかり聞いてくれるし、その意見を採用してくれることもありました。

 どれだけ下手な英語でも、きちんと考えていれば意見として取り入れてくれる。もちろん英語が上手なことにこしたことはありません。でも、彼らの中身を大切にする姿勢は、本当に良いものを見極めることが大切だということに気づかせてくれました。ついついネームバリューや、"パッ"と見の華やかさに目が行きがちでしたが、物事の本質は何なのかと考えることに、ビジネスの本来の姿があるのだなと気づかされた瞬間でした。


 以上、ざっとですが印象的だったことを3日にわたり、3つのテーマで書かせていただきました。

 私自身、当初(課外)留学に行くべきか悩みましたが、留学を通して社会の見方、人の見方が変わり、これから先の人生において大きく影響を与えるものを得ることができたと思います。留学に行ける機会があるのなら、是非行ってください!

 私は留学中、様々な人に助けてもらい、今は自分が恩返しをする番だと感じてます!

 これから留学へ行く人、行きたい人、色々な困難が待ち構えていると思いますが、当初の目標を見失わずにひたむきに頑張ることを忘れないでください!

 3日間エッセイを通じ、お付き合いいただき、ありがとうございました。


連載は終わるが、人生は続く・・・

プロフィール:
山下 美早貴
京都府立大学公共政策学部公共政策学科4年 ※5年目
FB:https://www.facebook.com/misaki.yamashita.12

(関連記事)
2015年6月4日付
「私の米国1年ギャップイヤー物語~第1章 英語力」(山下 美早貴さん)
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2015年6月5日付
「私の米国1年ギャップイヤー物語~第2章 視野の広がりと多様性体感」(山下 美早貴さん)
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