加藤大介
(名古屋大学文学部英語学専攻4年次休学中)
たまには誕生日1人というのもいい。
今日は僕の誕生日、いつもなら友達や彼女に囲まれて幸せな1日を過ごしていただろう。
でも今年の誕生日はコロンビアで1人だ。
キッカケ
高2の夏、留学で知り合った友人とインドに旅行した。
たった3週間という短いものだったがその頃の僕にとってインドでの経験は衝撃的なものだった、こんな世界があるのかと驚嘆し、日本以外の世界をより知りたくなった。
2年前その友人は大学を休学し長期間アフリカに旅に出た。
その時の自分の感情は「あいつが行くのに俺は日本でずっとぬくぬくやっていていいのか?」熱いライバル心を持っていた。
(参考)友人Akira→http://japangap.jp/essay/2012/04/post-23.html
そんな時出会った映画が「モーターサイクルダイアリーズ」。
若き頃のチェ・ゲバラのバイクでの南米大陸縦断の旅。
見終わった瞬間から南米に行ってみたい!スペイン語を学習して未知の南米の国々に住む人たちと交流してみたいと思い始めた。
決断
いつ旅に出るか、それはなかなか難しい問題だった。
旅資金を貯め始め、スペイン語の勉強も開始したがどのタイミング日本を出るのかずっと悩んでいた。
元々は自身の大学の国際系の院に進学し、院在学中に休学して1年間中南米の旅に出ようと思っていた。
研究のためだとか大義名分があって良いと思ったからだ。
しかし、オープンキャンパスに行ったとき何もかも違うと思ってしまった。
自分がやりたいと思っていたことが出来そうにも無かったからだ。
これはもう行くしか無い!やりたいと思っているならもうすぐに行ってしまおう!
色々な選択肢を考えた結果、大学4年次を休学という選択した、同期は先生になったり、就職したり、院に進学する中、僕は2014年4月から旅に出ることにした。
目的
旅というのは観光するだけでも良いかもしれないが、個人的にはそれではただの武勇伝作りになってしまうと思う。
僕は観光以外にも自分の旅に何かスパイスを加えたかった。
スペイン語はこの1年である程度マスターすることは前提としつつも、何かボランティア活動のようなものも出来たらいいなと思っていた。
考え抜いた結果、「青年海外協力隊」の人たちを訪ねてみよう!
という考えにたどり着き、旅の3つのテーマとして。
・スペイン語をマスターすること
・青年海外協力隊の隊員さんの活動を見学し、出来れば手伝わせてもらうこと
・中南米の文化や社会を現地人と交流して理解すること
この3つを旅の3本柱とした。
現在
4月に日本を出てから約6ヶ月、現在コロンビアまで南下し11月2日、誕生日を1人迎えた。
時には寂しい時もあるが、旅に出たことを全く後悔していない。
ここまで6ヶ月、僕のスペイン語は飛躍的に向上し、たくさんの協力隊の方々にお会いし、貴重なお話を聞き、素晴らしい経験をさせてもらった。
それぞれの国の現地人とスペイン語を使い交流し、ラテンの文化もかなり理解してきたと自負している。
これらに加えて旅の中で学んだことは"自分"についてだ。
1人旅をすると当たり前だが1人で過ごす時間が長い。とっても。
バスの中でも1人。観光する時も1人(観光は1人の方が好き)。
1人の時間が長いと必然的に頭の中で色々考えることが多くなる。
日本では常にスケジュールに追われ、いつも友達に囲まれて1人で考え込む時間というのはあまりなかった。
その"考える"という時間は有り余るほど今はある。
結果自分というものがより理解出来始めている気がする。
自分は何かものすごい閃きが頭の中で浮かぶわけでもなく、頭の回転が早く賢いわけではない。しかし社交性があり、何かに対して絶え間ない努力が出来て、目標に対してしっかりと突き進むことが出来る。
これがここまでで自分で自分について考えてついた結論だ。
「自分探しの旅」これが僕の旅の名前とも言えるかもしれない。
旅はあと5ヶ月ほど残っている。
安全に気をつけつつも、最大限に旅の中で努力し、自分の人生の中でかけがえの無い旅と思えるように残りの時間もラテンアメリカの中で学び続けたい。
プロフィール:
加藤大介
2012年豊田高専機械科卒、その後名古屋大学文学部英語学専攻に編入。現在4年次を休学中。高専2年次に公益財団法人AFSより1年間アメリカに交換留学。帰国後はAFSの名古屋学生部員として4年間世界各国からの留学生受け入れ、地元の中高生と留学生の交流をはかるサマーキャンプを運営。中学校から大学までバレーボール一筋。
ブログ「Guevaraに憧れて。」: http://pondekumasekai.blog.fc2.com
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