「21歳で起業したジブン
~フィリピンのストリート・チルドレンに学んだこと」
日坂大起(ひさか だいき)
(関西学院大学 社会学部4回生)
学生コンサルティング事業Business Under Kidding 代表
初めに~人と人が繋がり新たな価値が生まれることが自分のミッション
私は現在学生の傍ら(休学予定)、様々な仕事をしています。
職務内容としてはwebデザインや集客コンサルティング、イベントコンサルティングと一括りにはできないことを取り扱っていますが、自分自身の中では「人と人が繋がり新たな価値が生まれること」をミッションとして業務を遂行しております。
高校時代のジブン
起業したいという漠然とした夢を描き始めたのは高校時代に所属していたNPOでの活動でした。その団体では国際貢献の活動で、フィリピンのストリートチルドレン支援をおこなっていました。現地に行く機会が3度あり、その度に胸に残るのは、貧困の中、人と人とのつながりの中で生活している子供たちでした。身寄りもなくお金も家もない子供たちが、助け合い生活している実情を知り、人の繋がりの凄さを体感しました。
この頃から人の繋がりによる価値の創造に対して興味を持ち始め、何か行動に繋げたいと考えていました。
大学の中でのジブン
その後、大学に入学したものの、時間に流されてしまい、直接的には関係のないことばかりしていました。
アルバイトやサークルっといった普通の大学生をしていたわけですが、心の底ではこのままでよいのかなと心の葛藤がありました。それでもなかなか1歩目を踏み出す勇気とタイミングがなく、2年という月日が流れてしまいました。
3年になり、様々な学生が所属するゼミに入り、同期の意識の高さや行動力に刺激を受け、行動に移せることができました。現在は様々な事業に対しての集客をしていますが、最初から集客事業に特化するつもりはありませんでした。
ですが、自分にとって、人の繋がりという特性を考えた上で一番合った分野が集客であり、これらは社会を構成する上でも欠かすことのできない要素だと考えました。
私が考える"集客"とは単純に顧客となる人を集めるだけではなく、他人同士が関係を持つことと捉え、時には顧客集めをおこない、時には島興しや町興しもしています。
仕事をする上で大切にしていることは2つあり、1つ目は金銭的な報酬のみで事業を行わないことです。
2つ目は事業を通じてなんらかの社会貢献ができるビジネスモデルをつくることです。この2つが私自身の大きな柱となっており、日々を送っています。
将来のジブン
今企画進行中の事業に、兵庫県淡路島の島興しがあります。
この事業は、ソーシャルメディア(facebookやtwitterなど)を通じて、島民が情報を島内で留めずに島外も視野に入れ発信する回路を作りだし、セルフブランディングを実践することと、島外の人が淡路島に興味を抱き、実際に現地へ足を運んでもらうという目標があります。
大事なことは観光としての経済的効果だけでなく、島民自身が主体的に参加し、積極的に情報を発信し、バイタリティ溢れる活動的な人材になってもらうことにあります。
現在、町興しと経済的な部分が注目されがちですが、大切なことは住民が参加し自ら行動をおこし、その後の価値を創造することにあるのだと捉えています。
私は今年休学し、この活動を継続する予定です。学生とは「学びながら生きる」と書きます。その旨は決して学内の座学だけでなく、実際に身を置き学ぶことも含まれているのではないでしょうか?
就活というものが一般化し、4年で大学を卒業し企業に就職することが定番となっている現代社会ですが、自分の課題を見つけ、学校を少し離れて行動することがあってもよいのでは考えています。
私の当面の夢は、現在コミュニティの過疎化が懸念されている日本で、フィリピンの子供たちに負けないくらい、人との強いつながりを創出することです。
プロフィール
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