代表ブログフロンティア・フォーラム

日本をよくする提言から多様性を高める主張、ギャップイヤー文化構築提案まで、
多種才々なイノベーター達のエッセイ集

「人生楽しもんだ勝ち!」ウユニ塩湖.jpgのサムネール画像


嘉数 光
琉球大学観光産業科学部産業経営学科4年次(=休学中)

沖縄から世界へ
 2011年.大学3年次が終了すると同時に1年間の休学し、世界をグルリッと一周させていただきました。220日かけて35か国を訪問しました。

 きっかけは、ひょんとした友達からの誘いの一言から。昔からやりたいと漠然とだけ考えていたが、その友達からの「世界一周行っちゃう!?」の一言でこの旅は始まった。背中をポンと押されると、スイッチが入ってしまった。頭と体はもう「世界一周」のことしか考えられなくなっていた。それから約1年後。その友達よりも先に一人で世界一周へ向けて古里の沖縄を出発。

 こだわりとして、全ての大陸を島ぞうり(沖縄サンダル)一つで歩き回ってきました。


世界中で"同学年"の連中との出逢い~インドの学費は、なんと日本の"66の1"
 旅出る前は想像もしていなかったことが旅中にいろいろ起こる。その中でも強烈だったのがそれぞれの国の大学生の出逢い。

 特にインドでは凄まじかった。インドで訪れたある大学では学費が日本の"66分の1" 程度。しかし1,2年勉強しただけで日本語をペラペラに話す彼ら。日本人が近くにくると大興奮して、自分が覚えたての日本語を積極的に話しかけてくる。中学校から英語を習い始め大学も含めると約10年間勉強しても英語をしゃべることができない日本人が悔しく思えた。

 異国の地で逢う同学年はみんな光ってみえた。同時に日本人をなめたらいかんよー!!って気持ちも湧いてきた。日本はもっともっと凄いんだって反骨心が自然と生まれてたと思う。


イスラエルで観たSABA--BAな生き方
 旅をしてるとさまざまな生き方をした大人達とも出逢うことができた。イスラエルでは母親ひとつで息子2人を育てている家族とたまたま出逢い。その家族と3日間ずっと一緒に過ごした。これまた息子2人が、格別に可愛くて可愛くて。それ以上に驚かされたのが母親のファキーさで、一日一日を自由に過ごしている姿。劇団団員の彼女は、とにかく家の中では感情豊かで活気が溢れていた。それだけでなく、家族をとことん愛し、彼女の全てを息子たちに捧げていた。その愛情を突然出逢った自分にも向けてくれ、まるで家族のように接してくれた。

 イスラエルでは家族の時間を大切にする習慣があって、休みの日は朝から晩までゆったりと家族みんなで過ごす。ビーチに行ったり、カフェでゆったりしたり。一緒に笑って、食べて、お喋りして、踊って、バカして。Crazyにファンキーに生きてる。そんな生き方が「SABA--BA」。彼女のSABA--BAな生き方は、とてつもなく衝撃的でした。


沖縄に帰ってきて
 世界中で"人と人との繋がり"ができたことが今の一番の宝物。同世代なのにどんどん前を走っているインドの友達。まるで赤ちゃんのように一日一日を楽しんでいるイスラエルのママ。世界には"すんごい"生き方をしている人が多くいる。

 日本人として、沖縄人として、彼らが沖縄を訪れる時には「沖縄ってすげぇ!!」って思わせるような生き様でありたい。

 実家に飾ってある小学生の時に書いた俳句。「人生楽しもんだ勝ち!」。

この言葉をいつも心に置いてこれからも生きていきたい。ただ、まっすぐに。純粋に。ファンキーに。

プロフィール
嘉数 光
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