代表ブログフロンティア・フォーラム

日本をよくする提言から多様性を高める主張、ギャップイヤー文化構築提案まで、
多種才々なイノベーター達のエッセイ集

宮川祐司さん写真.jpg「やりたいことは全部やれ!~"休学"せずに1年の大半を海外で過ごせるワケ」


宮川 裕司 
BBT大学経営学部3年


普通の高校生活
 高校は都立西高校で、卒業生の半分以上は、いわゆる人気の大学に進学する高校である。そのような環境の中にいたこともあり、何の疑いもなく受験勉強をしていた。結果的に第一志望の大学には合格できなかったが、慶應大学や横浜国立大学などに合格。ここまでは、世間的に見れば割と良い道を歩いていたかもしれない・・・この後方向転換をすることになる。


短かった横浜国立大学時代
横浜国立大学経営学部に入学。特別大きな目的があって経営学部に入ったわけではなかったが、漠然と経営というものに興味を持っていた。入学時は大学の授業に大きな期待を寄せていたのだが、入学後わずか1か月で失望してしまった。面白くない授業、単位を取ることが自己目的の学生達、1時間半もかかる通学。この生活を4年間続けるのは無理だと感じた。意義が見出せないことはとことん拒絶する性格なので、入学して早々退学を意識し始めることとなる。そこで見つけたのが「BBT大学開校」の知らせである。


BBT大学って何?!
ここでBBT大学について簡単に説明しておこうと思う。BBT大学とは、「ビジネス・ブレークスルー大学」の通称で、経営コンサルタント・大前研一氏が2010年4月に開設した大学だ。学部は経営学部のみで、講師はマッキンゼー出身の一流経営コンサルタントや、経営者などの実務家がほとんど。授業は完全オンラインで、学生は全国各地にいて、年齢層も幅広い。良く言えば先進的な、悪く言えば変な大学、である。より詳細な内容については、大学のウェブサイト(*1)や私のブログ(*2)をチェックしていただきたい。


横浜国立大学を退学→BBT大学に入学
 横浜国立大学に入学する前から大前研一氏の書籍を読んでおり、非常に尊敬する人の一人でもあった。その大前氏が大学を開設するということで、BBT大学に入学するとともに横浜国立大学を退学しようと決めた。このときは迷いもなく即決だった。

 とはいえBBT大学入学がスムーズにいったわけではない。家族の問題である。大学入学の決定権が自分自身にあるとは言え、家族の理解なしに4年間過ごすのは精神的にも良くない。当初は横浜国立大学を退学することを何度も止められた。国立大学を辞めて名もない大学に行くとなると、親の止めたくなる気持ちも分からなくもない。しかしBBT大学の良さを熱心に話した結果、今まではBBT大学を受け入れてくれている。


現在の学生生活
 まだまだ無名のBBT大学であるが、非常に個性的で多様性に富んだ学生がいる。私のライフスタイルを紹介することで少しでも雰囲気を感じ取ってもらえると嬉しい。ここ一年を振り返ってみると、2011年6月~9月上旬はフィリピンで英語の語学留学をしていた。典型的な日本人かもしれないが、英語は受験勉強しかしてこず、話すことを苦手としていたため、語学留学をすることにした。

 まだまだスキルアップする必要があるが、一応話せるレベルまでは上がった。2011年9月~12月は中・東欧を旅行していた。中でもポーランドとウクライナはそれぞれ1か月近く滞在し、異国の雰囲気や生活を体験できた。2012年1月~3月は日本に滞在して勉強に専念した。大前氏の著書「企業参謀」が課題図書になっており、企業参謀を読みながら多くの経営課題に取り組んでいた。マーケティングの課題も複数あり、六本木ヒルズの会員制ライブラリーで深夜まで勉強したのは良い思い出となった。

 そして2012年4月から現在(6月末)は、再び旅行をしている。トルコとイタリアに1か月ずつ、アイスランドに1週間滞在した。ここまで書くと休学した普通の大学生と何ら変わりはないが、一つ違うのは「オンラインで勉強をしている」点である。先述したが、BBT大学はオンラインの大学である。よって、海外に行くから休学・・・という考え方はない。

 旅行しながら勉強できるし、語学留学をしながら勉強する。ネットさえあれば世界のどこに行っても、何をしていても勉強が継続できる。楽ではないが密度の濃い時間を過ごせることは保証する。極端なことを言えば、4年間色んな国に移り住みながら大学の学習や研究を続けることも可能である。少し想像しただけでもワクワクし、色々な可能性が見えてくるはずだ。


今後も1年の半分は海外で
 今後は、短期留学をしたい国が複数ある。また、ある新興国での海外インターンにも興味があり、残り1年半の学生生活の半分以上は海外で過ごすことになるのではないかと思う。やりたいと思ったことはやらずにはいられない性格だ。最後に学長・大前氏の言葉を借りて締めたいと思う。

「やりたいことは全部やれ!」

参考ウェブサイト:
*1 BBT大学ウェブサイト: http://bbt.ac/index.html

*2 「新・BBT大学宮川裕司のブログ」:http://yujimiyakawa.blogspot.jp/ 
BBT大学について学生視点で情報発信しています。

連絡先:y.miyakawa1989Δgmail.com (Δ→@)
質問・相談等、お気軽にどうぞ。

記事一覧

フロンティア・フォーラムトップページへ戻る

アーカイブ