ギャップイヤー・ジャパンからのお知らせ

2014年3月アーカイブ

海外ギャップイヤー事情 英国編:「ギャップイヤー・エキスパートというプロが若者に勧めるアフリカでのボランティア!(後編)」の巻アフリカ人.jpgのサムネール画像


 前編に続き、英国でギャップイヤー・プログラムを企画している「ザ・リープ・オーバーシーズ社」のGap Expert(ギャップイヤー関連のコンサルタント)であるアリスさんによるアフリカでのボランティアの勧めだ。

発展をよりよく理解する
 アフリカに行けば、直でインフラ設備、教育システム、国の政策を見れる。この経験は、いかなるテレビ番組や教室で得るよりも、挑戦や困難に立ち向かう価値ある知見を提供してくれる。


 現地視線で、課題を克服するために従事している素晴らしい人々への見方がはっきりしてくるはずだとアリスさんは言う。
あるプロジェクトが失敗に終わるその文化的背景による理由もわかってくる。例えば、慈善団体が貧しい村に蚊帳を送ったように、それが寝ている子供を蚊から守ることよりも、漁師の網としてより価値あるものとみなされる。このような光景をみると、教育の重要性は俄かに明瞭になる。

 偉大なプロジェクトのアイデアだって、最初からうまくいくとは限らないいうことを分かることも大事だ。そして、その理由がわかることによって、動いている実際の課題に立ち向かえる。発展にはゆっくりとしたプロセスと理解を要するが、それが本当にこれまでと違うことをしていく情熱と自分の内なる旅の出発になるだろう。

この理解が一生身に着く。そして他者と経験を共有することが、努力などが無駄になってしまうというアフリカの発展神話を解放することを助け、彼ら自身のやり方で社会貢献をする動機づけにつながる。またアフリカに行く若者自身にも、もっとやる気をおこさせることになるかもしれない。

異文化と生涯を通しての友達づくり
 グローバル化した世界が私達の社会の仲間をひろげ、違う文化を持つ者同士が繋がってゆくという話が多くあるが、私達のうちでどのくらいの人が、実際、人を越えて友人関係をひろげていると正直に言えますか?フェイスブックの友達リストを見て、実際に他大陸の連絡先をいくつ持っているだろうか。

 私達は世界とオンラインでつながることに感謝し、世界の隣人たちと、真に互いに協力しあって肩寄せ合って、旅の経験を探し求める必要がある。

 別の国に住む人々がどのように物事を違うように見るかということを理解することで、とても多くのことを得ることができます。(そうしばしばあることではないですが、実際にはある)

 実際に旅において変革が起こっている。"カウチサーフィング"は話題となっているが、人々はより旅行の価値やエコツーリズムの倫理性に敏感になってきている。

 アフリカで、あるいは世界の他地域でボランティアの仕事を見つけることは、新しい文化を持つ人々と真に出会うチャンスをもらえ、真の友情を築きあげる機会になる。、満足な教育を受けていないにもかかわらず、多くのアフリカ人が何か国語かの言葉を操つることを発見することもできる。

 そして、またざっくり一般化してしまうが、アフリカ人はこれまでに一度も会ったことのないような欠点ない寛大でポジティブな人々であることに気づくだろう。
また世界観や関心事、また冒険心を共有できる他のボランティアの仲間にも出会える。The Leapのような組織はボランティアスタッフをチームにして海外に派遣していて、5~15名の若い仲間と組んで、一緒に生活し、働き、遊ぶことができる。

 ケニヤ、タンザニヤや南アフリカでのThe Leapという団体のプログラムは、あなたの経験が挑戦、それによって得ること、また友情を結び付け、そして究極的には人生を変える経験に成りえる事実の証です。

 世界の若者にチャレンジの準備ができているかが、今問われている。


文・余田有子

(関連記事)
2014年3月20日付 海外ギャップイヤー事情 英国編:「ギャップイヤー・エキスパートというプロが勧めるアフリカでのボランティア!(前編)」の巻
http://japangap.jp/info/2014/03/post-121.html

JGAP寄稿者短信:「インドから帰国して」(今城 樂、高知大学3年=休学中)今城さん1.jpg


5週間のインド放浪から帰ってきました。


インドでは何かと変わって成長して帰ってきましたよ。

インドに行く前と帰ってきた後の自分の心の状態や考え方を比べてみると、さらなる成長に気持ちが高まります。

でもこれは、 "インドだから" というわけではなくて、

そこで出会えた人から得た物であったり、

様々な要素のおかげなのだなあと思います。

あのとき、今インドに行かないといけない気がする という直感を信じてインドに行ってきて、本当に良かったと思います。


すっげー凛々しくて 賢さと 力強さを 漂わせる バラナシの野良犬たちだったり

馬鹿なのか賢いのか分からないけど、手の凝った詐欺をかましてくるインド人だったり

どんどん挑戦して、結果を出しつつ自分で未来を切り開いていってるかっこいい年下大学生だったり

自分にはない感性を持った 天才・素直・冷静・不思議ちゃん な同い年のやつらだったり

僕と似た考えと向上心を持った、話すのが上手いおしゃべり好きで、誰とでも仲良くなれるようなフェス好きぱいせんだったり

自分とは違う価値観を持ちながら、すごく居心地が良くて頭の良さを感じるニートぱいせんだったり

無口、イケメン、写真の構図が綺麗、世話の上手い兄貴的な元バーテンだったり

褒め上手、こっそりと良いところを持っていく不思議な漫画家だったり

お酒大好き 人の笑顔大好き インドの首都デリーで宿を営む兄さんだったり

いつも楽しそうで、さすが大阪出身といった面白さを持つ宿のボランティアスタッフだったり

鳥取が新潟より東なのか西なのかは分からないけど3Dプリンターやビットコインなら語れる短大生だったり

デリーのバザールで偶然出会った I'm really interested in なメイド服早稲女バックパッカーだったり

とてもユルい雰囲気を纏いながら、良い人なのか違うのか 何を考えてるのか分からないような自由人だったり

北京在住でデザイナーとして働いていて、いろいろと教えてくれた、中国の空港でお世話になった日本人だったり

鋭い指摘と知識の片鱗を見せ、一瞬で惹き込まれたアメリカで起業経験のあるぱいせんだったり

全ての人に魅力があって、同時に欠点も垣間見えていながらも それを補って余りある良さを持った人たち。

そんな人たちと共にできた時間に、インドに行った価値は大きくあった。


まだまだ未熟でしかないのは重々承知のつもりだけど、

以前は話したがっていた、周りに影響を与えたがっていた自分が、

今でも話したくなるとついつい止まらないときがあるけれども、

話すことよりも人の話を聞きたいと、人から自分の欲しい情報・知識を引き出したいと、そう思えるようになった変化が インドでの一番大きな変化だと思っている。

全てのことはシンプルで複雑で、簡単で難しい。

始めること。継続すること。継続すること。継続すること。継続すること。

みんなが難しいとレッテルを貼ってることも、やってみると簡単なのかもしれない。

でもその簡単なことが出来る人と出来ない人の間には大きな差があって、

一番難しくて大切なことは、とてもシンプルで簡単で、今の僕には途方も無く難しく見えている。

きっと日本の社会を経験した人、その場にいる人たちは、僕のことを社会を知らない。考えが甘い。お前には無理だと思うことだろう。

でも僕は、10年後にそういう風に判断しない大人になれてたらいいなと思う。

この一年間変わることの無かったことのひとつ

"自分の未来・可能性を信じ続けたい"

今後の人生を左右するくらいとても大切なことなんじゃないかなと思ったりする。

僕はこれからも自分の可能性を信じてやまない。

叩きのめされても這い上がろうともがきたい。


まずは日常の中に少しずつ変化を取り入れて、

こうありたい自分自身・生活に少しずつ近づいていけるように意識していきます。


プロフィール:
大学休学中です。フィリピン留学2ヶ月・東南アジア放浪4ヶ月、2/11~3/23はインド放浪中です。9月からはスウェーデンにて留学生活。

エッセイ集 フロンティア・フォーラム2013年10月5日付 No.140「休学という勉強 めぐり合わせが与えてくれたもの~今したいことが見えるギャップイヤー!」(今城 樂さん、高知大学3年=1年休学、海外一人旅中)http://japangap.jp/essay/2013/10/-31.html

4/19(土)13:30~第1回 ICSE Gathering
e-Education Project共同代表 三輪開人氏講演~持続的な社会をめざす社会イノベーション(参加費:無料)

 ICSE(注1)は2014年度、開発途上国などの貧困、環境問題等々の社会課題に関心を持つ学生などが集う集会を隔月に開催する。第1回は「e-Education Project」の共同代表・三輪開人氏が、活動報告を行う。

 「e-Education Project」はバングラデシュ、ルワンダ、ミャンマー等7か国で、DVDを活用した大学受験教材教育を貧しい農村の家庭の若者に提供し、実績を上げている。 尚、講演の後、参加者と自由討論会を予定している。

 当日のスケジュールや申込方法は下記のとおり。

                      記

日時:2014 年4月19日(土)13:30~16:30
会場:東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール(東急目黒線・大井町線 大岡山駅正面)
http://www.somuka.titech.ac.jp/ttf/access/index.html

参加費:無料

申込み方法:参加をご希望のかたは、氏名と所属大学または職業を明記の上、
info@icse.jp までメールで申し込むこと。

(注1):国際社会起業サポートセンター(International Center for Social Entrepreneurship 略称:ICSE)は、「社会デザイン・イノベーション」の実現を目指す「社会起業家」の活動を支援することを目的に、NPO法人として2009年4月に設立された。
「社会デザイン・イノベーション」とは、革新的な手法や社会システムを用いて貧困や雇用、人権、環境、教育といった社会問題を解決すること。強力なリーダーシップを発揮してこうした活動に取り組む人たちを「社会起業家」と呼ぶ。NPO法人 国際社会起業サポートセンター(ICSE)は、「社会起業家」の活動を支援している。

ICSE公式ホームページ: http://www.icse.jp/
ICSE公式Facebook: https://www.facebook.com/ICSE.jp

JGAP寄稿者短信:「欧州留学中の日本人学生への皆さんへ!~米国で行われる日系企業夏期インターン(交通費等支給)に参加しませんか?(4/15締切)」

今回は、ヨーロッパ留学中の日本人学生向けに行われるインターンプログラムの案内を、この場を借りてさせて頂きます。


日本の某IT企業がこの7月にアメリカにて、留学生向けのプログラムを行います。ヨーロッパからも数十名が参加するこのインターン、自分を成長できる環境に飛び込んでみませんか?選考は4月の中旬にロンドンで行われます。


応募は先着10名に限定をさせて頂きますので、興味があるだけでも、是非私まで連絡をして頂ければと思います。

〜〜以下ご案内〜〜

<<2014年夏、アメリカでのインターン参加者求ム!!>>
・2014年7月に10日ほど、「課題解決型インターンシップ」を実施します。
・北米及びヨーロッパから日本人留学生が100名程集まります。
・実施企業は、日本でも有名な某IT企業です。
・4月の18日から21日まで、ロンドンにて選考会を行います。
・ロンドンでの選考会では、旅費交通費が一部支給されます。
・アメリカでのインターンは、交通費等全額支給!
・インターン参加者はグループに分かれ、インターン中の成績に応じて賞金がもらえます。
・卒業が近い参加者には、「入社パス(大学卒業後に数年間の猶予を与えた後、入社できるオファー)」が提示される可能性があります。


※現在、ヨーロッパに正規留学、交換留学をされている方であれば、学年専攻(学士、修士、博士)不問です

企業名や詳細条件等、ここでは公表できない内容も多数ございます。
詳しい情報等に関しては、ご興味をお持ちの皆様に個別にご案内をさせて頂きますので、少しでも興味や質問のある方は、私藪内(ashf1739@tatsuyayabuuchi-world.com)までメールをお送り下さい。件名は【夏期インターンプログラムに関する確認】として頂くよう、よろしくお願いします。

申込締切は選考会直前の4月15日までとなっていますが、先着順で定員に達し次第締切となりますので、興味のある方はなるべく早くご連絡下さい。

身近に興味のある方や該当者がおられましたら、お気軽に拡散もして頂ければ幸いです。


一人でも多くの方からのご連絡をお待ちしています。

プロフィール:
藪内達也/英日翻訳家(観光翻訳)/翻訳×デザイン×Webのフリーランスネットワークを構築して、仕事製作中/現在は奈良を拠点に複数の仕事作り/「自分の人生の舵は自分で取る!」がモットー
詳しくはブログで(自分の考え方や哲学等について書き連ねています)

No17:「海外での出会いと発見が、僕を変えた」藪内達也さん(当時、神戸大学国際文化学部4年) -エッセイ集 フロンティア・フォーラム欄寄稿(2011年12月9日) http://japangap.jp/essay/2011/12/4.html

http://tatsuyayabuuchi.blogspot.jp/

JGAP寄稿者短信:「退社しました〜25才2社目〜 」(豊永奈帆子@香港) 豊永さん写真3月4日.jpg


香港で1年3ヶ月勤めていた会社を退社しました。
理由はいろいろありますが、一言で言えば

「好きなことを仕事にできるかやってみたい。」

という気持ちが抑えられなくなったからです。

25才、2回目の退社で思ったこと。

それは、
最初は素晴らしいと思える環境も、身を置いてしまえばそれが「普通」
になり、もっと良い環境を求めてしまう。
ということです。

私の社会人歴

1社目:叶えた目標ー海外勤務
    欲求ーもっと自分に合う労働環境を手に入れたい。

転職

2社目:叶えた目標ー海外勤務かつ、プライベートも楽しめる労働環境
       欲求ー本当にやりたい仕事で稼ぎたい。

今:海外勤務かつ、プライベートも楽しめて、かつ好きな仕事を手に入れるために
  退社。

「世の中そんなに甘くない」「足るを知れ」と言われるかもしれません。

でも、私の頑張り次第で
「海外勤務かつ、プライベートも楽して、かつ好きな仕事を手に入れる!」
も実現不可能ではないと思います。

4月末からは「いろいろな国に住む」+「好きな事を仕事にする」
を実現させるために1ヶ月毎に国を変えて住む生活を初めます。

心配ばかりかけている親不孝者ですが、死ぬときに後悔しない人生を
送れるように頑張ります!

これからも応援よろしくお願いします!

フロンティア・フォーラム欄寄稿 No.35「留学で変わった私の人生」 豊永奈帆子さん(当時、早稲田大学国際教養学部4年)※英文付
http://japangap.jp/essay/2012/01/post-9.html

ブログ「Napo's Way 海外就職2年目」: 
http://www.nahoko-toyonaga.com/2013/04/blog-post.html 

海外ギャップイヤー事情 英国編:ギャップイヤー・エキスパートというプロが勧めるアフリカでのボランティア!(前編)」の巻アフリカ人.jpg

 英国に、ギャップイヤー・プログラムや個別のギャップイヤーをアドバイスする「ザ・リープ・オーバーシーズ社」がある。ここは40近くあるギャップイヤー支援協会「イヤー・アウト・グループ」の一員だ。同社には、Gap Expertという職種がある。ギャップイヤー関連のコンサルタント、あるいはアドバイザーといってよいだろう。アリスさんはその「ギャップ・エキスパート」。海外ボランティア担当のマネージャーだ。アリスさんが、アフリカでのボランティアの記事を書いていて、「あなたの人生を変えてみて!」と呼びかける。


 多くの先進国に住む若者は「何か恩返しがしたい」と思う。そして、多くの人が、特にアフリカ大陸のような飢えや、戦争や、政治的汚職で荒廃した国に対して思う。

もしあなたか理性的な考えの持ち主で、日常に生存競争に影響を受けることのない社会にいて、倫理的な視座をお持ちの方ならば、自分の時間やまた能力、少なくとも持ち合わせている多少の財産を、より困難を極めている人たちに使いたいと思うのは自然だ。しかし、このことを考えるだけで、それ以上先に行動に移すことのできる人はほんのわずかだろう。なぜならば、ソファーに寝そべって、いくばくかのお金を寄付していたほうが、自分自身にやる気をださせて行動に移すよりもずっと簡単だからだ。

 普段、毎日の生活の中でボランティアに励もうと思っていても、日常に忙殺されてしまいがちで、アフリカでのボランティアは書類上はすばらしく思われる。しかし、いったん費用を計算し始め、国際線の飛行機代やビザの取得、プロジェクトに関わるコストを考えるとだんだんと魅力が失われていくものだ。

 そして、多くの人にとっては、それが"旅の終わり"でもあり、小銭を寄付金箱のなかに投げ入れて、扉を閉じてしまう。

 でももしあなたが動き始めれば、個人にとってもまたあなたが係わった人の人生にとっても結果は素晴らしいものになるはずだ。ここに、行動を起こすことによって得られる素敵な見返りを考えてみましょう。

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「あなたの寄付がどこにいくかを見定めよう!」

まず最初に、寄付金が援助しようと思ったプロジェクトに直接行きましょう。 比較して、多額の経費のかかる大きな慈善団体に寄付したり、もしくは海外への援助金にかかる税を調べたり、汚職まみれの政府にお金をばらまくことになり、あなたの寄付がどのようにインパクトをあたえているのか、理解することもコントロールすることもままならない。

 ギャップイヤーの旅を提供する会社を利用することで、よくマネージメントされたプロジェクトのチームに入れて、お金が無駄になるようなことにはならない。

 英国にはたくさんのすばらしいギャップイヤー支援組織があり(慈善事業あり、また民間会社あり)、透明性が高く、あなたの費用を倫理的な方法で投資されている。"プライス・パイ"(フェアトレードを標榜する社会企業:http://www.pricepie.co.uk/index.html)というNPOがある。そのビジョンは、「英国でTシャツが1枚450円で買えるのに、インドで児童が働いていること自体が大問題だし、週6日毎日14時間労働してい月収が9千円であるのはおかしいという感覚の共有だが、サイト上で費用がどのように、倫理的で正しい方法で使われているか確認もできる。(次号に続く)

※写真:先 Pierre Holtz/UNICEF、後 James Joel)

文・余田有子

※参考:「海外ギャップイヤー事情」90超記事の一覧リスト(右ナビ)→http://japangap.jp/info/cat44/

JGAPが「翻訳・広報(編集企画等)」の2部門で、ボランティア・プロボノ募集!(3月31日締切)http://japangap.jp/info/2014/03/1031.html

海外ギャップイヤー事情 米国編:「ギャップイヤーは変形学習?」の巻

 米国の文献に「ギャップイヤーは変形学習(Transformative Learning)」という趣旨の文に出くわした。Weblioによると、「変形学習は、我々と我々をと取り巻く世界の変化、それも大規模で根本的な変化に関するものである(Merriam,2007)」とある。変形学習理論は、Jack Mezirowによって1978年に最初に開発され、その基礎は、精神分析理論と幾つかの重要な社会理論の上に成り立っている(Merriam,2007)。

 変形学習は、より内省的で、よりクリティカルで(決定的な重要事項に焦点を置き、他者の視点により影響を受けやすいが防衛的でなく、むしろ新しいアイデアにより受容的な性質を持つとある。

 一方、ギャップイヤーとは何か。一義的には、中上流家庭で、高校を卒業した後に大学入学を1年前後遅らせ、自分の生きる目的を見つけるための期間といえる。大学に入って飲酒や麻薬をやりながらフラフラして時間を無駄にするのではなく、国際プログラムに参加し「社会奉仕」することが多い。このようなプログラムは現在、米国でも一大ビジネスとなりつつあり(例:米国ギャップイヤーフェア)、17-20歳の白人中上流階級の子女をグアテマラやウガンダなどの発展途上国に送りだし、自分の力で、現地の人に経済発展を進める方法を教えたりする。

 もちろん、これが全てではない。ギャップイヤーの本当の目的は、子供が家族や価値観、思い込みから離れ、自分の恵まれた暮らしに対して後ろめたさや罪悪感を覚え、その後の人生でもそれを感じ続けさせることだろう。この部分がトランスフォーマティブ(変形学習)と呼ばれる。

 彼らは極東の宗教哲学を教え込まれる―譲ること、諦めること、ありのままを受け入れること、お返しをすること、他人に尽くすこと、自らを犠牲にすること、事実より自分の感情を信じること、謙遜、節制、寄付、ボランティア...そして、他人の夢を実現するために集団の一員として行動することを続ける。学生が理解する教訓の一つに、感情は情報よりも重要だ、ということがある。

 情報はコンピュータの中にあるが、本当に大事なものは"心の中"にある。知識を増やす代わりに、感情で反応することを繰り返す。シアトルのアンティオック大学は通学しなくても単位化される。学長は、「アンティオック大学は従来の4年制大学ではない。私たちの根底にあるのは政治的、経済的、社会的平等のために奉仕活動と前進を続けることだ」という。ギャップイヤーの費用は、プログラムによるが、100万円(10,000ドル)から450万円(45,000ドル)もかかるものもあり、機会均等の点で玉に瑕(キズ)だ。

 いずれにせよ、感受性豊かな高校卒業生が初めて両親から離れるのだ。グアテマラ、ウガンダやインドへ行って惨状を目の当たりにし、それを改善しようとする。ギャップイヤーでは、現地の人に貧困者向けのマイクロファイナンスを教えたり、5000人のシーク教徒の祭りを手伝ったりする。知識を得るのではなく、貧困と危険が最も深刻なところで、他人の生活状に一定の責任を持つ。

 その教育が重要視するのは、次のような明らかな疑問だ。「支援金は、途上国に着いてから一体どこにいくのだろう?」地域的、国際的にわいろと企業化が国をますます貧しくしたことを目撃する代わりに、行きつくメッセージは、一つの地球、一つの家族、共通の未来という考え方が世界を強欲な人々から救うということになる。

 換言すれば、ギャップイヤーの目的は、感受性豊かな学生のつながりを強め、家族や自文化との結びつきを断ち切らせる、一種のショック療法というのも一つの解釈だろう。


(文・吉武くらら @ドイツ、JGAP総研客員研究員)

※「海外ギャップイヤー事情」90超記事の一覧リスト(右ナビ)→http://japangap.jp/info/cat44/

3/25(火) 18時~内閣官房「企業・NPO・社会起業家などとのパートナーシップが生み出すソーシャルイノベーションの可能性」(参加事前申込・無料)

 内閣官房では、将来の持続的な社会像・国家像やその中での国や行政のあり方を検討するため、行政改革担当大臣の下に、次世代を担う30代・40代の若手や女性を中心とした「国・行政のあり方に関する懇談会」を開催している。 オープンイノベーションにより、新しい行政の革新の方向性を探る創造的な議論を目指す。
今回は「社会起業家など民による社会課題の解決はどのように広がっていくのか?」、「行政と企業・NPO・社会起業家などとのパートナーシップによる可能性」などについて、議論を行う。
第7回懇談会の日程が下記の通り決まり、申込の上、参加(傍聴)できる。

                       記
日 時 平成26年3月25日(火) 18:00~20:30 / 17:30開場
会 場 イトーキ東京イノベーションセンター SYNQA(東京都中央区京橋3-7-1 相互館110タワー 2Fセミナールーム)

懇談会メンバー
石戸 奈々子 NPO法人CANVAS理事長
牛窪 恵 インフィニティ代表取締役
大木 聖子 慶應義塾大学環境情報学部准教授
大屋 雄裕 名古屋大学大学院法学研究科教授
小林 りん インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢設立準備財団代表理事
諏訪 貴子 株式会社ダイヤ精機代表取締役
田中 弥生 独立行政法人大学評価・学位授与機構研究教授
槌屋 詩野 株式会社Hub Tokyo代表取締役
土居 丈朗 慶應義塾大学経済学部教授
林 千晶 株式会社ロフトワーク代表取締役
古市 憲寿 東京大学大学院総合文化研究科博士課程
堀場 厚 株式会社堀場製作所代表取締役会長兼社長
米良 はるか READYFOR?代表
森田 朗 学習院大学法学部政治学科教授
安田 洋祐 政策研究大学院大学助教授
山崎 亮 studio-L代表
横田 響子 株式会社コラボラボ代表取締役

※申込先→http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kataro_miraiJPN/change_maker.html    

海外ギャップイヤー事情 英国編:「"親はどのように、子供のギャップイヤーの憂鬱を乗り超えられるか"という記事が出現!」の巻バックパック1.jpg

 英国の地方紙『ランカシャー・イブニング・ポスト』に、「親はどのように、子供のギャップイヤーの憂鬱を乗り超えられるか!?」という記事を見つけた。

 「18歳の娘がバックパッキングでオーストラリアを一人旅するため、大学進学を遅らせたいと伝えてきた当初は、実際そうなるとは思いもしていませんでした」という父親の感慨から始まる。

「それは全くの見当違いで、娘は旅に出てから今で2年数か月になります。」

 「私の場合、ギャップイヤーを1年(または2年)設けることがいかに人気のあることかはほとんど意識していませんでした。しかし、ハイティーンや20代前半の多くにとって当たり前の進路であることが分かりました。」

 そして、将来の若い旅人には情報があふれんばかりの便利なウェブサイトやガイド本はあるが、無性に心配するかもしれない時に親を救い、慰めてくれる手軽に活用できる案内は殆どないことに気がついたという。

 そこで、自身の経験から、若いバックパッカーを持つ親に、な"憂鬱・心配回避策"をいくつか紹介している。


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1.旅立ちのプレゼントとして買ったiPadは、フェイスブックやスカイプを通じて無料でゆっくり定期的に娘と会話でき、娘が家にいた時よりも長く話している。
 iPad は重宝していて、娘が国際SIMカードや格安の通話時間を購入したことも重要な準備となっているという。
スマートフォンやタブレットにアプリを追加して子供達の行動を遠くから追跡することも出来が、娘はきっぱりとその申し出を断ったとある。しかし、ギャップイヤーを許す、交渉カードに使用できるかもしれない。

2.パスポート、運転免許証、クレジットカード、その他似たような重要書類のコピーを自宅のパソコンにスキャンすることを勧める。そうすれば、書類がどこかに行ってしまった場合でもコピーをメールすることができる。
 バックパッカーのユースホステルは想像以上に安全だが、6人から8人の若者がいる部屋でとても散らかっています。重要な書類や貴重品が紛失することもよくあるし、窃盗ももちろん発生する。だから、コピーは必要というのだろう。

3.きちんとした旅行傷害保険に必ず入ること。外国銀行口座の詳細は手元に確保しておく。英国の口座から海外に送金するには24時間以上かかり、早急に送金しなければならないことも起こりかねないからだ。

4.オーストラリアで発生するサメやワニの襲撃事件をすべて残らず報道する不安を増長させる『デイリーメイル』紙を読んではいけない。

 最後に、息子や娘は11時間の時差を忘れて、朝3時に1日の報告のために電話をかけてくる。ベッドサイドに電話を置いて、「ああ、寝てたの?」という決まり文句に聞き慣れるようにしておくことと親の悲劇で結んでいる。

 「時差にないところに行くならギャップイヤーを許してやる!」は交渉にならないか!?


JGAPギャップイヤー総研

JGAP寄稿者短信:「シンガポール図書館事情~国の位置づけは、情報や文化、生涯教育の拠点」鎌倉さん写真.jpg


日比谷図書文化館であった「世界の図書館シリーズ」に行ってきました。

シンガポールの面積は東京23区と同じくらい。

また中華系74%、マレー系13%、インド系9%、その他3%。

マレー語が国語ですが、英語、中国語、タミール語、マレー語も用いられる多民族国家です。

シンガポールと言えば、テレビにも出ている超高層ビルの上にある船のような空中庭園目まぐるしく発展を遂げている国です。

さてそのシンガポールでは、図書館は情報や文化、生涯教育の拠点として、国家開発を担う一翼としての使命が与えられています。

そして、図書館情報政策「ライブラリー2000」を打ち出します!

この政策のゴールは国民の学習能力の拡充そのために適応性のある公共図書館システムボーダレス図書館のネットワーク調整された国家コレクション戦略市場志向の良質なサービスビジネスやコミュニティとの共存グローバルな知識の仲介人
となることが求められています。

そのためにも人材資源、組織的なリーダーシップ、科学技術が求められています。 
 講師の宮原さんもおっしゃっておりましたが、大規模かつ集中的な投資を国家政策としてやったのが、すごい・・・と言うことです。

またシンガポールには、多様な専門職員を採用しており、元広告代理店にいた人、元銀行員など、様々なバックグラウンドのスタッフがいるそうです。それも正規職員の採用だとか。

人づくりは、国づくり。また図書館は、拠点となりえる施設ですね。

エッセイ集 フロンティア・フォーラム寄稿
No41:「私のカンボジアとの出会いは米国留学からだった」
鎌倉幸子さん(公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会)2012年2月8日付 http://japangap.jp/essay/2012/02/post-11.html

海外ギャップイヤー事情 米国編:「USニュースに"医科大学院入学前にギャップイヤーを成功させよう"という記事!」の巻ドクター3.jpg


 USニュースに「医科大学院入学前にギャップイヤーを成功させよう」という興味深い記事が掲載されていた。書いたのは、現在大学病院で助教をしている女医だ。まず米国の医学部について仕組みを知る必要がある。米国では、Medical School (メディカルスクール)と呼称されている。

 日本の学部としての"医学部"とは違い、大学院から始まる専門職大学院。つまり、大学を卒業した学士が入学する。だから、医学部というより医科大学院が正しいだろう。医科大学院は4年間で、1~2年次が基礎医学・応用医学。3~4年次に病院実習(Clerkship, Rotation)となる。卒業と同時にMDを取得、研修医(Residency)へと移行する。

 医学生や研修医にとって、ワークライフバランスを保つことは、米国でもほとんど不可能とのことだ。しかし、ギャップイヤーを取った場合、これは普通は大学学部卒業と医科大学院入学の間に行うのだが、医師になるための終わりの見えない勉強を始める前の恰好の"充電"期間になる。

 メディカルスクールへの新入生にとって、ギャップイヤーは、自分が踏み出そうとしている医学に対する意思を固めるための時間になる。一旦入学してしまったら、時間は自分のものではなくなり、医師になるために犠牲を強いられる。

 誕生パーティ、結婚式、卒業式さえ行けなくなるくらい、休みもない。医学の教育と卒業後の研修はどれも集中を要する。心臓の病理生理学の講義ノートを何度も復習したり、患者を二重、三重にチェックするため遅くまで病院に残ったり、医師としての成功の土台となる忍耐力を培うのだ。

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 だから、ギャップイヤーの間は楽しんでほしいと女医は失敗例を語る。医科大学院に出願し、休息を取る以外、ギャップイヤーの計画を立てなかった。結果として、小売業で働いたり科学の勉強をしたりした。そこでの仕事は得るものがあまりなく、だから医科大学院に行こうという意を強くしたという。

 「あの時に戻れるとしたら、自分の今後の勉強にもっと役立つよう、前もって自分の場所を見つけるような一年にするだろう」と反芻(はんすう)する。

 「自分の視野を広げ社会に貢献できるような、わくわくする挑戦のためにギャップイヤーを使い、時間があったら何がしたいか、自分の得意なことは何か、考えよう」と呼びかける。

 自分が好きなことと得意なことの共通点を見つけたら、メンターや応援してくれる人達のリストを書きだそう。彼らとお茶を飲みに行き、その人の最初の仕事やどのようにキャリアを始めたのかについて尋ねましょう。今後の可能性や目標作りを手伝ってくれるような手立てがないか、話してみよう。

 そして学部在学中に大学の相談員に話を聞くこともできる。フルブライトやローズ、ピース・コープの奨学金も探してみましょうと問いかける。

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 もし、医科大学院合格しているなら、ギャップイヤーでは、いつもやってみたいと思ってきたことをやってみよう。トライアスロンのトレーニングや調理師見習い、映画スタジオでのアシスタントなどでもよい。

 入学許可がまだないい場合(日本なら浪人?)、時間は賢く使わなくてはいけない。製薬業界、基礎科学や臨床研究、ボランティアなど・・・病院、オフィス、診療所でのボランティアは、保健医療について実際に理解するのに有効だ 。

 医療秘書になるのも、医学用語に親しみ、救急医師について習うことができ、重要度の高い活動が出来る。

ギャップイヤーをやろうと思っているなら、その冒険から得るものは沢山ある。卒業後すぐに医科大学院に入りたくてたまらないなら、ギャップイヤーをする必要はない。

 ギャップイヤーをする・しないは自分自身で決めることで、自分にとっての最善を選べる人は自分しかいない。だから、本当の自分に適した決断をしましょうと締めくくる。

(文・吉武くらら @ドイツ、JGAP総研客員研究員)


※「海外ギャップイヤー事情」90超記事の一覧リスト(右ナビ)→http://japangap.jp/info/cat44/

文科省が1/31実施 第3回「学事暦の多様化とギャップタームに関する検討会議」(大学秋入学と半年ギャップイヤーの議論)の資料を公開!

 昨年12月2日の第2回に引き続き、第3回「学事暦の多様化とギャップタームに関する検討会議」が、本年1月31日13時から金融庁(中央合同庁舎第7号館・西館)で開催された。

 議題は、「学事暦の多様化とギャップターム(大学秋入学とそれに伴う半年ギャップイヤー)推進方策」についてであり、 砂田委員(JGAP代表/お茶大特任講師)が議論を深めるため、「英国、米豪州南アフリカ等の大学におけるギャップイヤー事例」を発表した。世界の名門大学で、ギャップイヤー制度が浸透してきている現状を明示した。この資料にあるタフツ大学は、今月3月に、"推奨"のステージから、"制度"自体を設けることもわかった。
※砂田委員の発表プレゼン資料→20140131砂田委員資料.pdf

2014年3月10日付 名門タフツ大学が来年から50人規模のギャップイヤー制度導入、そしてブラウン大学も検討中!-JGAP代表ブログ→ http://japangap.jp/blog/2014/03/50.html

 次に、国際教養大学生2名が、ギャップイヤー体験談(今年9月に、半年のギャップイヤー活動を経て入学、現在大学1年生)をプレゼンした。
 玉城 慶人さんは地元沖縄で国際協力イベントを開催した成果を話した。一方、宇田川美沙さんは、貧困問題に関心があるため、カトリックの修道会(東京)と病気や障害を持った人のための農場(北海道)でのボランティア経験を語った。
※詳細は、以下のリンク「ギャップイヤー活動報告書」から→
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/57/attach/1343978.htm

 また、この後、東大副学長や一橋大学長、経団連、日本貿易会、東商からの代表者から構成された16人の委員で活発な議論が行われたが、後日に議事録は公開予定。

 次回は3月下旬に下村大臣も参加し、開催予定。

※参考:1/31第3回会議の「配布資料」のリンクは→
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/57/siryo/1343955.htm

※参考:12/2 第2回会議の「配布資料」のリンクは→
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/57/siryo/1342409.htm

※12/2 第2回会議での砂田JGAP代表の発表スライド
2013年12月2日【資料4】砂田委員発表資料.pdf


10/4 第1回議事録(文科省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/57/gijiroku/1342831.htm

(参考記事)10月4日付 半年ギャップイヤーが今後議論! 10/4 第1回「学事暦の多様化とギャップタームに関する検討会議」が文科省で開催された。-ニュース
http://japangap.jp/info/2013/10/104-1.html 

JGAP寄稿者短信:「スリランカへの急募の運動靴:皆様のおかげでこんなにも集まりました!!」」長谷部さん靴.jpg

  皆様のおかげでこんなにも運動靴が集まりました!!ご協力頂きありがとうございました!!手荷物の関係で、穴が空いていたり運動靴ではない靴はご了承を頂いた上で処分させていただきましたが、頂いた靴は必ず子供たちに届けます。
今日のフライトでインドネシアに移住する先輩と一緒の便でバンコクに行き、それからスリランカに飛びます。

行ってきます!!


【前回3月3日付 JGAP寄稿者短信】
 裸足でバレーボールをするスリランカの子供たちのために靴を集めています。

 スリランカ民主社会主義共和国、通称スリランカではクリケットの次にバレーボールが大変人気で国技といってもいいほど多くの人がプレーしています。2011年からスリランカの田舎で教えていて感じますが、日本ではバレーボールは屋内競技という印象が強いとは思いますが、スリランカの子どもは屋外で楽しみます。長谷部さん3.jpg

 そのため、当然靴が必要なのですが、スリランカの子どもたちは基本的にサンダルしか持っていません。しかも靴は高級品のため、そのサンダルをも壊したくないと、裸足でバレーボールをする子どもたちがほとんどという状況です。そんな危険な状態を少しでも改善するため、日本国内に眠っている運動靴を集めてプレゼントするという企画を今現在進めています。長谷部さん2.jpgのサムネール画像

今現在使われていない靴などがありましたら是非寄付をお願いします。
靴のサイズは23〜27cmまで、できる限り新しい靴を集めています(3月10日必着)。
靴は私が責任をもって送り届けます。
ご連絡お待ちしております。

長谷部和希
twitter:kazunu0925
facebook:https://www.facebook.com/kazuki.hasebe
mail:kazukihasebe0925@gmail.com


エッセイ集 フロンティア・フォーラム寄稿
No.102長谷部和希さん(武蔵大学3年 ※2013年1月当時) http://japangap.jp/essay/2013/01/post-40.html

新ロゴJPEG版.jpgのサムネール画像のサムネール画像JGAPが「翻訳・広報(編集企画等)」の2部門で、ボランティア・プロボノ募集(3月31日締切)


 ギャップイヤーの研究・推進・啓発をミッションとするJGAPが、公式ウェブの記事更新量が増えたため(注1)、「翻訳・広報(編集企画等)」の2部門で、それぞれボランティア・プロボノを募集いたします(応募締切:3月31日締切)。お早めに、お申込み下さい。

注1:JGAP公式ウェブサイトの月間訪問数は5.8万人超で、月間PV(閲覧ページ数)も13万PV超の新記録!→http://japangap.jp/info/2014/02/jgap55114pv12pv.html


 

【内容】

1.具体的な内容は、
 「翻訳」部門は海外文献の翻訳(やさしい"読み物"系もあるので、スキルベースで英検準1級かTOEIC730点以上)です。
「広報」部門は、人気エッセイ欄「フロンティア・フォーラム」の編集企画や識者を対象とした「私のGAP YEAR時代」インタビュー時の写真撮影や同行した後のテープ起こし、校正作業などです。


【条件】

1.一日平均1時間程度(=1ヶ月計30時間)のイメージでも、お気軽にご協力いただきます。(教育や社会問題に関心高い"お母さん世代"も大歓迎!)。特に翻訳部門は、東京以外であっても全く差し支えありません。 

【その他】

1.成果物が公式ウェブ上に関与された成果物が掲出される場合、本人のご希望により、本名・イニシャルが入ります。

2.ご本人がやりたいことを相談し、尊重します。

【応募・締切】

3月31日(月)中ですが、お早めにメールにて、①お名前・ご所属・仕事(または研究)内容 ②応募部門(翻訳か広報と明記)簡単な応募理由をご記入のうえ、お送りください。ご応募の秘匿は厳重にいたします。

 メールアドレス:info※japangap.jp  ※部分を@に変えてください。

メールの宛名は「翻訳・広報公募」宛に送付願い ます。


※ 尚、応募者多数の場合は書類選考となりますが、その後、「翻訳」部門を除き、都内で直接お会いして、面談の上、双方合意の上、決定いたします(交通費は支給いたしません)。
                                                                                                                  以上

JGAP寄稿者短信:「キャリアセミナーで考えたこと:国際保健・国際開発を仕事にする人へ」(加藤遥平さん、米国大学院UC Davis在学中)


Unite for Sight (http://www.uniteforsight.org/)というNPO主催のweb上での「キャリアセミナー」に参加してきました。魅力あるパネリストが議論する様子を特設サイトとカンファレンスコールでリアルタイムに追えるようになっていて便利でした。以下セミナーの内容とキャリアについての簡単な考察をまとめます。


「国際保健分野でのキャリアパス」というテーマでしたが、 他の分野を目指す就活生や、転職を考えている方・考えていない方にも、 参考になる点があると思います。

セミナーは事前に参加者から集めた質問に、 国際保健、公衆衛生分野で活躍している10人のパネリストが答えていくという形式でした。

パネリストは、Save the Children の前CEO, 元世界銀行の上級職員など豪華な顔ぶれから、現場で活躍するNGOの職員、建築やデザインの分野から畑を変えてきた人まで、とても多様でした。

以下、特に面白かった質問とその回答をまとめます。


Q1. 実務経験を得るための実務経験は、どうやって積めば良いですか?
①転用可能なスキルが身に付くならば分野は関連していなくても良い。
②無給のポジションにも目を向ける。得難い経験やネットワークを築けるポジションが有給とは限らない。
③海外ばかりに目を向けない。身の回りの課題に取り組むことが貴重な経験とスキルを養ってくれる。
④比較的小さくて新しい組織ほど、経験が浅くとも情熱のある若手を受け入れてくれることがある。
⑤選択肢を広く持ち、様々な機会を探る。

エントリーレベルの職やインターンシップでさえも、経験を求められることが多く、 国際保健や国際開発分野の学生にとって、この質問は共通の悩みだと思います。

周りにも一般企業で営業やマーケティングを経験してから、開発系のNGOに進まれた方は多いです。無給のインターンなどの求人を見ると、関連分野での経験よりも、ライティングやリサーチのスキルに重きを置いていることも多いので、①、②は同感です。

③について。確かに外に目が向きがちですが、自分の生活圏にも社会的な課題は存在するわけで、それに取り組むことで学べることも多いと思います。
④は少し疑問で、むしろスタートアップの段階ほど、一人一人に求められるスキルも高そうな気がします。一方で、立ち上げ時期だからこそ、経験以上に情熱や体力が重宝されるのかもしれません。


Q2. 大学卒業後は、ギャップイヤーを経験したほうが良いですか?
①ギャップイヤーを経験している学生ほど、視野が広い。
②考え方の軸があり、複雑な課題に立ち向かう際に、必ず助けになる。
③ギャップイヤーは必ずしも必要ではないが、進学を急ぐ必要はない。
④学部と大学院の間だけでなく、キャリアアップの過程でも、ギャップを設けることが大切。

周りの学生を観ると、①、②はまさに納得です。
一方、インターン経験のみで入学した僕が進学して良かったと思う点もあるので、
進学の準備が出来ているなら、待つ必要は無いと思います。

④については「専門性が高まるほど分野が狭まくなりがちなので、ギャップをあけて、スキルや経験を見直すこと分野外の機会を探ることが重要」とも言っていて新鮮でした。


Q3. 国際保健分野を目指すなら、大学院の学位は公衆衛生や国際保健、医療でないといけませんか?
①実務経験と同じく、学位も国際保健に関連している必要はない。
②どの分野でどのように働きたいかで、必要な学位は変わる。
③分野が関連している必要は無いが、修士号以上の学位は確実にキャリアの選択肢を広げてくれる。
④実務と学位の組み合わせが、自分自身のユニークなキャリアパスを築く。

 パネリストのキャリアパスが多種多様なことからも頷ける回答です。
ただ「修士も博士もお金で買える時代。お金で買えない実務経験の方が重要」という人も居ます。
つい最近の英ガーディアン紙の記事でも学位の重要性を説きつつも「修士号と実務経験の両輪が重要」とありました。
学位というライセンスしか持たないペーパードライバーは必要ないということなんでしょうね。


Q4. これからプロのキャリアを歩み始める若者へのアドバイスはありますか?
①ロールモデルをたくさん見つけて、彼ら・彼女らがどのようにキャリアを選択したか、理解する。
②定期的にキャリアパスを見返し、どんな経験とスキルがあり、何が出来るのか、何がしたいのか考える。
③キャリアパスは一つではない。ユニークな道を進むことは大変だが、先の見えない状態を楽しむことも大切。

僕が実際にお会いしてきた方々のキャリアパスも本当に様々で、似てはいても全く同じ道を歩んでいる人は居ませんでした。多様性を受け入れて、自ら道を作っていくことを恐れないことが大切なんだと思いました。先が見えない不安や、決断し切れないもどかしさから、暗くなることもありますが、
とても勇気づけられるアドバイスでした。


Q5. 履歴書(CV, Resume)を書く際のアドバイスはありますか?
①全く関連の無い経験は載せない。応募しているポジションにどう結びつくか一貫性を持たせる。
②「どこで働いたか」「どんなポジションに就いたか」よりも「どれだけの成果を出したか」が大切。できれば成果を数値化する。
③採用側が求める人物像、必要としているスキル、経験を踏まえて、書く。
④タイポはNG。

インターン先を決める際の基準としても、「どんな成果が残せるか?」「それは数値化出来るものなのか?」考えて選ぶと良い、とアドバイスをもらったことがあります。経験を次につなぐためにも、定量化は大切なんですね。


"あなたが下す決断が「あなた」をつくる。"

セミナーの最後に「人生には、常に次のステージがある」という言葉がありました。

キャリアプランとは「大学院に進学するまで」「就職するまで」といった、どこかで完結するものではなく、最期を迎えるまでの生き方、そのものを考えていくことなんだと思いました。

転職をせずとも、昇進や転勤をする度に、組織の中で求められる役割が変わります。キャリアチェンジの多い国際開発や国際保健に限らず、全ての人にとって、節目、節目に振り返り、決断をしていくことが大切なんだと思います。

決断について、Amazon のCEO ジェフ・ペゾスが、こんな力強い言葉を残しています。

"80歳になった、あなたが、あなたの過去を振り返るとしましょう。
その時に一番心に残っていること、思い出すことは、あなたが下してきた決断の数々であると私は信じています。"

望むと望まざるに関わらず、環境は変化します。
その中で、「どんな自分を目指すのか」これからも決断し続けたいです。


2012年7月8日付 フロンティア・フォーラム寄稿 No.75:「米国留学、国際NGOインターンを経て、バングラデシュ~国境なきコミュニティデザイナーを目指している私」 加藤遥平さん(当時、筑波大学5年) 
http://japangap.jp/essay/2012/07/ngo.html

ブログ:The Rad Visionary
http://yoheikato.weebly.com/1/post/2013/12/161.html

10日(月)19:30~ NHK総合テレビ 「明日へ」コンサートのクライマックス(20:30〜20:45頃)でMERRY PROJECTの"笑顔の傘" がフィナーレを飾る!0310メリープロジェクト.jpg


 この特別音楽番組「明日へ」コンサートは"音楽の力"を通じて、復興のメッセージを届けようとするもの。 番組では、総合テレビとBSプレミアムで2時間30分にわたる生放送を行い、 アーティストの皆さんが"音楽の力"を通じて被災地にメッセージを届ける。 また、震災の記憶を風化させないよう、 被災地の今や復興への取り組みを東北からの中継も交えて紹介する

 フィナーレは出演者と一緒に笑顔の傘が登場。会場全体がMERRYな笑顔で包まれる。 MERRY史上最大の笑顔の空間は見逃せない。

【日 時】2014年3月10日(月) NHK総合 19:30〜20:45(生放送)、BSプレミアム 20:45〜22:00(生放送)
【司 会】 中居正広、有働由美子アナウンサー
【出 演】 石川さゆり、AKB48、Kis-My-Ft2、コブクロ、SMAP、SEKAI NO OWARI、Perfume、森高千里、ゆず ほか(五十音順)

(MERRY PROJECTのサイト)
http://www.merryproject.com/information/2014/773/ 

12/2実施 文科省第2回「学事暦の多様化とギャップタームに関する検討会議」検討会議議事録が公開!

 この文部省の検討会議は、昨年10月主に、「大学秋入学とそれに伴う半年ギャップイヤー」を産官学民セクターの各代表者で議論・検討するために設置された。このたび、12月2日実施の第2回「議事録」が公開された。全文が読めるようになったが、以下16委員の主な発言・やりとりを要約する。

下村大臣
「本日は、鈴木座長と砂田委員から、国際教養大学のギャップイヤー入試の取組や海外の事例について御発表いただけると聞いております。若者たちがギャップターム等を活用し、留学など様々な活動からグローバルな視点や新たな価値観を見出し、大きく成長できるよう文部科学省としても総力上げて取り組み、また併せて皆様方の御提言を受けて、各大学においても是非ギャップターム等、さらに促進していくような動きを作っていくように文部科学省も働き掛けをしていきたいと思っておりますので、是非活発な御議論をお願い申し上げたいと思います。」

鈴木座長(国際教養大学学長)
「ギャップイヤー入試の目的ですけれども、本学の理念はグローバル社会で通用するタフな人材を育成・輩出するということにございます。そのためにギャップイヤー入試でも、年齢あるいは学事暦にとらわれずに国の内外の諸問題に対し高い関心を持ち、探求する意欲のある人材を求める。あるいは失敗を糧にして困難に挑戦できる人材、あるいは人を動かせる力を持った人材を発掘する手段としてこの入試が行われているということで、早い時期に社会体験を積むということで、入学後の学習意欲あるいは職業選択意欲が高まるということが期待できるわけです。」

砂田委員(JGAP代表/お茶大特任講師)
「定義というのは、"親元や教員から離れた非日常下でのインターン・ボランティア・国内外留学、課外の国内外留学"となります。つまり大学間協定がある交換留学とかじゃなくって課外の留学、あと旅です。旅も1つの留学だと考えるといいかと思うのですが、そういう位置づけである。期間については3か月から24か月というイメージを皆さん持っているということです。ちなみに後でお話ししますが、アメリカのギャップイヤー協会というのは去年設立されましたが、彼らの期間の定義は2か月から24か月です。」
「実はこの資料4の表紙にエッセンスを書いております。今からお示しするのはファクトベースで、世界で何が起こっているかという事例を紹介しているわけですが、これを結局見ていくと、『グローバル人材』の文脈と、もう一つ『社会的課題解決型人材』をギャップイヤーは作り出すという結論を申し上げたいことでございます。」
配布資料:http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/57/siryo/__icsFiles/afieldfile/2014/02/12/1342409_04.pdf 

濱田委員(東大総長)
「私たちも担当教員、FLYプログラム、2人ついて、かなり密な連絡をしています。これが、先ほど申し上げましたように、じゃあ高校を卒業した全員がこのギャップイヤーを使うということになると、担当教員がとても間に合わないということになりますね。これは現実的にはもう動かないということになります。そのときに動かないと考えるのか、そこの突破口は、恐らくそういう若い人たちを社会が育てる。もちろん教員が責任をある程度持たなきゃいけないのですが、同時に社会も責任を持ってそういう人たちを育てる仕組みがやはり根付いていくということが僕は大事だと思います。」

藤沢委員(シンクタンク・ソフィアバンク代表)
「お話を伺っている中で、未整備の部分というのは5つあるのかなと。1つは資金面、2つ目は安全面、これは体の健康、そして精神の健康、そして治安という部分の安全、そして3つ目は理解ということで社会からの理解、親からの理解、そして学内からの理解というもの、そして4つ目がやはり身分、学籍がないということで学生にとっての身分の部分、そして5つ目がプログラム、インターン先であるとかそういったプログラムというふうに、私はきょうのお話を伺って5つの未整備部分というのを感じました。」

船橋委員(ウィル・シード代表取締役会長)
「今、『トビタテ!留学JAPAN』ということで、留学生を倍増するという計画が文科省主導で始まっていますが、大学生や企業の若い社員に、最近よく話を聞く機会があります。海外留学となると、余り自分ごととして捉えていない。海外に行くということ自体がちょっと自分には遠い、あるいは勉強しにいくというのが遠い、あるいは体育会で部活をしている人なんか時間がないという中で、私はギャップイヤーというものができれば、1回何か考える。その選択肢の1個として留学というぐらいの方が、ここにすごくインパクトが起きるのではないかなと思って、これ国としても大学としても企業としても海外留学生を増やしたいというのがある中で、こういう1個受け皿があると進むのではないかと思います。」

山内委員(一橋大学学長)
「基本的には大学で、さらに入学が決まっていなくてもどうしようか。その上で初めてどこの大学にするかというところまで今のお話は突き詰めて行くというような気はするのですが、ただ、入学が決まる前に高校を卒業して、そのギャップイヤー期間でギャップイヤー学生みたくするというのはかなりコストも高いですし、その人の人生にとっても危険性がかなり高いような気がするので、やるのであればやはり入学をどこかで決めた上で、予定者なり何なりという形で少しいろいろ考えさせると同時に、入った場合には大学が自分のプログラムを含む形でやった方が良いかなと私は思いました。」

宮城委員(ETIC.代表)
「私は齊藤先生と濱田先生が最初におっしゃった18歳全員にこのギャップイヤーを体験させるような社会的な仕組みを作っていくというのは非常に賛成です。こういう今回の検討会議のような場は、やっぱり問い立てが大事だと思いますが、私は1つの問い立てとしてそういう問いを立てて、日本の今の若者たちの現状を考えたときに、18歳の若者が、仮に全員希望すれば、このギャップイヤーを体験できるというシステムを作るにはどうすればいいかという問いを1つ立てるということは、非常に大胆ではありますけれどもおもしろいのではないかなと思います。もちろんもともとそれを、本来のギャップイヤーの趣旨である主体性を持って決断するというだけの子供たち、学生の意識をどう育んでいくかというような基盤作りから考えないといけない課題だと思います。」

萩原委員(立教大学教授)
「18歳で大学に行くという観念を、やはり日本ではもっと壊していくべきだと思っております。18歳で一体自分は何をしたいのかと思ったときに1回社会に出てみるということですね。そして大学に行く選択というのもあると思います。私は今、ずっとフィンランドを調査していますが、フィンランドでは生涯学習という言葉がなくて一生涯学習です。学びたいときに常に戻っていける場所、そういうところが大学であると思っています。例えば立教大学の大学院は8割が社会人です。そこに多様な世代が学ぶことによって、ある意味ギャップイヤー的な経験をしていく。まずだから常にある固定観念みたいなものから一応自由になるということが、このギャップタームの議論をしているときに1つは重要だろうと思っております。」

長谷山委員代理(慶大)
「ギャップタームという名称ですが、ギャップタームというのはまさに東京大学が秋入学とか、それに関連する学事暦をお考えになったときに学期をどうするかという発生で出てきた1つの用語だろうと思いますが、もっと広く、今この会議で議論されているような入学前の体験や人材育成をどうするかということで言うと、やはりギャップイヤーという用語が良いのではないか。特にグローバル化に対応するので考えようというときに、欧米ではギャップイヤーが短い期間でも一般で、これは濱田先生には申し訳ありませんが、多分ギャップタームといきなり言っても、イギリスとかアメリカの人間はそれ何という感じだと思います。ですから、いろいろこれから議論は尽くされていくだろうと思いますが、むしろ広くグローバル人材を育成するという意味で用語を定義付けていくならギャップイヤーという言葉で議論を続けていくのが良いのかなと、感想です。」

島村委員(日商)
「学生のキャリア教育や職業観の醸成という観点からも、ギャップイヤーは大きな役割を担っていくのであろうと思います。しかし東京大学の濱田総長もおっしゃったように、ギャップイヤーの本来の趣旨は学生が自由な発想で自主性を持ってその期間の過ごし方を考え、その後の人生や進路を考える上で有益な経験を広げていくことにあると思います。したがって留学以外にも産学連携などを通じたインターンシップなど、学生側にある程度のプログラムメニューを提供していくことが大事なのではないでしょうか。それと、先ほども意見がありましたが、やはり入学を認めて、学生として、それから、何といいますか、活動をしていただくというのも、やはり私は賛成だと思います。」

御手洗委員代理(経団連)
「大変いい話を聞かせていただきました。ありがとうございました。最近、我々企業内の教育の考えるとき、非常に重視しなければいけないと分かってきたのはやっぱり自発性・自主性です。やっぱりお仕着せのプログラムを幾ら教えてもなかなか定着しない。ところが自分でやりたいとか自分で計画したものをやらせると、これは本当に定着します。そういう意味では、そういう本人の意思というのを大事にしていこうということで、企業内の教育が見直されていると思います。そういう観点からいきますと、今回、国際教養大の皆さん、非常に高いレベルで成果を上げられたというのはやはり自分で自主的に決めて、それから自主的にやって、それでいろいろな自覚が出てきたと思います。やっぱりそういうことがすごくいいサイクルになっていったのではないか。これが、例えば18歳全員とかということになりますと、本当にその辺が担保できるのか。やっぱりそういう自発性を大事にするようなことをどういうふうにしながら、広げるのはどこまでということをある程度考えていかざるを得ないのではないかという気がいたしました。

 それからもう一つ、違う観点で言いますと、我々企業といたしまして、この間から申し上げておりますとおり、もう秋の卒業も結構ですし、ギャップターム、ギャップイヤーで卒業が遅れても、それはもう全然関係なく受け入れたいと思います。それはもう、いろいろな機会を通じて言っていきたいと思います。むしろ高く評価しますよという、それぐらい言ってもいいかな、いや、言いたいぐらいだと思っています。ただ、逆に高く評価しますよというのがわーっと産業界から出ますとどういうことが起こるかというと、みんな、じゃあギャップタームは就職に有利なのねということになって、次にどういうことが起こるかというと、多分、いろいろなお仕着せのプログラムができます。で、それを例えば認定団体がAとかBとかCとかDとかいうと、多分、就職のとき、私はAのこれをちゃんと受けてきましたとかいうそんな話になっていくのではないか。そういうことになるというのはやっぱり非常に良くないなと思っています。ですから自発性とか自主性とか、そういうことを本当に大事にして、そういうことがきちっと評価できるような仕組みを作っていくことが必要なのではないかなと思っています。」

2013年12月2日 第2回文科省「学事暦の多様化とギャップタームに関する検討会議」議事録
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/57/gijiroku/1344529.htm 

全般資料:文科省「学事暦の多様化とギャップタームに関する検討会議」http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/57/index.htm 

2014年1月31日実施 第3回検討会議配布資料 資料3 砂田委員資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/57/siryo/1343955.htm 

記事:
半年ギャップイヤーが議論! 10/4 第1回「学事暦の多様化とギャップタームに関する検討会議」が文科省で開催された。-ニュース | :http://japangap.jp/info/2013/10/104-1.html

JGAP寄稿者短信:「"養豚ガール"が受け取った手紙」 山田史織さん(SMILEJP Co.,Ltd. ※カンボジアでの養豚業)


「KAERUスクール」(注1)終了後もカンボジアに滞在していた

竜大くんから、空港での別れ際に、お手紙をいただきました。


あまりにも嬉しかったので、ちょっとだけ中身をご紹介します。

■-------------------------■
参加者の竜大くんからの手紙


史織さんへ

1週間本当にありがとうございました。

最初に、史織さんに会った時の印象は

「えっ?なんか、思ったより小柄な人だな......」です(笑)

(中略)

カンボジアKAERUスクールでの日々を改めて振り返って、

得られた気づきや変化をお伝えしたくて手紙を書いています。

(中略)


★ 自分の常識の狭さを痛感させられました

日本とはなにもかも違う、正反対の国、カンボジア。

日本ではあたりまえだと思っていたことが、あたりまえじゃない!

自分の世界がある。自分の常識を覆す社会や人々の行動規範が存在する。

自分の枠の外の世界にワクワクすると同時に、

今まで、井の中の蛙状態だった自分に危機感を覚えました。

改めて、一生を日本だけで過ごしたくないな、と、強く思いました。


★ 社会人生活に向けて弾みがつきました

「働く」ということが、最近の自分の中のテーマでした。

日本だと、いろんな働き方があり過ぎるせいか、

どういう働き方が幸せなのか?そもそも、働くとって、どういうことなのか?

全くわからない状態でした。


それでも、カンボジアに来てみて、

そもそも、「働く」ということについて深く考えていなそうな

カンボジア人と出会って(偏見だったらごめんなさい!)

「働く意味」とか、やりがいを考えこんで悩んでいる日本人は

「何か、変なことで頭を悩ませているなー」と(笑)

伝統の森の森本さんにも、こんなアドバイスをいただきました。

「考えるから、悩むのさ。五感で感じないと! そうすれば、自然と答えは見つかるよ」


あまり深く考えすぎず、自分の心の声を大事に、

働くこと(=生きること)を実践していきたいと思いました。

(中略)

「働く意味」とか、考え込みすぎて手足が止まるくらいなら、

働くことをあたりまえとして受け止めて、日々の目の前の仕事を

まずは、全力で取り組んでみようと思います。

やってみて、自分が感じたことをもとに、次どうやって進んでいくのかを

考えていきたいと思いました。


今は、ちょっと、肩の力が抜けたような、

凝り固まっていた脳みそが少し楽になったような感じがしています。

4月からの社会人生活が良いスタートが切れそうな心境になりました!

(以下略)

■-------------------------■

自分たちが伝えたかったこと、

少しでも伝えられたのかな?何かお役に立てたのかな?と

とても嬉しいお手紙でした。

竜大くん、本当にありがとう!涙


竜大くん、ゆーかちゃん、こーじさん、前田さん、

ものすごいハードな1周間を耐え抜いてくださり、ありがとうございます!


何かの偶然で出会ったみなさんと一緒に

いろいろな話ができて、私もとても気付きの多く

元気をいただいた1週間でした。


きっと、日本に戻るといろんなことが待っていると思います。

以前のあたりまえの日常が繰り広げられると思います。

けれども、この1週間体験した気付きや自分の気持ちを

忘れずに、少しでも何か行動の変化が起こることを願っています。


そして、

また、カンボジアか、日本、世界のどこかでお会いできたら嬉しいです。


人生は、一度きり。

自分のやりたいことを一生懸命やって、

目の前の人を笑顔にできるように、私も

カンボジアでがんばっていきます。


本当に、ありがとうございました。


(注1)カンボジアKAERUスクール(http://www.smilejp.asia/school/


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エッセイ集 フロンティア・フォーラムNo.105:「私が、突然カンボジアで養豚をはじめたワケ」山田史織さん(SMILEJP Co.,Ltd. ※カンボジアの養豚ガール)
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JGAP寄稿者短信:「就活失敗で自殺する大学生を減らす方法 」(豊永奈帆子@香港) 豊永さん写真3月4日.jpg

 


日本で、就職活動の失敗により自殺した大学生が1,000人を超えたそうです。

就職活動が難航している大学生の周りの人へ。


見かけより本人は苦しんでいます。

どうかどうか、さらに追いつめるような事を言わないでください。

本人のためを思って奮い立たせるために言った一言が、

自殺の引き金になることもありえます。


追いつめられているときの一言がどんなに辛いか。。。


就職活動ではありませんが、私の場合は新卒1年目の営業研修で

それを身をもって経験しました。


「明日から10日間、飛び込みでコーヒーメーカーを売って来てください。」

の課題で始まった私の社会人生活。

日に日に同僚が一台一台ノルマを達成していくなか、

まだ一台も売れていなかった私は、精神的に追い詰められていました。

さらに、

「前はもっとカワイイ子が来たよ。」

「そんなことをやらせる会社は辞めなさい!」

などの心ない一言一言が、私をどん底まで追い詰めていきました。


そんな中でのFacebook への投稿。

「会社の研修でコーヒーメーカーを売らないといけないのですが、

まだ一台も売れていません。毎日泣いています。誰か助けてください。」

本当はこんなことしたくない。

でも、もう同情で買って貰うしかない。と祈るような気持ちで書いた投稿でした。


そして届いたのが、社会人からの数々のお叱りのメッセージ。


「営業は同情で買ってもらうものじゃない。そんなやり方では

後から苦労する」

ウルトラマンでいえば、既に「ピコピコ」なっている状態なのに、

さらに追い討ちで完全にドドメを刺されました。


きっとお叱りをくれた社会人の方は「心を奮い立たせてくれれば!」

と思って書いてくれたのかもしれませんが、完全に逆効果でした。

精神的に崩壊しすぎて営業のために道を歩いていると、突然涙が

止まらなくなってしまう状態まで追い込まれました。

その時に思ったのが、「なんでこんな辛いのにさらに追い詰めるの。。。」

ということでした。

どうか、就職活動が難航している人にさらに追い討ちをかける

のは辞めてください。


最後に、私が辛いときに聞く曲を紹介します。

「ちっぽけな勇気」Funky Monkey Babys

僕たちはまだちっぽけで 手のひらの中には

この手のひらの中には 何もないけど

雨に打たれ 風に吹かれ でも諦めないから

でも諦めたくないから

きっといつか何かを掴むんだ


「Cry Baby 」Seamo

僕は人生 まだ習いかけ 既にぶち当たってる高い壁

登れよ登れよと焦るだけ だけどもあるのは飛べない羽根

からかわれても 罵られても 自分自身の手を信じてみてよ


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フロンティア・フォーラム欄寄稿 No.35「留学で変わった私の人生」 豊永奈帆子さん(当時、早稲田大学国際教養学部4年)※英文付
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ブログ「Napo's Way 海外就職2年目」: 
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JGAP寄稿者短信:「急募:裸足でバレーボールをするスリランカの子供たちのために靴を集めています!」」長谷部さん2.jpg

裸足でバレーボールをするスリランカの子供たちのために靴を集めています。

 スリランカ民主社会主義共和国、通称スリランカではクリケットの次にバレーボールが大変人気で国技といってもいいほど多くの人がプレーしています。2011年からスリランカの田舎で教えていて感じますが、日本ではバレーボールは屋内競技という印象が強いとは思いますが、スリランカの子どもは屋外で楽しみます。長谷部さん3.jpg

 そのため、当然靴が必要なのですが、スリランカの子どもたちは基本的にサンダルしか持っていません。しかも靴は高級品のため、そのサンダルをも壊したくないと、裸足でバレーボールをする子どもたちがほとんどという状況です。そんな危険な状態を少しでも改善するため、日本国内に眠っている運動靴を集めてプレゼントするという企画を今現在進めています。長谷部さん1.jpg

今現在使われていない靴などがありましたら是非寄付をお願いします。
靴のサイズは23〜27cmまで、できる限り新しい靴を集めています(3月10日必着)。
靴は私が責任をもって送り届けます。
ご連絡お待ちしております。

長谷部和希
twitter:kazunu0925
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エッセイ集 フロンティア・フォーラム寄稿
No.102長谷部和希さん(武蔵大学3年 ※2013年1月当時) http://japangap.jp/essay/2013/01/post-40.html

JGAP寄稿者短信:「グローバル人材ー『共感』の真に意味するところ」
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WFP 国連世界食糧計画  田島麻衣子


「より多くを学べば、もっと多くのことを忘れてしまう。もっと多くのことを忘れるならば、あなたの知識はもっと少なくなる。では、何故あなたは勉強するの?」

これはオックスフォード大学で良く売られているポストカードの文句です(右図参照)。勉強するために大学に来ているのに、知識は更に少なくなるなんて!と私自身、憮然としたとした覚えがあります。ただ言っていることにはかなりのパンチがあって、その後も随分私の記憶の中に残ったのでした。

カレッジでは、当時定年間際、そして今は亡きウィルフリッド・ナップ先生のチューターにつきました。オックスブリッジのチューター制度というのは、日本の大学でいうゼミの個人版と言えばわかりやすいかもしれません。一週間に一度、先生を訪ねて1時間半程度の個人授業を受けるものです。ある日たまたま授業を終えた時、先生のテーブルの上に、このポストカードが置いてあるのを見つけたのでした。

"The more you learn, the more you forget.

The more you forget, the less you know.

So why study?"

釈然としない私は、最後の文を繰り返しました。教授にむかって「なぜ私は勉強するのでしょう?」なんて入学取り消しになりそうな質問ですね。

ところが彼の瞳が小さく光るのがわかりました。そしてこう続けたのでした。「自分のかつての教え子の多くは、今、世界中で仕事をしている。ここに戻り私に挨拶に来る彼らの殆どは、こう言うんだ。先生の授業は厳しくて、遅くまで勉強しましたが、覚えているのは夜遅くまで勉強したことだけです、ってね。内容は何も覚えていませんって。」そう先生は笑った。


「いいかい、ここで何を学ぼうともそれは不完全だと心に刻んでおきなさい。環境は常に変化し、知識はそれへの対応をせまられるから。だから、あなたは永遠に吸収し続けなければいけない。ここ学ぶべきことは、出来合いの知識を記憶することではないよ。それぞれが自立した時に、どうやって自分の頭で考えるかを学ぶ場所だよ。」

そして先生は少し考えてから付け加えたのでした。「ここを出て本当の現場に出たとき、あなたを前に歩ませるものは、多分、、、人への共感の気持ちだ。どうか、このことだけは忘れないで。」この最後の一節は、やがてその後も何度も読み返す言葉となりました。年齢も、国籍も、何もかもが異なるチームと息を合わせて働く上で、大きな知恵となってくれたのでした。相手に共感する、という意思とプロセスと行為こそが。

フロンティア・フォーラム欄寄稿 No8:「世界で働く日本人が増えるための条件を考える」(WFP 国連世界食糧計画  田島麻衣子さん)
http://japangap.jp/essay/2011/11/wfp.html
ブログ:http://maiko-tajima.jimdo.com/
※本文は田島さんのブログより転載
ツイッター:@maiko_tajima